臨官とは?
目次
命盤を出して詳細表示で臨官を見てみましょう
臨官(りんかん)は長生十二神の4番目です。昔の人は大人になって役人として世に出て、自分の持ち場に立つことを臨官と呼びました。『三命通会』は「万物既に秀実し、人の臨官するが如きなり」と説明しています。命盤で臨官のある宮のことは、手慣れていて自信を持って進められます。勢いに乗ってもう一歩踏み出すと、実りがあることが多いでしょう。次の帝旺と並んで、この組でいちばん力のある2つのマスです。臨官が自分のどの宮にあるかを知るには、まず命盤を作ってみてください。
臨官の配置の出し方
まず五行局で長生を見つけ、陰陽と男女の向きに3マス進めたところが臨官です。
| 五行局 | 順(陽年の男性・陰年の女性) | 逆(陰年の男性・陽年の女性) |
|---|---|---|
| 水二局・土五局 | 亥 | 巳 |
| 木三局 | 寅 | 申 |
| 金四局 | 申 | 寅 |
| 火六局 | 巳 | 亥 |
順でも逆でも、臨官は長生と同じく寅・申・巳・亥の4つのマスのどれかに入ります。『紫微斗数全書』巻二の原文は「男命は順に数え、女命は逆に数う」ですが、星格は陰陽と男女で向きを決めるので、陰年生まれの人は原文と逆になります。四柱推命を学んだ人なら、四柱推命の十二運にも臨官があり、しかも臨官が禄の位置にあたることに気づくでしょう。『三命通会』には「寅に至りて臨官し禄に帰す」とあります。紫微斗数の臨官は、その宮の気がどれだけ順調かだけを表します。
臨官の意味:ふさわしい持ち場に立つ
臨官の力は「慣れ」から来ます。もう初心者ではなく、かといって頂点まで盛んでもないので、いちばん効率よく動けます。帝旺との違いは、帝旺は勢いも主張もいちばん強いのに対し、臨官は落ち着いていて段取りを踏み、人の意見にも耳を傾けられることです。つまずきやすいのは、順調すぎて変わりたくなくなることです。慣れたやり方を長く使っていたら、ときどきいまも合っているか確かめてみてください。
主な宮での読み方
- 命宮:物事に自信があって飲みこみが早く、任される立場に置かれやすい人です。勢いに乗って前に進み、少し多めに引き受けることを恐れなくて大丈夫です。
- 財帛宮:稼ぎ方が手慣れていて、収入が比較的安定しています。お金の流れが順調なときこそ、先のために多めに貯めておくのに向いています。
- 官禄宮:仕事でいちばん自信の持てる位置です。専門性が認められ、昇進も受注も順調に進みやすいでしょう。この勢いで影響力を広げていけます。
- 夫妻宮:関係が安定していて息が合い、2人それぞれに居場所があります。慣れすぎて気配りが減らないようにしましょう。
- 疾厄宮:気力も体力も十分です。いまのうちに良い生活リズムを習慣にするのにいちばん向いています。
臨官・官禄宮・官府・官符は別のもの
どれも名前に「官」がつきますが、4つは別のことです。官禄宮は十二宮のひとつで、仕事を見ます。臨官は長生十二神の段階名で、どの宮が臨官になることもあります。博士十二神の官府と歳前十二神の官符はまた別の2組の神で、決まりに沿って進めること、言葉をはっきりさせることを表し、臨官の「手慣れて自信がある」とは関係ありません。
『全書』巻一「重補斗数彀率」には「臨官に文曜を安ずれば、号して衣錦惹天香と為す」という句があり、文の星が臨官の地にあると晴れやかだ、と語っています。原文にはこの臨官がどの臨官を指すかの注がないので、星格はこの句で判断をくだすことはせず、昔の人もこの位置を重んじていた例として紹介するにとどめます。
本命の1組だけで、流年では入れ替わらない
長生十二神は本命の1組だけで、一生動きません。流年に切り替えたときに入れ替わるのは将前と歳前の2組です。配置法の全体は長生十二神の総覧をご覧ください。
よくある質問
臨官が命宮にあると、どういう意味ですか?
臨官が命宮にあると、物事に自信があって飲みこみが早く、自信と節度の両方を持つ人だと読みます。この組でいちばん力のある段階のひとつで、勢いに乗って前に進み、少し多めに引き受けるのに向いています。
臨官が官禄宮にあるのは良いことですか?
長生十二神に良し悪しはありませんが、臨官が官禄宮にあると、仕事がいちばん手慣れた場所で、専門性が認められやすいと読みます。ただ力はとても軽いので、まず官禄宮の主星と四化を見てください。
臨官と帝旺はどう違いますか?
どちらも盛んな段階です。臨官は落ち着いていて段取りを踏み、人の意見も聞き入れます。帝旺は勢いと主張がいちばん強く、頂点まで盛んなときは少し引くことを覚えておくとよいでしょう。
ほかの長生十二神
ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。
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