歳前十二神とは?
目次
命盤を出して詳細表示で歳前十二神を見てみましょう
命盤の各宮の隅に、歳建、喪門、白虎、天徳といった小さな文字が書かれていることがあります。これが歳前十二神(さいぜんじゅうにしん)です。その年の太歳から並べ、一年ごとに位置が変わり、その年のいろいろな面のリズムと、気をつけたい小さなことを見ます。名前に喪、白虎、病符などがあって最初は驚くかもしれませんが、実は命盤でいちばん軽い層で、主星、四化、副星、雑曜のあとに読みます。今年の歳建がどの宮にあるかは、まず命盤を作ってみてください。
12の神の順番
太歳の宮から、時計回りに一宮にひとつずつ並びます。
- 歳建:太歳そのものがある宮で、一年の主舞台です。大小のことがここから始まりやすくなります。
- 晦気:気分が重く、すっきりしないことがあります。見方を変えれば晴れていきます。
- 喪門:気持ちが沈み、引きこもりたくなることがあります。自分に少し時間をあげましょう。
- 貫索:義理や責任に縛られやすくなります。手放すべきところは手放します。
- 官符:言い争いやルールに関わることが多くなります。書面ではっきりさせましょう。
- 小耗:小さなお金やこま切れの時間が知らないうちに消えます。記録をつければ見えてきます。
- 大耗:出費や交際費が一気に増えます。大きな出費はひと晩おいてから決めます。
- 竜徳:困ったときに助けてくれる人がよく現れ、物事に打開の余地があります。
- 白虎:ぶつかり合いや、うっかりぶつけることが起きやすくなります。動きをゆっくりにし、気持ちを少し抑えましょう。
- 天徳:徳に守られていて、面倒なことも良い方へ戻りやすくなります。
- 弔客:人のことで気をもみやすくなります。まず自分を大事にしましょう。
- 病符:気力を使いすぎやすくなります。睡眠と休息を予定より先に入れましょう。
12の神のうち、竜徳と天徳がいちばん読んでいて心地よい2つです。ほかの名前の重い神も、星格ではすべてリズム、注意のひと言、整理のきっかけとして読み、何かが起こるとは読みません。
歳前十二神の並べ方
起点はその年の十二支、つまり太歳です。その年の十二支が何であれ、歳建は命盤のその十二支の宮に入り、そこから時計回りに一宮ずつ病符まで並べます。そのため男女も五行局も関係なく、同じ年に生まれた人、同じ流年を見る人は、12の神の位置がみな同じです。
『紫微斗数全書』巻二の「安喪門白虎弔客官府四飛星訣」は、このうち4つだけを収めています。
流年太歳前二位是喪門、後二位是弔客、喪門対照安白虎、弔客対照安官府(流年の太歳から二つ先が喪門、二つ手前が弔客。喪門の対宮に白虎を、弔客の対宮に官府を置く)
太歳から順に2つ先が喪門、2つ手前が弔客で、それぞれの対宮が白虎と官府です。今広く使われている組全体の並べ方とも一致します。『全書』は「官府」と書いていますが、今の命盤ソフトは「官符」と書き、博士十二神の官府と区別しています。残りの8つについては、『全書』は並べ方に関わるこの4つを挙げるだけで、一つずつの解説はありません。組全体は後の時代に補われたもので、星格は広く使われている並べ方で命盤に載せています。この並べ方は通書(暦本)の十二太歳と同じところから来ています。通書は太歳から数えて、3番目が喪門、5番目が官符、7番目が歳破、8番目が竜徳、9番目が白虎、11番目が弔客、12番目が病符で、どれもここと同じ位置にあり、いくつか名前が違うだけです。『三命通会』も、喪門は「命前二辰」(命の二つ先)、弔客は「命後二辰」(命の二つ手前)、病符は「取太歳後一辰」(太歳の一つ手前)としています。
並べ終えると、覚えやすい決まりがいくつかあります。
- 大耗はいつも歳建の対宮にあります。 王亭之の中州派の書『談星』はこの位置を「歳破」と書き、通書の十二太歳でも歳破と呼びます。命盤設定で中州派を選ぶと、命盤の表記も歳破に変わります。
- 3つずつで、ちょうど4組の三合になります。 歳建・官符・白虎で1組、晦気・小耗・天徳で1組、喪門・大耗・弔客で1組、貫索・竜徳・病符で1組です。
- 流年では、流年の十二宮と位置がいつも決まっています。 流年の命宮はその年の十二支の宮なので、歳建はいつも流年の命宮にあり、官符は流年の官禄宮、白虎は流年の財帛宮、弔客は流年の夫妻宮、喪門は流年の福徳宮、竜徳は流年の疾厄宮、天徳は流年の子女宮にあります。
命盤の上での重み
