紫微斗数の副星・六吉星

左輔星とは?

左輔星は表立った助け手。安定した支えや、同年代からの後押しを表します。

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命盤では、主星がその宮の性格を決め、副星がその宮で動くときにそばに人がいるかどうかを決めます。左輔星(さほせい)は、いちばんわかりやすい「助けてくれる人がいる」星です。あなたが何者かは変えませんが、何かをするとき、隣でしっかり受け止めてくれる人がひとり増えます。自分の左輔星がどの宮にあるかを見れば、人生のどの分野で助けを得やすいかがわかります。まずは命盤を作ってみてください。

左輔星はどんな星か

左輔星は六吉星(ろくきちせい)のひとつで、右弼星(うひつせい)と対になっています。星格では「表に立つ助っ人」と呼んでいます。安定した助け、同世代からのサポートで、目に見えて、頼めば動いてくれる種類の助けです。右弼星は裏での人づきあいや根回しに寄っていて、2つで表と裏の関係になります。

左輔星の配置の出し方

左輔星は旧暦の生まれ月で決まります。『紫微斗数全書』巻二の「安左輔右弼星訣」にはこうあります。

左輔は正月、辰より起こし、順に生月に逢う、是れ貴方なり。

辰の宮を正月として、生まれ月まで順に数えたところが左輔星の位置です。正月は辰、2月は巳、と進んで12月は卯になります。右弼星は戌の宮を正月として逆に数えます。片方は順、片方は逆なので、左輔星と右弼星が同じ宮(未か丑)に入るのは、旧暦4月か10月生まれの人だけです。

古書の言葉

『全書』巻一の「諸星問答論」は、左輔星をこう描いています。

左輔は帝極主宰の星なり。身命の諸宮を守れば福を降す。人と為り、形貌敦厚、慷慨にして風流なり。

「帝極主宰」とは、左輔星がもともと帝王の星である紫微星(しびせい)を補佐する星だ、という意味です。巻一の歌にはもっとはっきり「君を失えば無用と為す、三合に宜しく君を見るべし」とあります。左輔星がいちばん生きるのは、紫微星と同じ宮にいるか、紫微星を照らせる位置にいるときです。今の暮らしに置き換えると、左輔星の力は、はっきりした目標やリーダーに向けられたときに最大になる、と読めます。方向がなければ、どんなに頼れる助っ人も待機しているだけです。

左輔星が命宮にある場合

左輔星が命宮にあると、主星が何であっても「付き合いやすく、人に好かれ、助けてくれる人がいる」という層が一枚加わります。紫微斗数ではこう読みます。

  • 人に寛大です。 性格は落ち着いていて争いを好まず、チームの中では物事を順調に流す役になりがちです。
  • 助けてくれる人は同世代が多いです。 同級生、同僚、仕事のパートナーなど、目上に引き上げてもらうより、横のつながりで支え合うことが多くなります。
  • ひとりで戦うより、協力に向いています。 左輔星の長所は、人の輪の中にいてこそ見えてきます。

命宮の主星が七殺星や破軍星のように押しの強い星なら、左輔星はその勢いに後ろ盾を足します。天同星や天梁星のように穏やかな主星なら、その穏やかさが周りに受け入れられやすくなります。全体としては、主星と三方四正(さんぽうしせい)を合わせて読みます。

十二宮での左輔星

左輔星のある宮では、その分野のことを一緒に担ってくれる人が見つかりやすくなります。よく注目される位置をいくつか挙げます。

  • 夫妻宮:パートナーがチームメイトのような存在で、役割を分け、お互いを補い合えます。巻二の夫妻宮の段には「左輔右弼は諧老す」とあり、昔の人は長く連れ添える配置と読みました。周りに知恵を貸してくれる人も多いのですが、2人のことは最後は2人で話し合って決めるものです。
  • 財帛宮:お金が協力、チーム、紹介を通じて入ってきやすいです。巻二の「財帛」には「左輔右弼は諸宮に富足す、諸吉星に会えば貴人の財を得る」とあります。
  • 官禄宮:仕事では頼れる同僚や部下の支えがあり、チームの中核に向いています。
  • 遷移宮:外に出ると、力を貸してくれる人に出会いやすいです。巻二の「遷移」には「左輔、動中に貴人扶持して福を発す」とあり、動くほどチャンスが増えます。
  • 福徳宮:気持ちが安定しやすく、何かあってもひとりで思いつめず、人に相談できます。

左輔星のある宮は、あなた自身が人を助けようとする分野でもあります。助けはたいてい、お互いさまです。

左輔星の四化

星格が採用している四化の表では、左輔星は化禄・化権・化科・化忌のどれにもなりません。対になる右弼星は戊年に化科します(右弼化科を参照)。流派によっては壬年に左輔星が化科するとしますが、それは別バージョンの四化の表です。『全書』巻二の四化では、この年は天府星が化科で、星格はこのバージョンに従っています。自分の生まれ年の四化は、生年四化の早見表で確認できます。

左輔星のよくある組み合わせ

  • 左右同宮:左輔星と右弼星が同じ宮に入ります。表の助けも裏の助けもここに集まり、旧暦4月か10月生まれの人だけに起こります。
  • 左右夾:左輔星と右弼星がある宮の両隣にあります。2人の隣人が真ん中の宮を一緒に守るような形で、昔の人はこれをとても重く見ました。詳しくは夾宮の回で扱っています。
  • 君臣慶会:紫微星が命宮にあり、左輔星と右弼星がそろって命宮か三方四正に入ります。帝王の星のそばに使える人がいる形で、もっとも有名な貴格のひとつです。

これらの組み合わせの成立条件や、力が割り引かれる場合については、六吉星の回と良い格局の回にまとめています。

よくある質問

左輔星は何を表しますか?

左輔星は紫微斗数の六吉星のひとつで、安定した表立った助け、とくに同世代、同僚、仕事のパートナーからのサポートを表します。その宮の性格は変えずに、その分野のことを一緒に担ってくれる人を見つけやすくします。

左輔星と右弼星の違いは何ですか?

2つは対になる星です。左輔星は表に立つ、目に見える助っ人、右弼星は裏での人づきあいや根回しに寄っています。配置は、左輔星が辰の宮から生まれ月を順に数え、右弼星が戌の宮から逆に数えます。2つが同宮するのは旧暦4月か10月生まれの人だけです。

左輔星が命宮にあるのは良いことですか?

紫微斗数では、左輔星が命宮にあるのはプラスと読むのが一般的です。人に寛大で、好かれやすく、何かをするときに支えてくれる人がいます。ひとりで戦うより協力に向いていて、実際の表れ方は命宮の主星と三方四正しだいです。

左輔星は化科しますか?

星格は『紫微斗数全書』巻二の四化を採用していて、左輔星は化禄・化権・化科・化忌のどれにもならず、右弼星が戊年に化科します。流派によって四化の表が違うので、ほかの命盤ソフトでは左輔星の化科が表示されることもあります。

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ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。

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