疾厄宮の化忌が十二宮に入る:飛星派は各ラインをどう読むか
疾厄宮の化忌が十二宮に入るとき、それぞれの線はどう読まれるのでしょうか。飛星派の算法では、まず疾厄宮自身の宮干を出し、その干から出る化忌星がどの宮に座るかを見て、ストレスと感情への気がかりがその宮へ流れると読みます。化忌星が疾厄宮自身に戻る場合は、疾厄宮の自化忌と呼びます。十二の落点にそれぞれ1本の線があり、命宮から父母宮まで読み進めます。『紫微斗数全書』には宮干による飛化はなく、以下はすべて飛星派の読み方です。扱うのは心の力がどこへ向かうかであり、状態への判定ではありません。
目次
疾厄宮の宮干はどう決まり、化忌星はどの星か
疾厄宮の宮干は、生まれ年の天干と疾厄宮のある地支から決まります(五虎遁)。各天干はちょうど1つずつ化忌星を出します。甲は太陽、乙は太陰、丙は廉貞、丁は巨門、戊は天機、己は文曲、庚は天同、辛は文昌、壬は武曲、癸は貪狼で、10種がそれぞれ約10%ずつです。落点に主星がない場合、座る化忌星は必ず文昌か文曲になります。
命盤数は262,980枚で、1950年から2009年まで、毎日・毎時辰を並べたものです。1枚の盤に落点は1か所だけで、12本の線を合わせるとちょうどこの数になり、各線は8.0%から8.7%を占め、差は大きくありません。輝度と同坐の主星は抽出調査(7日おきに1日を取り、計37,572枚)で算出しました。化忌星が主星のとき、輝度は2つのグループに分かれます。命宮・夫妻宮・財帛宮・遷移宮・官禄宮・福徳宮に落ちるものは、廟・旺が約40%、陥が約16%から17%です。兄弟宮・子女宮・奴僕宮(星格では交友宮)・父母宮・田宅宮と自化に落ちるものは、廟・旺が約46%から51%、陥が約10%から12%です。
疾厄宮は何をつかさどるか、忌入・忌沖・自化をどう読むか
星格の疾厄宮は体質をつかさどるとともに、ストレスに向き合い気持ちを落ち着ける方法もつかさどります。このページが読むのは後者だけです。飛星派には「祿隨忌走」(訳:禄は忌に随って走る)という言い方があり、化忌星が飛んだ先へ、疾厄宮の心の力と気がかりが流れます。さらに忌沖の規則があり、化忌がある宮に入ると、その力は同時に対宮にも及びます。そのため各線は、落点のほかに向かい側の宮も見ます。自化忌は違います。化忌星が疾厄宮にそのまま座るので、星格では、この宮のことは来るのも早く散るのも早い、という言い方をし、沖とは書きません。「忌」の読み方は流派によって異なり、負い目・執着・気がかり・しまい込みなどと読めますが、各段では最もよく見られる読みを1つ採ります。
疾厄宮の各段で借りる化忌星の句と明暗
それぞれの化忌星の味わいは、星格の命宮化忌の句を言い換えて借りています。太陽化忌は疲れを隠す、天機化忌は何度も考え直す、巨門化忌は言葉を飲み込む、貪狼化忌は自分は足りないと感じる、天同化忌は場の雰囲気を優先して自分の必要を後回しにする、廉貞化忌は原則が強く張り合いたがる、太陰化忌は感受をとても深く収める、というものです。これらはもともと、生年化忌が命宮に座る人を形容した句です。ここでは気がかりの質感を形容するためだけに使い、武曲・文昌・文曲は借りません。化忌星の明暗について、星格に固定の読み方はなく、各段に出てくるのは一部の先生の説です。
十二のライン
疾厄宮の化忌が命宮に入る · 疾厄宮の化忌が兄弟宮に入る · 疾厄宮の化忌が夫妻宮に入る · 疾厄宮の化忌が子女宮に入る · 疾厄宮の化忌が財帛宮に入る · 疾厄宮の自化忌 · 疾厄宮の化忌が遷移宮に入る · 疾厄宮の化忌が奴僕宮に入る · 疾厄宮の化忌が官禄宮に入る · 疾厄宮の化忌が田宅宮に入る · 疾厄宮の化忌が福徳宮に入る · 疾厄宮の化忌が父母宮に入る
疾厄宮の化忌が命宮に入る
ストレスや感情が外に出口を探さず、そのまま「你這個人」(訳:あなたという人)の上に落ちるため、調子の良し悪しが自分への評価になりやすい。この線は、飛星派でいう疾厄宮の化忌が命宮に入る形です。
疾厄宮の忌が命宮に戻る:調子が悪いとき、なぜまず自分を責めるのか
物事が行き詰まると、最初に浮かぶのは「我是不是哪裡不夠好」(訳:自分はどこか足りないのではないか)という考えです。気持ちが沈む日は、小さな決断にまで自信が持てなくなります。誰かの気遣いの一言が、評価として聞こえます。ストレスが外に出口を見つけず、そのままあなた自身に落ちるのです。良い点は、自分が無理をしていることに早く気づき、振り返って自分を整える気持ちも持ちやすいことです。
飛星派の忌沖の規則はここでも成り立ちます。化忌が命宮に入ると、力は同時に対宮の遷移宮にも及ぶので、この自分への厳しさは、慣れない場や外出先の場面で大きくなりがちです。命宮の化忌が疾厄宮に入る線とは分けて読んでください。あちらは、自分への気にかけがストレスへ流れる線で、こちらは、ストレスが戻ってきて自分を定義してしまう線です。
疾厄の忌を命宮に受ける盤:10種の化忌星はそれぞれ約1割
命宮に落ちる疾厄の忌は21,816枚で、約8.3%です。10種の化忌星はそれぞれ約10%で、天同・太陰は約10.9%、太陽は約8.5%、最高と最低の差は2ポイント強ですから、順位をつけるほどではありません。抽出調査では、命宮に貪狼1星だけが座るものが約12%で、単独座守の組み合わせとしてはいちばん多く、天機の単独座守が約8.5%です。命宮に主星がないものは約2.8%しかなく、空宮に落ちる化忌星は文昌か文曲だけです。普通は十二のマスのうち空宮が約6分の1ですから、ここではずっと少なくなります。
