観音みくじ百首
第64番
譬えば金鱗の碧漪に放たるるがごとし
暗に羅網の四辺に囲むに遭う
思量するも計の身を翻して出づる無く
命は泉関に到りて苦だ独り悲しむ
譬えば金鱗の碧漪に放たるるがごとし
暗に羅網の四辺に囲むに遭う
思量するも計の身を翻して出づる無く
命は泉関に到りて苦だ独り悲しむ
澄んだ水で自由に泳いでいた金の魚が、いつの間にか四方を網に囲まれ、抜け出す手立てもなく一人で悲しむ。籤はそんな重い絵を使っています。今の暮らしに置き換えると、気づいていないしがらみやリスクに目を向けなさい、ということです。いまは深みへ進まず、安定を優先しましょう。今週は不安なことを信頼できる人に話してみてください。
引いたときに思い浮かべていた問いを思い出し、詩のイメージと重なるところを探してみてください。おみくじが語るのはタイミングと心構えで、結果が決まっているわけではありません。ヒントとして受けとめ、決めるのはあなた自身です。
おみくじは民間信仰の一部で、ここに書いたのは現代の参考としての読み方です。