水二局・巨門タイプはどんな人?
水二局の巨門星に質問をひとつ渡すと、新しい質問を五つと出典リストを持って戻ってきます。深い水の中で何かが動けば、自分で潜って確かめずにはいられないのです。
巨門と水二局
『紫微斗数全書』は巨門星を「化気して暗と為す」と書きます。巨門星は水に属し、水二局も水で、水の上に水、深さも倍。この局での暗は深い水の色にいちばん近いもの。光が底まで届かないので、水面だけでは満足できず、自分で潜って確かめに行くのです。巳宮と辰宮がそれぞれ約24%でいちばん多く、片方は旺、片方は陥。子・午を合わせても29%にとどまり、五つの局でいちばん低い割合です。全体では旺が約65%を占めます。
仕事とお金
追いかけて調べるタイプです。『全書』は「巨門は天に在りては、万物を司品す」と書きます。品とは品定めし見分けることで、水二局ではその見分け方が、自分から下へ掘っていく形になります。うわさを聞けば、最初に誰が言ったのか、なぜそう言ったのかまでたどる。つじつまの合わない数字に出会えば、計算が狂った一歩まで追いかける。問いが問いを呼び、最初に質問した人さえ忘れていた層まで掘り当てることがよくあります。お金の使い方も潜水に似ていて、底を見てから潜る。ひとつの出費の後ろにどんな費用が隠れているか、売る側より先に計算していることも少なくありません。
恋愛と人づきあい
恋愛では、相手への好奇心が尽きません。子どものころどこに住んでいたのか、なぜその曲が好きなのか、あのときなぜ泣いたのか。こんなふうに聞かれた人は、初めてちゃんと読み取ってもらえたと感じることが多いものです。合うのは、知られることを喜び、こちらにも問い返してくれる相手。けんかになると、わかりたい一心で細かいところまで聞き続けるので、相手は尋問されているように感じるかもしれません。問うのは出来事であって人ではない、と覚えておけば、好奇心が取り調べに変わることはありません。
行き詰まったとき
深く潜りすぎると、息継ぎを忘れます。問いが次の問いを追いかけ、夜中になってもまだ掘っていて、本来出すべきものがあと回しになる。調べものには終点を決めておきましょう。たとえば「信頼できる出典が二つそろったらやめる」。残った好奇心は、次に潜るときのために取っておけばいいのです。問いかけのテンポにも気をつけたいところ。三つ続けて聞くと、相手はまだ一つ目を考えています。一つ聞いて答えを待ち、それから次を聞くほうが、会話はずっと深くなります。
大限のリズム
追いかけて調べる人が、二つ目の十年に誰を追いかけるかは、水二局では二つの道に分かれます。大限は数え年2歳の命宮から始まり、12歳の切り替わりで父母宮に入る人と兄弟宮に入る人に分かれます。決めるのは生まれ年の陰陽と性別です。父母宮に入った巨門星は、目上の人や先生に問いを向けがち。なぜこの決まりなのか、その説はどこから来たのか。練習するのは、権威に鋭い問いを投げても、口答えと受け取られない話し方です。兄弟宮に入った巨門星は、問いが同年代の間にとどまります。友だちと議論し、きょうだいと言い合う。練習するのは、問い詰めながらも友情を気づかうことです。その後は22・32歳で宮が移り、問いかける相手は変わり続け、問いかける力は伸び続けます。
この人物をもっと詳しく知るなら巨門星・論客のページへ。
紫微斗数ではどう決まる?
このタイプの命宮主星は巨門。命宮は十二宮のうち「あなたが何者か」を語る宮で、そこにある主星が下地の色になります。主星が2つある場合は先に並ぶほうで数えます。
五行局は水二局。五行局は命宮の干支の納音で決まり、紫微星の位置と、最初の大限が始まる数え年を決めます。水二局なら2歳から。局に良し悪しはなく、星格では同じ人物の味わいの違いとして読みます。
このタイプの命盤2,527枚では:
- 命宮の地支
- 巳 23.6%、辰 23.6%、午 17.6%、子 11.8%、亥 11.7%、戌 11.7%
- 主星の明るさ
- 旺 64.7%、陥 35.3%
- 五行
- 巨門は水、水二局は水
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巨門のほかの4つの局
水二局のほかの人物
巨門タイプの有名人
よくある質問
水二局の巨門星は質問が多いけれど、相手は疲れない?
ときにはあります。とくに知り合ったばかりのころは。とはいえ質問の多くは好奇心からで、あら探しのことはめったにありません。知りたいのは物事の成り立ちで、相手の間違いではないのです。「それはまだ考えがまとまってない」と言えば、たいてい待ってくれます。本人も、なぜ聞きたいのかを少し添えるようにすると、相手は試験を受けているような気分にならずに済みます。
水二局の巨門星に向いている仕事は?
どこまでも追いかける仕事でいちばん力を発揮します。買収前のデューデリジェンス、事故や不具合の原因調査、公文書や史料の考証、ファクトチェックの編集部、美術品や骨董の来歴調査など。共通しているのは、答えが何層も下に埋まっていて、一層ずつ掘る人が必要だということ。正確さより速さだけを求める環境では、毎日どこか違和感を抱えることになります。
水二局・巨門タイプはどのくらいいる?
1950–2009年の毎日×12時辰で出した262,980枚の命盤のうち、命宮の人物が巨門で五行局が水二局なのは2,527枚。約1.0%、およそ104人に1人です。どの日・どの時辰も同じ数で数えているので、実際の人口の出生分布ではありません。
同じ日に生まれても、タイプが違うのはなぜ?
命宮がどの宮に入るかは生まれ月と時辰で決まり、五行局はその命宮の干支で決まります。同じ日でも時辰がひとつずれると命宮が隣へ移り、主星も五行局も変わることがあります。1日の12の時辰からは、たいてい何種類かのタイプが出てきます。
五行局とは?
五行局は命宮の干支の納音五行で、水二局・木三局・金四局・土五局・火六局の5つ。局の数で紫微星の位置が決まり、最初の大限が始まる数え年にもなります(水二局は2歳、火六局は6歳)。数の大小に良し悪しはなく、星格では五行の気質を同じ人物の「味わいの違い」として読みます。
MBTIとは何が違う?
MBTIは質問への答えから「自分をどう見ているか」を出します。星格のタイプは生年月日と時刻から出すので、答える必要はなく、同じ生まれなら必ず同じタイプです。並べて見るのがおすすめ。MBTIはいまの習慣を、命盤は生まれ持った下地と人生のリズムを語ります。
命宮に主星が2つある場合は?
2つの主星が同じ宮にある場合は、先に並ぶほう(紫微系・天府系の順)で数えます。命盤ページの人物カードと同じです。主星のない命宮は空宮で、人物は旅人です。
タイプは命宮と五行局だけを見た、命盤のいちばん大まかな輪郭です。同じタイプでも、身宮や三方四正、四化はひとりひとり違います。