味わいは星格の命宮化忌の句を借りて言い換えると、巨門化忌は言葉が口まで出かかって飲み込み、心の中で自分と議論するような感じ、天同化忌は先に場の雰囲気を整えて自分の必要を後ろに回すような感じです。化忌星の明暗の読み方は星格には書かれていませんが、明るいときは引き受けられる真面目さ、暗いときは胸にこもる形になる、と言う先生がいます。
疾厄の忌が命宮に入ったら、「今天的狀態」(訳:今日の調子)と「我這個人」(訳:私という人)を分けて話す
実用的なのは、文を分けることです。気持ちがずんと沈んだら、まず事実の半分を書き出します。たとえば「這兩週事情多,我繃得很緊」(訳:この2週間は用事が多くて、とても張りつめている)のように書き、いきなり「我不行」(訳:自分はだめだ)へ飛ばないでください。そのうえで、友人が同じ目に遭ったら自分は何と評価するだろう、と問いかけます。
出かける前に、信頼できる人に「我今天狀態普通」(訳:今日は調子が普通)と先に言っておくと、期待を少し下げられます。この線が語るのは心の力がどこへ向かうかであり、性格の判定ではありません。この盤の基調は、主星と三方四正です。
疾厄宮の化忌が兄弟宮に入る
飛星派の見方では、疾厄宮の忌が兄弟宮に飛ぶとは、あなたがストレスを消化し気持ちを落ち着ける方法が、きょうだいや同世代の人へ回り込む、ということです。きょうだい、同級生、同期の調子が、あなた自身の気分を動かしがちです。
兄弟宮が疾厄の忌を受ける:同世代の気持ちを、なぜあなたも背負うのか
星格の兄弟宮は、きょうだいの縁と同世代との付き合いをつかさどり、同じ立場の人との協力や張り合いも含みます。場面はこんな感じです。きょうだいがグループチャットで沈んだ口調だと、本人よりあなたのほうが気にかけます。同期が上司にきついことを言われると、あなたが一日中その人のためにつらくなります。自分の気分が悪いとき、真っ先に話したくなるのもこの人たちです。きょうだいがいない場合は、長く付き合いのある同世代の人として読みます。
兄弟宮を手元で回す現金と見るのは、一部の飛星派の先生の延長で、そのときはこの線を「手頭緊的時候,壓力特別明顯」(訳:手元が苦しいとき、ストレスが特に目立つ)と読みます。星格の宮位のページにこの層はないので、参考にとどめます。
兄弟宮の側:太陰化忌と太陽化忌では味わいが違う
きょうだいの側が受ける盤は22,385枚で、約8.5%です。10種の化忌星の割合は、武曲化忌の9.0%から太陰化忌の11.3%までで、高低差は2ポイント強です。この線の化忌星は明るめで、冒頭で述べた輝度が高いほうのグループに入ります。兄弟宮に主星が座る盤では、2割前後に太陰が同宮し、太陽は約16%です。
星格の命宮化忌の句を借りて形容すると(言い換え)、太陰化忌は感受をとても深く隠し、気持ちにつられやすく、太陽化忌は人の世話をするのが習慣で、自分の疲れを口にしません。きょうだいの間に置くと、人の気持ちを気にかけるばかりで、自分の疲れはあまり話さない、という形になります。
忌沖で奴僕宮(星格では交友宮)に及ぶとき、同世代と分け合いつつ自分の境界も残す
化忌が兄弟宮に入ると、忌沖の算法では向かい側の交友宮に及びます。平たく言えば、きょうだいや同世代のことが友人関係や同僚関係へあふれ出しやすく、何でも手伝いたくなって、最後には両方が疲れてしまう、ということです。
使い方としては、きょうだいや同世代の人と一緒に何かを背負う前に、それぞれどこまで分担できるかを先に話しておきます。相手が愚痴をこぼしたら、「你現在要的是我聽你說,還是要我做點什麼」(訳:今ほしいのは、私が聞くこと? それとも何かすること?)とまず尋ねてみて、毎回すぐ解決しに走らなくてかまいません。自分の気分が悪いときも、話を聞いてくれて、しかもあなたが世話をしなくてよい人を1人見つけておきます。この線はきょうだいの縁を語るものではなく、あなたの心の力がよく向かう先を知らせるだけです。
疾厄宮の化忌が夫妻宮に入る
疾厄宮の化忌が夫妻宮に入る形は、ストレスと感情の出口が恋愛の中に置かれる、と読まれがちです。疲れたときにいちばん近づきたいのは相手で、相手の反応があなたの気分をいちばん左右します。まだパートナーがいない場合は、親密な関係への期待として読んでください。
ストレスを家に持ち帰る:疾厄宮の忌が夫妻宮に飛ぶ
星格の夫妻宮は、恋愛の中でどう付き合うか、そして相手のどこを大切にするかを見ます。場面はごく日常的です。外で一日踏ん張って、家に帰ってやっと肩の力を抜く。相手の口調ひとつで、その夜の気分が変わる。もとは仕事の話だったのに、話すうちに「你到底有沒有在聽」(訳:あなたは本当に聞いているの)になる、といった具合です。
これがいちばんよく見られる読みです。もう1つの流派は、忌を「欠」(訳:負い目)と読み、調子が悪い自分が相手の負担になっていると感じて、申し訳なさを抱える形にします(この読みは星格では採用していません)。どちらも同じことを言っています。関係が、ストレスを下ろす場所であり、感情がいちばん大きくなりやすい場所でもある、ということです。