歳前十二神は「神」で、星ではありません。重みは雑曜よりさらに軽く、一つの宮に小さな見出しをひとつ添えるだけです。ある宮の流年を読むときは、まずその宮の主星と四化を見て、次に副星、雑曜、最後に歳前と将前を見ます。主星と四化はその年のテーマを語り、歳前はそのテーマのまわりの天気を語ります。にぎやかなのか、気が重いのか、助けてくれる人がいるのか、書類や生活リズムに気をつけるべきなのか、といったことです。
ですから、ある宮に喪門や白虎があっても、その宮の今年が悪いということではありません。竜徳や天徳があっても、何もかも順調というわけでもありません。名前は、どこに注意を向けるかを教えてくれるだけです。
ほかの3組の十二神との違い
命盤には十二神が全部で4組あり、起点も使い道も違います。
- 長生十二神:五行局と陰陽・男女で決まり、その宮の気がどの段階にあるかを見ます。本命の組です。
- 博士十二神:禄存星から並び、その宮での物事の進め方の小さな性格を見ます。本命の組です。
- 将前十二神:年支の三合の将星から並び、流年で入れ替わって、その年の勢いを見ます。
- 歳前十二神:年支そのものから並び、流年で入れ替わって、その年の雰囲気を見ます。
歳前と博士の2組にはどちらも小耗、大耗、病符があり、名前が同じで意味も近いのですが、起点がまったく違います。博士の組は禄存星について一生動かず、歳前の組は太歳について一年ごとに移ります。星格の解説では、同じ宮に同じ名前の神が2組そろったとき、流年のひと言だけを書き、繰り返しません。3組の神の入門は博士・将前・歳前の回にあります。
本命と流年の分け方
歳前十二神は、一つの命盤に2組出てきます。
- 本命の組:生まれ年の十二支で並べ、歳建は生まれ年の十二支の宮にあります。星格はこれを命盤の背景の情報として扱い、宮の解説では別に取り上げていません。
- 流年の組:見たい年の十二支で並べ直します。命盤を流年に切り替えると、隅の歳前十二神がその年の位置に変わり、「今年」の段落の解説もこの組を使っています。
年が変わるのは旧暦の正月一日からで、新暦の1月1日でも立春でもありません。2027年の丁未年を例にすると、新暦2027年2月6日から歳建が未の宮に移り、晦気は申、喪門は酉、貫索は戌、官符は亥、小耗は子、大耗は丑、竜徳は寅、白虎は卯、天徳は辰、弔客は巳、病符は午に入ります。未の宮が自分のどの宮にあたるかは人によって違うので、命盤を作って確かめてください。流年の読み方は流年の回で扱っています。
名前の重い神について
喪門、弔客、白虎、官符、病符、晦気といった名前は、昔の人がいちばん極端な場合に合わせて付けたものです。『全書』巻一の「太微賦」は流年について「羊陀憑太歳以引行」(擎羊・陀羅は太歳によって動きを引き出す)と述べ、続けて病符と官符の名を一緒に挙げています。つまりこれらの神は、その年の煞星と合わせて見るもので、ひとつだけでは何の結論も支えられない、ということです。星格の読み方はこうです。
- 喪門・弔客:気持ちと家のこと。自分と家族のための時間を多めに取ります。
- 白虎:動きと気持ち。少しゆっくり、少し控えめに。
- 官符:契約、書類、ルール。はっきり書いておきます。
- 病符:生活リズム。全力を出す前に、まず休みます。
- 晦気:気分の重さ。環境を変えて、ひと息入れます。
よくある質問
歳前十二神とは何ですか?
歳前十二神は、紫微斗数で太歳から並べる流年の神殺の組です。順に、歳建、晦気、喪門、貫索、官符、小耗、大耗、竜徳、白虎、天徳、弔客、病符です。毎年流年の十二支で並べ直し、その年の各宮の雰囲気を見ます。重みは雑曜よりさらに軽いものです。
歳前十二神はどうやって並べますか?
その年の十二支の宮を歳建とし、時計回りに一宮ずつ病符まで並べます。本命の命盤は生まれ年の十二支で並べ、流年を見るときはその年の十二支で並べ直します。年の変わり目は旧暦の正月一日です。
命盤に喪門や白虎があるのは悪いことですか?
そうではありません。歳前十二神は命盤でいちばん軽い層で、まず主星と四化を見ます。星格は喪門を気持ちの整理が必要なとき、白虎を動きと気持ちをゆっくりにするときと読んでいて、どれも注意のひと言で、予告ではありません。
歳前の小耗・大耗・病符は、博士十二神のものと同じ神ですか?
名前は同じですが、別の組に属しています。博士十二神は禄存星から並び、本命では一生動きません。歳前十二神は太歳から並び、毎年位置が変わります。同じ宮に2組の同じ名前の神がそろったときは、星格は流年のひと言だけを読みます。
歳前十二神を一つずつ
ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。
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