咸池とは?
目次
命盤を出して詳細表示で咸池を見てみましょう
命盤には咸池(かんち)が2回出てくることがあります。ひとつは雑曜の咸池で、よく桃花星に数えられます。もうひとつは将前十二神の10番目です。この記事で扱うのは将前のほうです。将前の咸池がある宮は、この時期にぎやかになり、人が集まってきやすくなります。にぎやかさの中で、進むか引くかは自分で加減しましょう。どの宮にあるかは、まず命盤を作ってみてください。
将前の咸池の配置の出し方
将星から順に9宮進めます。
- 寅・午・戌の年:卯
- 申・子・辰の年:酉
- 巳・酉・丑の年:午
- 亥・卯・未の年:子
そのため咸池は子・午・卯・酉にしか入りません。2026年の丙午年は卯、2027年の丁未年(新暦2027年2月6日から)は子です。
雑曜の咸池との関係
雑曜の咸池は生まれ年の十二支で決まり、出し方は上の表とまったく同じです。四柱推命で桃花を調べるときの出し方でもあります。『三命通会』の「論咸池」が挙げる「寅午戌卯、巳酉丑午、申子辰酉、亥卯未子」はこの表と同じです。同書は咸池を「五行沐浴之地」(五行の沐浴の位置)、つまり年支の三合の局の沐浴の位置とし、さらに「一名敗神、一名桃花煞」(別名を敗神、また桃花煞という)としています。そのため本命の命盤では、雑曜の咸池と将前の咸池はいつも同じ宮にあります。
違いは流年です。雑曜の咸池は一生動きません。将前の咸池は流年になると、その年の十二支で並べ直します。「今年の咸池はどこか」というときは、流年の将前の咸池を見ます。星格の解説では、同じ宮に雑曜の咸池があり、今年の将前の咸池もそこにめぐってきた場合、雑曜のひと言だけを残しています。同じ宮に同じ名前の見出しが2つ並ばないようにするためです。
咸池の意味
星格の読み方はこうです。にぎやかで、人が集まってきやすい。にぎやかさの中で、進むか引くかは自分で加減すること。
将前の咸池のにぎやかさは恋愛だけではありません。集まり、お誘い、手伝いを頼んでくる人も含みます。人が多いのは良いことで、この一年その宮であなたに人を引きつける力があるということです。加減が必要なのは、どの誘いを受けてどれを断るかで、にぎやかさに時間を食べ尽くされないようにすることです。
その宮がもともと人とのつきあいが少なく、ひとりで動くタイプの読み方になっている場合、星格はこう言い換えます。まわりを行き来する人が増え、向こうから訪ねてくる人もいます。ふだん人づきあいが少ないあなたも、この流れに乗って人に連絡してみるといいでしょう。
おもな宮での咸池
流年の組で読みます。
- 夫妻宮:今年は恋愛のやりとりが増えます。パートナーのいない人は新しい相手と知り合う機会が多く、パートナーのいる人は二人で出かける場面も増えます。
- 命宮:あなた自身が注目されやすく、誘いが増えます。本当に行きたいものを選びましょう。
- 奴僕宮(交友宮とも):友人の輪がにぎやかになり、新しい友人が増えます。どれくらい深い縁かは、しばらくつきあってから判断しましょう。
- 官禄宮:仕事のつきあいや協業の誘いが増えます。協業の話を進めるのに向いていますが、大事な条件は書面ではっきりさせておきます。
- 財帛宮:交際費が増えやすくなります。集まりの予算を先に決めておきましょう。
本命と流年は分けて見る
本命の命盤の咸池は一生同じ宮にあり、流年の組は毎年変わります。星格の宮の解説で読むのは流年の組だけで、「今年」の段落に書いています。咸池の真向かいには、いつも息神があります。一方はにぎやかで、もう一方は静かにしていたい。二つの宮を合わせて見ると、今年どこで緩めてどこで締めるかがわかりやすくなります。
『紫微斗数全書』には咸池が載っておらず、将前十二神の組そのものもこの書にはありません。紅鸞星、天喜星、天姚星などの桃花星をどう合わせて見るかは、桃花星の回で扱っています。
よくある質問
将前十二神の咸池と、桃花の咸池は同じですか?
本命の命盤では位置が同じで、いつも同じ宮にあります。違いは、桃花の雑曜の咸池が一生動かないのに対して、将前の咸池は流年でその年の十二支によって位置が変わることです。
咸池はどうやって出しますか?
将星から順に9宮進めます。寅・午・戌の年は卯、申・子・辰の年は酉、巳・酉・丑の年は午、亥・卯・未の年は子です。そのため子・午・卯・酉の4つの宮にしか入りません。
今年、咸池が夫妻宮にあると、新しい恋が始まるということですか?
恋愛のやりとりや人と知り合う機会が増える、ということで、結果まで約束するものではありません。パートナーのいない人はよく出かけてみて、パートナーのいる人はにぎやかさを二人で過ごす時間に使いましょう。
ほかの将前十二神
ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。
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