夫妻宮の側:巨門化忌と貪狼化忌がやや多く、陥は約17%
夫妻宮が受ける化忌は21,953枚で、約8.3%です。巨門化忌が約11.5%、貪狼化忌が約11.2%、太陰化忌が約8.8%で、高低差は3ポイントに届きません。輝度は暗めのグループです。夫妻宮に貪狼1星だけが座るものが約13%で、単独座守の巨門より4ポイント強多くなります。単独か双星かを問わなければ、巨門がいるものが約22%、貪狼が約19%です。
命宮化忌の描写から借りた2つの句があります(もとは生年四化の話です)。貪狼化忌は、欲しいものが多いのに自分は足りないとよく感じるので、恋愛では期待が具体的で、好かれないことを恐れる形になります。巨門化忌は、言葉が口まで出かかって飲み込み、「我今天很累」(訳:今日はとても疲れた)と言いたいのに言えません。
官禄宮に及ぶ感情を、家に帰ってからどう切り出すか
飛星派は、化忌が夫妻宮に入ると向かい側の官禄宮に及ぶと言います。恋愛の中の感情と、仕事のストレスが、互いに入り交じりやすいということです。
実際には、家に帰ったらまず相手に「我需要十分鐘不被問」(訳:10分だけ、何も聞かれずにいたい)、あるいは「我需要你聽,不用給建議」(訳:聞いてほしい、アドバイスはいらない)と伝えます。ほしいものを一言にして言えば、相手は受け止められます。仕事のことはできるだけその日のうちに話し終え、翌日の話題に持ち込まないようにします。パートナーがいなければ、この方法は最も親しい人に置き換えられます。この線は恋愛がうまくいくかどうかを判断するものではなく、ストレスがどこに出口を探すかを描くものです。
疾厄宮の化忌が子女宮に入る
疾厄宮の化忌が子女宮に入るとは、ストレスや感情を消化する方法が、あなたが育てている人とつながっている、ということです。子ども、生徒、部下、年下の人の調子が、あなたの気分を動かします。子どもがいない人にも成り立ち、その場合は、あなたが世話をしている人や、育てていることがらを見ます。
子女宮が疾厄の忌を受ける:育てている人の調子が変わると、気分も変わる
星格の子女宮は、子どもとの縁をつかさどり、あなたが育てている人、つまり生徒・部下・年下の人も見ます。場面はこんな感じです。生徒の成績が悪いと、本人よりあなたのほうが緊張します。新人が問題を起こすと、その晩ずっと、自分の教え方のどこが悪かったかを思い返します。子どもの気分が沈むと、あなたの気分も沈みます。
この連動には良い面があります。人の状態をよく感じ取れて、人を育てるのが細やかなのです。もう1つの読みは人ではなく責任を見ます。化忌星が、「照顧好他們」(訳:彼らをちゃんと世話すること)を自分が必ず果たすべきことにして、そのためストレスが重くなる、というものです。
子女宮の側:巨門化忌がやや多く、輝度は高め
子女宮に落ちる盤は22,393枚で、約8.5%です。巨門化忌がやや多く約12.6%で、これは疾厄宮の天干が丁のときだけ出ます。2番目は廉貞化忌の約10.6%、太陰化忌が約9.3%です。輝度は高めで、化忌星は明るく座るものが多く、子女宮が太陰の単独座守のものは約8%、太陽の単独座守は約7.5%です。
出どころは命宮化忌のページ(生年四化の話)で、ここでは2つの句を借ります。巨門化忌は、正したいけれど相手を傷つけるのが怖くて、言葉を心の中で長く推敲します。廉貞化忌は、原則が硬く感情も濃くて、人とも自分ともよく意地を張り、育てている人への要求も高くなります。
田宅宮が沖される:家の雰囲気と育てている人を、あわせて見る
化忌星が子女宮に落ちると、真向かいの田宅宮が沖されます。田宅宮が見るのは家庭環境と心の落ち着きです。平たく言うと、人を育てるストレスは家に持ち帰られ、家の雰囲気も逆に人を育てるときの辛抱に影響します。
使い方としては、子どもや年下の人と話すとき、まず自分が見た事実を言い、そのあと自分の気持ちを言います。たとえば「這週交的東西少了,我有點擔心」(訳:今週は提出したものが少なくて、少し心配している)のように話し、期待を一度に全部ぶつけないでください。自分が張りつめそうだと感じたら、先に「這件事我也沒把握」(訳:このことは私にも自信がない)と認めるほうが、急いで答えを出すより相手が口を開きやすくなります。この線が語るのは心の力であり、あなたと子どもとの関係を評価するものではありません。
疾厄宮の化忌が財帛宮に入る
ストレスや感情が見つけた出口がお金で、気分が悪いときに使ったり計算したりする、あるいはお金の話になると気持ちが沈む。これが、疾厄宮の化忌が財帛宮に入る形の、飛星派でよく見られる読みです。ここで扱うのは感情とお金のつながりだけで、収入の多少は扱いません。
気分とお金が絡み合う:財帛宮が疾厄の忌を受ける
星格の財帛宮は、稼ぎ方・使い方と、お金に対する態度を見ます。場面はこんな感じです。ストレスの大きい金曜の夜に、買うつもりのなかった物を1つ余分に買う。気分が重いとき、口座の残高を何度も見返す。機嫌のよいときは気前よく使い、落ち込んでいるときは何にも手を出せない。
