命盤の作り方

星格はどうやって命盤を作るのか

同じ生年月日を別々の命盤サイトに入れると、違う命盤が出てくることがあります。たいていはどちらかが計算を間違えたのではなく、それぞれ採用しているルールが違うだけです。このページでは、星格(セイカク)紫微斗数のルールをすべてお見せします。どの本にもとづいているか、どこがその本と違うか、出生時刻をどう扱うか、そしてまだできないことです。

根拠:『紫微斗数全書』

紫微斗数(しびとすう)には多くの流派があります。星格は、いちばん広く読まれていて、だれでも原文に当たれる古典を基準にしています。『紫微斗数全書』です。

  • 命宮・身宮の配置、主星、六吉星・六煞星:巻二の安星の口訣のとおりです。
  • 輝度(廟・旺・利・陥など):巻二の廟旺表のとおりです。輝度のある星すべてについて、十二支のどこに入った場合も一マスずつ照合しました。この表は自動テストに組み込んであり、プログラムを変えて一マスでも合わなくなれば、公開できない仕組みです。
  • 四化:巻二の四化の口訣のとおりで、こちらも自動テストで固定しています。流派によって違いがいちばん大きいのは戊・庚・壬の3つの年です。星格では、戊年は右弼星が化科、庚年は太陰星が化科、壬年は天府星が化科になります。

『全書』そのものにも、前後で食い違う箇所があります。たとえば巻二の各星の説明と、同じ巻の廟旺表とでは、20か所以上で輝度の書き方が違います。こうした場合、星格は常に廟旺表に従います。

『全書』と違うところ

いくつかの点で、星格は現代の一般的な作り方に合わせています。詳しくは『全書』とはどんな本かの回で説明していて、ここでは要点だけ挙げます。

  • 最初の大限は命宮から始まります。 原文では命宮の隣の宮から始めますが、現代の命盤の多くは命宮から始めていて、星格も同じです。
  • 長生十二神の向きは、陰陽と性別で決まります。 原文は「男性は順行、女性は逆行」ですが、星格では大限と同じ向きに進めます。
  • 閏月は15日で区切ります。 15日までは当月、16日以降は翌月として扱います。原文では閏月をまるごと翌月として扱います。
  • 夜の子の刻は翌日として扱います。 23時以降に生まれた場合、日付は翌日になります。
  • 後の時代に加わった小さな星。 咸池・天才星・天寿星・天厨など、原文の安星の口訣にない星がいくつかあります。星格では一般的な作り方に従って命盤に置いています。

ほかのアプリと見比べたときに違いがいちばん出やすいのは、大限と長生十二神です。たいていは上の最初の2つが原因です。

図解:大限の移り方

サンプルの命盤

この命盤の大限は時計回りに進み、10年ごとに1つ隣の宮へ移ります。

奴僕七殺54–63遷移64–73疾厄廉貞74–83財帛84–93子女破軍94–103夫妻天同104–113兄弟武曲天府114–123命太陽太陰4–13父母貪狼14–23福徳天機巨門24–33現在田宅紫微天相34–43官禄天梁44–5324–33

数え24〜33歳:大限は福徳宮にあり、この10年のテーマはこの宮が決めます。

これはサンプルの命盤です。生年月日を入れると、図があなた自身の命盤に変わります。 命盤を出す ›

出生時刻の補正

紫微斗数は時辰(じしん)という、2時間ごとの区切りを使います。星格は入力された時刻を、次の順番で時辰に変えます。

  1. 入力するのは、生まれたときの時計の時刻です。 出生証明書の時刻も、家族が覚えている時刻も、そのとき壁の時計が指していた時刻です。
  2. その年の時刻制度のずれを差し引きます。 生まれた土地でその日にサマータイムが実施されていた場合、時計は1時間進んでいました。たとえば日本では1948年から1951年の夏にサマータイム(夏時刻)が実施されています。こうした期間に当たる場合、星格は自動で1時間戻し、命盤にそのことを書き添えます。
  3. 時辰に変えます。 たとえば23時〜1時は子の刻、1時〜3時は丑の刻です。

出生時刻が2つの時辰の境目の前後15分以内にある場合、星格は「もう一方の時辰の可能性もあります」とお知らせします。家族に確かめてみるか、両方の命盤を読んでみる価値があります。

