飛廉とは?
目次
命盤を出して詳細表示で飛廉を見てみましょう
飛廉(ひれん)は博士十二神の7番目で、ちょうど博士の向かいに並びます。表しているのは「孤」で、この宮のことはひとりで奮闘している気分になりやすく、手を貸してくれる人が少なめです。自分から相談相手を探し、全部をひとりで抱えこまないことです。命盤には同じ読みの雑曜の蜚廉もありますが、そちらは別の話です。飛廉が自分のどの宮にあるかを見るには、まず命盤を作ってみてください。
飛廉の配置の出し方
博士十二神は禄存星(ろくぞんせい)のマスに博士を置き、順に数えて7番目が飛廉です。陽年生まれの男性と陰年生まれの女性は順に、陰年生まれの男性と陽年生まれの女性は逆に並べます。順でも逆でも、6マス進むと対宮に着くので、飛廉はいつも禄存星と博士の向かいにあります。
古書の言葉と、今の読み方
『紫微斗数全書』巻二「安十二宮太歳殺禄訣」の歌訣にはこうあります。
博士は聡明、力士は権、青竜は喜気、小耗は銭、将軍は威武、奏書は福、蜚廉は弧を主り、喜神は延ぶ。
版本では「弧を主る」となっていますが、巻二で各星の五行を挙げた箇所にはこう書かれています。
飛廉は火に属し、孤を主る。
2か所を見比べると、「弧」は「孤」の誤字です。『全書』の蜚廉と飛廉は同じ神で、禄存星について並び、孤を表します。読み方の違う先生もいます。王亭之が引く歌訣は「飛廉は口舌、喜神は延ぶ」で、博士の飛廉を口論やもめごとと読んでいます。星格は『全書』に従って孤と読みます。
今の暮らしに置き換えると、星格は飛廉を、この宮のことはひとりでやることが多いと読みます。人がいないのではなく、自分でやるのが習慣になっているか、周りの人があなたのしていることをあまり理解していないのです。長所は自立していること、気をつけたいのは疲れても誰にも気づかれないことです。この宮のことは、自分から助けを頼んでみると、思ったより簡単に見つかることがよくあります。
主な宮での読み方
- 命宮:ひとりでよく持ちこたえられて、多くのことをあまり人に話しません。本音で話せる友人を1人か2人見つけることが、何より大事です。
- 財帛宮:お金のことは自分で管理するのが習慣で、あまり人と話し合いません。大きな決断の前に詳しい人と話してみると、判断がもっと行き届きます。
- 官禄宮:仕事ではひとりで作業し、ひとりで一部分を受け持つことが多いです。進み具合を上司や同僚に見えるようにしておくと、努力が埋もれずにすみます。
- 夫妻宮:2人でいても、自分だけで消化するしかないことがあると感じやすいです。必要なことを口に出すと、パートナーもどう助ければいいかがわかります。
- 疾厄宮:ストレスを口に出さずに抱えこみがちです。人と話す、外を歩くなどして、気持ちに出口をつくりましょう。
雑曜の蜚廉と区別する
命盤には名前のよく似たものが2つあります。
- 博士の飛廉:この神です。禄存星から並べ、いつも禄存星の対宮にあり、『全書』は孤を主るとしています。
- 雑曜の蜚廉:生まれ年の十二支で配置し、禄存星とは関係ありません。『全書』にはこの星は載っておらず、一般的な説ではうわさや口論を表します。
『全書』に載っているのは博士のこの神だけなので、古書で「蜚廉」とあれば、それは博士十二神のこの神のことで、雑曜のほうではありません。
本命と流年
飛廉は本命のもので、星格の命盤では流年で入れ替わりません。流年で入れ替わるのは将前十二神と歳前十二神です。大限や流年が飛廉のある宮に来ると、その時期はその宮のことをひとりで抱えている気分になりやすいので、早めに手伝ってくれる人を見つけておけば大丈夫です。
よくある質問
紫微斗数で飛廉は何を表しますか?
飛廉は博士十二神の7番目で、『全書』は孤を主るとしています。星格は、この宮のことはひとりで奮闘している気分になりやすく、手を貸してくれる人が少なめなので、自分から相談すればよい、と読みます。力はとても軽いので、主星と四化と一緒に見てください。
飛廉と蜚廉は同じ星ですか?
『全書』の中では同じ神で、どちらも博士十二神の7番目です。ただ、いまの命盤には別に、年支で配置する雑曜の蜚廉があり、禄存星とは関係なく、うわさや口論を表します。星格は博士のほうを飛廉、雑曜のほうを蜚廉と書いています。
飛廉があると、陰口を言われるという意味ですか?
そう読む先生もいて、たとえば王亭之は博士の飛廉を口論やもめごとと説明しています。『全書』の記述は「孤を主る」なので、星格はこれに従って、この宮のことはひとりで抱えがちなので、人に手伝いを頼むとよい、と読みます。
ほかの博士十二神
ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。
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