もう1つの読みは逆向きです。お金で憂さを晴らすのではなく、お金が自分は「撐得住」(訳:持ちこたえられる)かどうかを測る物差しになっている、というものです。帳簿が安定していれば、気持ちも安定します。どちらの読みも、あなたのお金が増えるか減るかを言っているのではなく、感情とお金の距離がとても近いことを言っているだけです。
財帛宮の側:10種の化忌星はほぼ均等
全盤のうち約8.7%にこの線があり(22,753枚)、12本のうちでいちばん多く、いちばん少ない福徳宮(8.0%)とは0.65ポイントしか違いません。化忌星は10種すべてがあり、9.2%から10.8%の間で、差は2ポイントに届きません。財帛宮に主星が1つだけ座るとき、貪狼が約11%、巨門が約9%です。輝度は暗めのグループです。
味わいは、命宮化忌の句を借りて考えられます(もとは生年四化の言い方で、言い換えています)。太陽化忌は人の世話をするのが習慣で、自分の疲れは口にしません。お金に置き換えると、先を争って会計を持ち、疲れても言わない形になります。貪狼化忌は欲しいものが多いのに、自分はまだ足りないとよく感じ、買い物が、ときに「夠好」(訳:十分だ)という感覚を埋めるためになります。
福徳宮の心地よさ:お金を使ったあとの気持ちを、前もって自分に問う
化忌が財帛宮に落ちると、対宮の福徳宮も引っ張られます。福徳宮は精神生活と心が心地よいかどうかをつかさどるので、お金を使ったあとの気持ちが、あなたの心地よさに跳ね返ります。
こうしてみてください。計画にないお金を使いたくなったら、先に自分に「我是想要這個東西,還是想要一點好心情」(訳:私はこの物がほしいのか、それとも少し良い気分がほしいのか)と問います。どちらの答えにも正直になってから、買うかどうかを決めます。もう1つは、気分のために自由に使える小さな枠を別に取っておくことです。額は自分で決めてよく、そこで使うなら後ろめたさは要りません。この線は感情とお金の連動を知らせる注意書きであり、あなたが使いすぎる、と言うものではありません。
疾厄宮の自化忌
疾厄宮の自化忌とは、疾厄宮の宮干から出る化忌星が、ちょうど疾厄宮に座っていることです。ストレスや感情の考えがよそへ飛ばず、あなた自身のこのマスの中でぐるぐる回ります。星格の自化の言い方は「來得快、散得快」(訳:来るのも早く、散るのも早い)で、ずっと詰まっているという意味ではありません。
疾厄宮の自化忌とは:化忌星が自分の家に座る
算法は3ステップです。まず生まれ年の天干から疾厄宮の天干を出します。次にその天干で四化表を引き、化忌になる星を探します。最後に、その星がちょうど疾厄宮に座っているかを見ます。座っていれば、盤に ↻ を描き、飛星派では離心自化(外向きの自化)と呼びます。
場面はこんな感じです。小さなことが頭の中で転がり出し、急に全身が疲れたように感じて、しばらくするとなぜか緩む。自化は来るのも早く散るのも早いので、この線が描くのは感情の起伏のリズムで、長く詰まっていることではありません。自化を「留不住」(訳:とどめておけない)と読む先生もいます。ストレスが散っても、次の波がまた戻ってくる、という読みです。星格はもう少し中立の言い方を採っており、ここでは星格に従います。
疾厄宮自化忌の盤:巨門化忌と太陽化忌がやや多い
自化忌の盤は21,958枚で、約8.3%です。化忌星の分布は他のいくつかの線より不均等で、疾厄宮の天干が丁、疾厄宮に座る巨門化忌が約12.2%、天干が甲の太陽化忌が約11.2%、天干が乙の太陰化忌は約8.1%しかなく、最高と最低の差は4ポイント前後です。約2割が文昌・文曲の自化です。疾厄宮に主星がない場合(約4%)、そこに座って化忌になるのはこの2星のどちらかだけです。化忌星が主星である盤では、廟・旺が約48%、落陥が約1割で、輝度が高いほうのグループです。
次の2つの句も、命宮化忌の描写から借りています(そのページは生年四化の話で、ここでは言い換えています)。巨門化忌は、言葉が口まで出かかって飲み込み、心の中で自分と議論するような感じ、太陽化忌は人の世話をするのが習慣で、自分の疲れを口にしません。星が疾厄宮に座っているので、この2つの句は、ストレスが心の中にどう残されるかをほぼそのまま描いています。
疾厄宮自化忌のメモ:考えが止まらないときは、締めの一文を書く
自化は散るのが早いのですから、無理に考えを押さえつける必要はなく、むしろ句点を打ってあげるのが実用的です。1つのことが頭の中で回り続けるときは、「這件事我先做到這裡」(訳:この件は、ここまでにする)のような締めの一文を書き、書けたら提出済みとします。ストレスが大きくて誰かに話したくなったら、あなたが気を遣わなくてよく、急いでアドバイスもしない人を選びます。話し終えたほうが、自分で3周回すより早く手放せることが多いものです。
この線を読むときは、描いているのはリズムであり、性格の判定ではないことを忘れないでください。この盤の基調は、主星と三方四正です。自分の感情の出入りが早いとは感じないなら、この線を無理に当てはめなくてかまいません。
疾厄宮の化忌が遷移宮に入る
疾厄宮の化忌星が遷移宮に飛ぶと、飛星派ではこれを「忌沖命宮」(訳:化忌が命宮を沖する)と呼びます。遷移宮の真向かいは命宮なので、この線は、ストレスが外の場で積もり、あとであなた自身に落ちてくる、と読まれがちです。