何時何分かはわからず、時辰だけ覚えている場合は、時辰を直接選ぶこともできます。その場合、上の補正は行いません。

海外で生まれた場合

紫微斗数の主流のやり方では、生まれた土地の現地の時計の時刻で命盤を作ります。ほかの国の時刻に換算はしません。ニューヨークで朝10時に生まれたなら、朝10時です。

正確な時刻を入力するときに、生まれた国と都市を選べます。星格は、その土地のその年のその日にサマータイムが実施されていたかを調べ、実施されていれば自動で戻して、命盤にそのことを書き添えます。日本の1948〜1951年の夏時刻、中国本土の1986〜1991年、香港、戦時中のアメリカのサマータイムもすべて含まれています。データは国際的に使われているタイムゾーン・データベースにもとづいています。

時計を進める日には、時計の上に一度も現れない1時間があり、時計を戻す日には、同じ1時間が2回あります。出生時刻がちょうどその時間帯に当たる場合、星格はより可能性の高いほうで命盤を作り、もう一方の可能性もお知らせします。

真太陽時:選べますが、初期設定では使いません

流派によっては「真太陽時」を使います。生まれた土地の経度に合わせて、時計の時刻を太陽の実際の位置に直すやり方です。日本標準時の基準は東経135度ですが、東京は東経139.7度なので、太陽の位置は時計よりおよそ19分早く進んでいます。さらに一年の中で変わる均時差を加えると、前後で十数分ほどの差になることもあります。

筋の通った考え方ではありますが、流派によって意見が分かれ、古典もこの方法をとっていません。そのため星格は初期設定では、時計の時刻(時刻制度のずれを差し引いたもの)で命盤を作ります。真太陽時を使いたい場合は、正確な時刻を入力するときに「真太陽時を使う」をオンにして、出生地の都市を選んでください。「その他の地域」を選んだ場合は経度がわからないため、時計の時刻で作り、そのことを命盤に書き添えます。

まだできないこと

  • 出生地のリストには限りがあります。 今のところ、中国語圏の主な地域、日本の12都市(札幌から那覇まで)、海外のよく使われる都市約50か所です。日本国内はどこも同じ時刻制度なので、リストにない日本の町で生まれた人は、「日本」の「その他の都市」を選べばサマータイムの補正は正しくかかります(真太陽時は日本標準時の基準の東経135度で計算されるので、気になる場合はいちばん近い都市を選んでください)。日本以外でリストにない土地は「その他の地域」を選んでください。入力した現地時刻で命盤を作りますが、サマータイムの補正は行いません。生まれたとき現地でサマータイムが実施されていた場合は、先に自分で1時間引いてから入力してください。

このページを書いた理由

命盤を作るのは出発点にすぎません。でも出発点が違っていたら、そのあとどれだけていねいに読んでも意味がありません。ルールを書き出しておけば、星格の命盤をほかのサイトと見比べたときに、違いがどこから来るのかがわかります。星格で読む解読の一文一文も、どの命盤にもとづいているのかをたどれます。

自分の命盤を見たいときは無料で命盤を作れます。紫微斗数を一から知りたいときは講座から始めてください。

よくある質問

星格の命盤が、ほかのサイトと違うのはなぜですか?

よくある理由は3つです。最初の大限がどの宮から始まるか、長生十二神がどちら向きに進むか、23時以降に生まれた場合にどの日として扱うか。サイトによってルールが違うので、命盤にも違いが出ます。星格のルールは『紫微斗数全書』にもとづいていて、『全書』と違う点はすべてこのページに挙げています。

星格はサマータイムを考慮していますか?

はい。生まれた土地でその日にサマータイムが実施されていた場合、星格は自動で時刻を1時間戻し、命盤にそのことを書き添えます。たとえば日本の1948年から1951年の夏に生まれた人も、自動で補正されます。

星格は真太陽時で命盤を作りますか?

初期設定では使いませんが、選ぶことはできます。真太陽時は流派によって意見が分かれ、古典もこの方法をとっていないため、星格は初期設定では時計の時刻(時刻制度のずれを差し引いたもの)で作ります。使いたい場合は、正確な時刻を入力するときに「真太陽時を使う」をオンにして、出生地の都市を選んでください。

海外で生まれても星格で命盤を作れますか?

はい。紫微斗数は生まれた土地の現地時刻で命盤を作るので、換算は必要ありません。ニューヨークで朝10時に生まれたなら、朝10時と入力して、出生地にニューヨークを選んでください。星格が現地のその当時のサマータイムを自動で補正します。

ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。

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