病とは?
目次
命盤を出して詳細表示で病を見てみましょう
病(びょう)は長生十二神の7番目です。命盤を開いて、ある宮に「病」と書いてあるのを見ると、その先を読むのが怖くなる人も多いでしょう。この字はここでは段階の名前で、その宮の気に少し力が入りにくいこと、ペースを落として一度に抱えこみすぎないほうがよいことを表します。表しているのは歩みの速さで、体のことではなく、健康とも関係ありません。病が自分のどの宮にあるかを知るには、まず命盤を作ってみてください。
病の配置の出し方
まず五行局で長生を見つけ、陰陽と男女の向きに6マス進めたところが病です。
| 五行局 | 病の位置 |
|---|---|
| 水二局・土五局 | 寅 |
| 木三局 | 巳 |
| 金四局 | 亥 |
| 火六局 | 申 |
病は長生から数えて7番目で、あいだが6マスなので、順でも逆でも長生の対宮に入り、寅・申・巳・亥の4つのマスにしか出てきません。『紫微斗数全書』巻二は配置法を挙げているだけで、原文は「男命は順に数え、女命は逆に数う」です。病のマスを1つずつ解説してはいません。
病の意味:力を少しゆるめる
学堂では、衰・病・死を「収穫」の段階にまとめています。衰は攻めから守りへの切り替え、病はそこからもう一歩収まったところです。その宮のことは進めるのに少し手間がかかり、気持ちはあっても力が追いつかないと感じやすくなります。できないということではなく、やり方を変えよう、という合図です。いくつかに分けて進める、人と分担する、基準を無理のないところに置き直す、といった工夫が合います。
長生と病はちょうど対宮から向かい合っています。一方は新しい芽生え、一方はペースを落とす時期です。2つが同じ巡りの両端であって、どちらが良いということはない、とわかります。
主な宮での読み方
- 命宮:物事に準備の時間が必要で、考えることは多くても動き出すのはゆっくりです。一度にひとつずつ、自分のペースで進めると、いちばんうまくいきます。
- 財帛宮:稼ぐのに手間がかかったり、お金が足りないと感じやすかったりします。がむしゃらに稼ぎを増やすより、まず決まった出費を整理するほうが役に立ちます。
- 官禄宮:仕事で疲れやすく、やる気が出にくいことがあります。仕事量にゆとりを持たせ、人に任せることを覚えましょう。
- 夫妻宮:関係の中で気持ちを胸にしまい、自分だけで消化しがちです。疲れたときはそのまま口に出すと、相手も受けとめられます。
- 疾厄宮:いちばん心配されやすい組み合わせですが、表しているのは気力と歩みのペースで、体の状態ではありません。予定を立てるときに休む時間を先に入れ、一度に抱えこみすぎないこと。これがこのマスのいちばん実用的な読み方です。
病と病符は別のもの
命盤には「病符」という神が2つあり、ひとつは博士十二神に、ひとつは歳前十二神にあります。博士の病符は疲れやすい、やる気が出にくいことを表し、歳前の病符は流年の組で、その年は気力を使い果たしやすいことを表します。長生十二神の病はただの段階名で、五行局で配置します。3つは配置法が違うので、分けて読みます。
本命の1組だけで、流年では入れ替わらない
長生十二神は本命の1組だけで、一生動きません。流年に切り替えたときに入れ替わるのは将前と歳前の2組です。配置法の全体と4組の比較は長生十二神の総覧をご覧ください。
よくある質問
長生十二神の病は、病気という意味ですか?
いいえ。病は長生十二神の7番目の段階名で、その宮の気に少し力が入りにくく、ペースを落とすとよいことを表します。体や健康とは関係なく、誰の命盤にも病のマスはひとつあります。
疾厄宮が病だったら、どうすればいいですか?
心配はいりません。長生十二神は体の状態を判断するものではありません。疾厄宮に病があれば、気力と歩みのペースをゆるめる時期と読み、休む時間を予定に組みこめば十分です。
病はなぜいつも長生の対宮にあるのですか?
長生は1番目、病は7番目で、あいだが6マスなので、ちょうど対宮になります。順でも逆でも同じなので、病は寅・申・巳・亥にしか入りません。
病と病符はどう違いますか?
病は長生十二神の段階名で、五行局で配置します。病符は博士十二神と歳前十二神にある神で、それぞれ禄存星と年支から配置します。名前は似ていますが、配置法も意味も違います。
ほかの長生十二神
ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。
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