外では踏ん張り、自分に戻って初めて疲れる:疾厄宮の忌が遷移宮に入る
星格では、遷移宮は慣れた輪を出たあとの対応をつかさどります。外出、人付き合いの場、そしてチャンスがどこから来るかです。場面はこんな感じです。付き合いの席、出張、見知らぬ人と向き合う場では、とてもよく踏ん張る。場が散ってから、全身が空っぽだと気づく。この空っぽは、その場で出るとは限らず、住まいに帰ってドアを閉めてから浮かんでくることが多いものです。人の中でいちばん張りつめ、1人になって初めて緩む、ということもあります。
もう1つの読みは疲れではなく敏感さを語ります。外の雰囲気や人の顔色が、慣れた場所よりも心に入りやすい、というものです。
遷移宮の側:10種の化忌星の差は大きくない
遷移宮が受ける化忌は21,919枚で、約8.3%です。割合は、貪狼化忌・武曲化忌の9.5%から、太陽化忌の11.5%までで、高低差は約2ポイントです。遷移宮の主星が単独座守のとき、貪狼がいちばん多く(約11%)、巨門の単独座守は約8%です。この線の輝度は暗めです。
命宮化忌の描写でたとえてみます。ただし、そのページが語るのは生年四化です。太陽化忌は、場で笑って全体を支え、疲れを後ろに隠すような感じ、天機化忌は、出かける前にあらゆる場合を先に推し量り、細かいほど動けなくなるような感じです。
出かける前に、離れ方を決めておく(忌沖命宮のあとで)
化忌が命宮を沖するので、外のストレスは、あなたが自分をどう感じるかに跳ね返ります。
使い方としては、場を支えなければならない集まりや予定に行く前に、「我待到什麼時候、哪種話題我可以不接」(訳:何時までいるか、どんな話題には乗らなくてよいか)を先に決め、離れ方をあらかじめ伝えておきます。そうすれば場で無理をしなくて済みます。終わったあとは、信頼できる人にその日いちばん疲れた場面を話すほうが、1人で思い返すより早く手放せます。長く出張が続く人や新しい環境に移る人は、慣れるまでに時間が要ることを、周りの人に先に伝えておくのもよいでしょう。この線は、外の場があなたに不利だと言うのではなく、あなたの心の力がここでより多く使われると知らせるだけです。
疾厄宮の化忌が奴僕宮に入る
友人・同僚・部下の雰囲気があなたの気分を左右する。疾厄宮の忌が奴僕宮(星格では交友宮)に飛ぶと、飛星派の読みでは、ストレスと感情の消化が、横並びの人間関係の輪とつながります。この宮は古書では奴僕宮と呼ばれます。
同僚や友人の顔色があなたの天気になる:交友宮が疾厄の忌を受ける
星格の交友宮は、友人・同僚・部下のような横並びの関係を含み、チームを率いるスタイルもここで見ます。場面はこんな感じです。同僚の顔が曇ると、一日中その理由を推し量る。友人の返信が遅いと、心の中で理由をいくつも作る。チームの雰囲気が変だと、誰よりも先にそれを感じる。
良い点は、あなたが鋭敏で、人の中で状況に先に気づけることです。もう1つの読みは逆向きで、友人を感情の出口にしている、というものです。友人と話し終えたときがいちばん緩むので、友人の輪の質が、そのままあなたの気分に影響します。
交友宮の側:21,537枚、明るいものが多い
交友宮の側には21,537枚の盤があり、約8.2%です。廉貞化忌が前のほう(約11.0%)、巨門化忌が最後尾(約8.6%)で、間の差は2ポイント強です。輝度は高めで、化忌星は明るく座るものが多くなります。交友宮に太陰か太陽が単独で座る盤は、それぞれ約8%です。
命宮化忌の描写が語るのは生年四化で、飛星派そのものの言い方ではありませんが、ここでは味わいを形容するために借ります。廉貞化忌は原則が硬く感情も濃いので、同僚への基準が高くなります。天同化忌は先に場の雰囲気を整えるので、友人の集まりではいつもあなたが合わせる側で、自分の必要は後ろに回ります。
友人の輪と兄弟宮のきょうだいの輪に、本音を言える人を1人ずつ残す
忌沖の言い方では、化忌が交友宮に入ると、向かい側の兄弟宮に及びます。同世代やきょうだいのことが友人の輪と絡み合いやすく、あるグループの感情が別のグループに持ち込まれます。
使い方としては、友人や同僚の前でいつも雰囲気を気にしているなら、毎回小さなことを1つ選んで本音を言ってみます。たとえば「這個時間我不方便」(訳:この時間は都合が悪い)です。チームの中で気持ちが引っ張られたときは、先に自分に「這是我的感受,還是現場的感受」(訳:これは私の感じていることか、それとも場の感じていることか)と問います。さらに、同じ輪にいない人を1、2人見つけて本音を話すと、ストレスが同じ人たちに回り戻らなくなります。この線が語るのは心の向かう先であり、人望の採点ではありません。
疾厄宮の化忌が官禄宮に入る
疾厄宮の化忌が官禄宮に入る形は、ストレスと感情の出口が仕事に置かれ、仕事の状態がまた親しい関係を動かす、と読まれがちです。化忌星が官禄宮に落ちると、同時に向かい側の夫妻宮にも及ぶので、飛星派では「忌沖夫妻」(訳:化忌が夫妻宮を沖する)とも呼びます。
忙しくなって初めて落ち着く:疾厄宮の忌が官禄宮に飛ぶ
星格の官禄宮は、仕事・キャリアがどう展開するかを見ます。場面はこんな感じです。気分が悪いとき、仕事に没頭することを選ぶ。用事が増えるとかえって方向が見える。本当に暇になると心が落ち着かず、何かしていなければと感じる。
もう1つの読みは逆向きです。仕事の順調さがそのまま気分を決め、成果が良いときは全身が明るくなり、否定されると気分もいっしょに沈みます。2つの読みに共通するのは、仕事が感情を処理するおもな場になっている、ということです。
官禄宮の側:武曲化忌がやや多く、廟・旺は約4割だけ
官禄宮に落ちる化忌は21,774枚で、約8.3%です。武曲化忌が約11.3%、巨門化忌が約8.6%で、高低差は3ポイント近くあります。輝度は暗めのグループで、廟・旺が約40%です。官禄宮の単独座守の主星は貪狼が先頭(約12%)で、天同が約8%、差は約4ポイントです。
星格の命宮化忌の描写を借りて形容します(形容のために借りているだけです)。廉貞化忌は原則が硬く張り合いたがるので、仕事の基準に自分がまず耐えられなくなります。天機化忌は一歩一歩を何度も考え直し、仕事のことを頭の中で何度もリハーサルします。化忌星の明暗の読み方は星格にはありませんが、明るいときはストレスをやる気に変えるようで、暗いときは仕事で気持ちを覆うようだ、と言う先生がいます。
夫妻宮の側:仕事の感情を、すべて家に持ち帰らなくてよい
化忌星が官禄宮に入ると、向かい側の夫妻宮もいっしょに沖されます。そのため、仕事の中の感情は、親しい人との付き合いに延びやすくなります。
使い方としては、退勤前に、今日どこで詰まったか、明日はどれから手をつけるかを一言で自分に言い渡し、考えの束を丸ごと家に持ち帰らないようにします。帰宅したら、親しい人に先に「我不是對你不耐煩,是工作還在我腦子裡」(訳:あなたにいらだっているのではなく、仕事がまだ頭の中にあるの)と説明すれば、相手はあなたの沈黙を自分への当てつけと受け取りません。休むときは、成績を問われないことを1つ選んでやり、頭を一時的に採点から離します。この線は、あなたの仕事や恋愛がどうなるかを言うものではなく、心の力の流れを描くだけです。
疾厄宮の化忌が田宅宮に入る
飛星派が疾厄宮の化忌が田宅宮に入ると読むときは、ストレスを担い、感情を処理する場所が「家」だという意味です。外で踏ん張った力を住まいに帰って初めて下ろし、家の雰囲気があなたの気分を動かします。
家に帰って初めて下ろせ、家でいちばん緩められない:田宅宮が疾厄の忌を受ける
星格では、田宅宮は不動産と家庭環境をつかさどり、心が落ち着けるかどうかもここで見ます。場面はこんな感じです。玄関を入って初めて全身が緩んだと感じる。ところが家の中の小さなこと、たとえば物の置き方や家族の口調が、特に気になる。住まいが散らかると、気分も散らかる。
田宅宮を安心感の土台と見る層は、飛星派の先生の延長から来ています。そのときこの線は「安全感不夠穩的時候,壓力特別明顯」(訳:安心感が十分安定していないとき、ストレスが特に目立つ)と読まれます。星格の宮位のページにはこのような書き方はなく、参考にとどめます。
田宅宮の側:武曲化忌が多め、巨門化忌が少なめ
田宅宮が受ける化忌は21,726枚で、約8.3%です。武曲化忌が約11.6%、巨門化忌が約7.5%で、両端の差は4ポイント余りあり、12本の線の中でいちばん開いています。残りの8星は8.6%から10.9%の間です。輝度は高めです。田宅宮が太陽の単独座守のものは約8%、太陰の単独座守は約7%です。
星格の命宮化忌の描写を借ります(そのくだりが書いているのは生年四化で、ここでは言い換えています)。太陰化忌は感受をとても深く隠すので、まず自分の置き場所を覚える必要があります。貪狼化忌は欲しいものが多いのに自分はまだ足りないとよく感じるので、家では、住まいを「夠好」(訳:十分だ)という状態にしてやっと安心したくなります。
子女宮が沖されるとき、家にほっと緩められる一角をつくる
化忌が田宅宮に入ると、沖されるのは対宮の子女宮です。家の雰囲気と、あなたが育てている人、たとえば子どもや年下の人とが、互いに引っ張り合います。
使い方としては、家に「不談待辦事項」(訳:やるべきことの話をしない)一角を残します。同居の人と、帰宅後はまだ話さない話題を約束します。家のことを誰が何を担当するかは、推測に頼らず、リストにして書きます。人を育てるストレスが大きすぎるときは、外で爆発するのを待たず、先に家で言葉にします。同居の人がいるなら、玄関を入るとき先に「我需要一點緩衝」(訳:少し緩衝の時間がほしい)と言っておくほうが、相手にあなたの感情を推し量らせるより楽です。この線が語るのは心の力の行き先であり、あなたの住環境を評価するものではありません。
疾厄宮の化忌が福徳宮に入る
疾厄宮の化忌が福徳宮に入る形は、おおむね、ストレスと感情が心の奥に沈み、口にしない心事になり、趣味や休んでいるときの気持ちまでそれに占められやすい、と読まれます。
心事が福徳宮に沈む:くつろごうとしても、考えが回り続ける
星格では、福徳宮は精神生活と趣味をつかさどり、心が心地よいかどうかもこの宮に属します。場面はこんな感じです。やっと時間ができて好きなことをするのに、頭は先ほど片づかなかったストレスのことを考えている。周りの人には元気に見えても、自分では心の一部が緩んでいないと知っている。この心事は、たいてい大きなことではなく、締めくくられていない小さなことが1つずつ積み上がったものです。
もう1つの読みは、比較的前向きです。福徳宮の忌は「很會自己消化」(訳:自分で消化するのがとてもうまい)ことだ、と言う先生がいます。ストレスを趣味や1人の時間にしまい込み、ゆっくり沈殿させるのです。2つの読みはどちらも、感情が心の奥深くに住んでいて、外に向かって爆発するわけではない、と言っています。
福徳宮の側:貪狼の単独座守がやや多く、明暗の差は大きくない
福徳宮の側は21,049枚だけで、8.0%、12本のうちでいちばん少なくなります。天機化忌が約11.3%、巨門化忌が約8.5%で、両端は2.8ポイント開いています。この線の輝度は暗めです。福徳宮に貪狼が単独で座るものが約12%、天機が約8%です。
命宮化忌の描写から借りています。もとは生年四化の話です。天機化忌は、休んでいるときでさえ次の一手を計画します。太陰化忌は感受を深く収めるので、うれしさも落ち込みも心にしまい込まれ、周りの人にはあまり見えません。
財帛宮からの注意:心事に出口をつくる、お金を使って無理に支えない
化忌が福徳宮に落ちると、真向かいの財帛宮も同じく沖されます。心が落ち着かないとき、お金を使ったり計算したりする習慣に表れやすくなります。
使い方としては、大切なのは心事に出口をつくることです。手放せないことを3行で書きます。何が起きたか、何を心配しているか、今できることは何か、です。好きなことは、成果が出るまでやる必要はなく、ただ楽しめば足ります。考えすぎだと感じたら、話題の違う友人に話してみます。この線が描くのは心の中の向きであり、あなたが幸せかどうかを判断するものではありません。
疾厄宮の化忌が父母宮に入る
飛星派では、疾厄宮の忌が父母宮に飛ぶ形を「忌沖疾厄」(訳:化忌が疾厄宮を沖する)と呼びます。化忌星が向かい側の父母宮に落ち、疾厄宮自身へ沖し返すので、あなたのストレスと感情が、目上の人・上司・ルール・評価とつながり、しかも戻ってきてあなたの上に落ちる、と読まれがちです。
見られているストレス:疾厄宮の忌が父母宮に入ると、なぜ忌沖疾厄と言うのか
星格では、父母宮は目上の人との縁をつかさどり、権威や制度とどう付き合うかもその中に入ります。疾厄宮と父母宮はちょうど向かい合っているので、疾厄の化忌星が向かい側へ飛ぶと、飛星派では、それが疾厄宮自身へ再び沖し返すと言います。ストレスが一周して戻ってくるわけです。
場面はこんな感じです。上司に「再看看」(訳:もう少し見てみよう)と言われ、あとで一日中自己反省する。目上の人の期待は口に出されていないのに、求められている気がする。評価や審査の前に、心が特に張りつめる。飛星派の先生の中には、父母宮を名分・書類・試験とも見る延長があり、そのときこの線は「被審核的場合特別有壓力」(訳:審査される場面で特にストレスがかかる)と読まれます。
父母宮の側:太陰化忌がやや多く、明るいものが多い
父母宮が受ける化忌は21,717枚で、約8.3%です。太陰化忌が約11.6%です。太陽化忌・巨門化忌・廉貞化忌の3星が並んでいちばん少なく、各約8.9%で、太陰化忌とは3ポイント近く差があります。輝度は高めで、太陰が単独で座る父母宮は約9%、太陽の単独座守は約6.5%です。
命宮化忌のページが書いているのは生年四化です。ここでは2つの句を借りて形容します。巨門化忌は言葉が口まで出かかって飲み込むので、上司や目上の人の前では、言いたいことがよく喉でつかえます。天機化忌は、相手がどう見るかを頭の中でよく予行演習し、視線ひとつにも長く解釈を重ねます。
疾厄宮に沖し返されたあと:目上の人や上司と話すとき、先に自分の必要を伝える
この線の要点はストレスが自分へ回り戻ることなので、対処は話し方に置きます。
上司や目上の人の期待に向き合うときは、相手の言葉を復唱して確認し、たとえば「你的意思是這週先完成這一部分」(訳:今週はまずこの部分を終わらせる、ということですね)のように言えば、推測が減ります。評価されたあとは、先に相手が述べた事実と、その口調を分けます。必要なら、具体的な次の一歩を相手に示してもらいます。ストレスが大きいときは、話す前に「我想先把這件事做好,有需要再請你指點」(訳:まずこの件をきちんとやり、必要になったらご指導をお願いします)と言っておくこともできます。この線は、あなたの親や上司を評価するものではなく、あらゆる評価を自分についての総括として受け取らないよう知らせるだけです。
よくある質問
疾厄宮の化忌が入る宮は、どうやって計算しますか?
まず疾厄宮の天干を出し、十干の四化表でその干が化忌にする星を調べ、その星が盤のどの宮に座っているかを見ます。その宮が落点です。疾厄宮自身に戻れば、自化忌です。
疾厄宮の化忌は『紫微斗数全書』の説ですか?
いいえ。『全書』は宮干を五行局を出すためだけに使い、宮干からもう一度四化を出すことはしません。後の飛星派の読み方で、生まれ年の天干が決める生年四化とは別の根拠です。読むときは分けて考えてください。
疾厄宮の化忌は、体の調子が悪いという意味ですか?
いいえ。星格の疾厄宮は体質も見ますが、飛星派のこの線が読むのは、ストレスと感情の心の力がどこへ流れるかです。あなたが手放しにくく、力を割いて気にかけるところを示すもので、何かを予告するものではありません。
疾厄宮の化忌が入る宮で、いちばん多いのはどこですか?
12本の線の差はとても小さく、各線が約8.0%から8.7%を占め、およそ12枚に1枚の割合です。どの線があなたの盤に出るかは、生まれ年の天干と疾厄宮の位置で決まります。
疾厄宮の化忌が命宮に入る人は、なぜ気分が悪いと自分がだめだと思うのですか?
飛星派の説明では、化忌星が命宮に落ちるので、ストレスと感情の感じ方がそのまま自己イメージの上に置かれるのです。これは心の流れの描写にすぎません。気持ちが沈んだときに「這是今天的狀態,不是我的全部」(訳:これは今日の状態で、私のすべてではない)と一言足すための、注意書きとして使ってください。
疾厄宮の化忌が命宮に入るのと、命宮の化忌が疾厄宮に入るのは、何が違いますか?
向きが逆です。前者は、ストレスと感情の感じ方が戻ってきて、自分についての見方に影響します。後者は、自分への気にかけが、ストレスと感情へ流れます。どちらも心の力の流れであり、結果ではありません。
きょうだいがいない場合、疾厄宮の化忌が兄弟宮に入るのはどう読みますか?
兄弟宮は同世代との付き合いや協力もつかさどるので、同級生・同僚・いつも付き合いのある友人として読めます。どの人たちの気持ちがいちばんあなたの気分を引っ張るか、そこがこの線の落ち着き先です。
疾厄宮の化忌が夫妻宮に入る人は、疲れたときに相手へどう伝えればよいですか?
必要なことを、具体的な一言にして伝えます。たとえば「我現在需要你聽,不用給意見」(訳:今は聞いてほしい、意見はいらない)です。飛星派では、この線はストレスの出口が恋愛の中にあると読みます。具体的に話すほど相手は受け止めやすくなり、あなたもほのめかしに頼らずに済みます。
疾厄宮の化忌が子女宮に入る人は、人を育てるとき、どこでいちばん詰まりやすいですか?
飛星派では多くの場合、相手の状態を自分のことにしすぎる、と読みます。生徒や子どもが進まないと、自分のほうが先に不安になります。うまくいきやすいのは、期待を全体への要求としてではなく、具体的な小さなステップにして伝えることです。
子どもがいない場合、疾厄宮の化忌が子女宮に入るのはどう読みますか?
子女宮はあなたが育てている人も見るので、部下・生徒・年下の人、あるいはあなたが手塩にかけている作品やプロジェクトとして読めます。どれの進み具合がいちばんあなたの気分を動かすか、そこがこの線の落ち着き先です。
疾厄宮の化忌が財帛宮に入る人が、気分の悪いときにお金を使う癖は、どう見ますか?
飛星派の読みは、感情と支出の距離が近いということで、必ず衝動買いをするという意味ではありません。そのお金が買うのは物なのか、それとも良い気分なのかを先に整理してから、決めるとよいでしょう。
疾厄宮の自化忌と、生年化忌が疾厄宮に座るのは、どう違いますか?
生年化忌は生まれ年の天干で決まり、生まれつき手放しにくいことがらを語ります。自化忌は疾厄宮自身の天干から出て、化忌星がちょうど疾厄宮に座っているかだけを見ます。2つは同じ星に重なることもあり、生年忌は基調に、自化忌は考えの流れ方に寄ります。
疾厄宮の自化忌の感情の起伏は、なぜ来るのも早く散るのも早いと言うのですか?
これは星格の自化の言い方です。考えが一気に上がってくることもあれば、手放しやすいこともあり、化忌星が他の宮へ飛んでいないので、他のことをずっと引っ張り続けることがありません。語っているのはリズムであり、感情がどう変わるかを予告するものではありません。
疾厄宮の化忌が遷移宮に入ると、なぜ忌沖命宮と呼ぶのですか?
飛星派では、化忌星が1つの宮に飛ぶと、同時にその宮の対宮を沖すると言います。遷移宮の向かい側はちょうど命宮なので、忌沖命宮と呼びます。外のストレスが本人に戻ってくると読むのは、心の力の向きを描く言い方の1つです。
疾厄宮の化忌が交友宮に入るとき、チームを率いるなら何に気をつけますか?
チームを率いるスタイルも交友宮がつかさどります。この線は、チーム全体の感情を自分1人で背負わないように知らせています。先に自分の最低線をはっきりさせてから、みんなの雰囲気を気にかけるとよいでしょう。
疾厄宮の化忌が官禄宮に入る人は、なぜ気分が悪いと仕事をしたくなるのですか?
飛星派の読みは、ストレスと感情の出口が仕事に置かれ、仕事をするとコントロールできている感覚が持てる、ということです。感情を処理する方法の1つで、仕事が唯一の出口にならないように気をつければ足ります。
寮暮らしや賃貸の場合、疾厄宮の化忌が田宅宮に入るのはどう読みますか?
田宅宮が見るのは、あなたが心を落ち着けられる場所で、自分の持ち家とは限りません。どの空間でいちばんくつろげ、警戒を下ろせるか、そこがこの線の落ち着き先です。
疾厄宮の化忌が福徳宮に入る人は、なぜ休んでいても手放せないのですか?
飛星派の読みは、ストレスが心の奥に沈み、休んでいるときに考えが浮かんでくる、ということです。まず手放せないことを書き出して、置き場所を与えてから、好きなことをするとよいでしょう。
疾厄宮の化忌が父母宮に入る人は、上司の評価にどう向き合って調整すればよいですか?
まず評価を事実と口調の2つに分け、事実だけを扱います。必要なら具体的な次の一歩を相手に示してもらい、言葉全体を、あなたという人についての総括として受け取らないでください。
命盤を出して、各宮の天干を見れば、これらの飛化を自分の盤で確かめられます。
他の宮の化忌
ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。
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