火六局・巨門タイプはどんな人?
「で、予算はどこから?」みんなが盛り上がっているところで、火六局の巨門星は冷静にそう聞きます。水を差しに来たのではなく、みんなが燃えすぎないか心配しているのです。パーティーに置かれた氷水のバケツのように。
巨門と火六局
星が局を抑える組み合わせです。巨門星は水、火六局は火で、水は火を剋します。局の火が熱と舞台を与え、巨門星の水が冷却と修正を受け持つ。だから火六局の巨門星は、にぎやかな場の真ん中にいながら、その場でいちばん頭が冷えている人になりがちです。このタイプの命盤で巨門星が入るのは、巳・辰・午がそれぞれ約20%、亥・戌・子がそれぞれ約13%で、木三局と同じく、偏りの少ない分布です。明るさはほかの局とほぼ同じで、子・午・巳・亥の旺が約67%、辰・戌の陥が約33%。『紫微斗数全書』は「巨門は乃ち是非の曜」と書きます。是非とは正しいか間違っているか、そして口論やうわさのこと。このタイプは生まれつき、その場で是非をはっきり言葉にする役なのです。
仕事とお金
チームでの立ち位置は独特で、ほかの人が火をつけ、この人は家まで燃え移らないかを点検します。だからリスク管理、危機対応、広報、予算審査、公開前の最終チェックのような仕事に向いていて、勢いのある業界ほど必要とされます。ツッコミがほんとうに面白く、ひと言で会議室じゅうを笑わせながら、ついでに問題点も指摘してしまいます。お金については、人のバブルはよく見えるのに、自分が夢中になった投資は見落とすことも。買う前に、自分以上にツッコミの鋭い友人に一度話してみれば、たいていそれで十分です。
恋愛と人づきあい
恋愛では、相手を笑わせるのも、見抜くのも得意なパートナーです。相手が「大丈夫」と言えば、「大丈夫じゃないでしょ。火曜日のあれでしょ」。その正確さは愛おしくもあり、ちょっと怖くもあります。合うのは心が広くて冗談の通じる相手。本人は、相手が落ち込んでいるときには分析より先にぬくもりを、と覚えておきましょう。氷水は仕事のためにとっておけばいいのです。
行き詰まったとき
氷水を注ぎすぎると、自分のかまどまで冷えてしまいます。新しいアイデアには必ず先に欠点を並べるので、だんだん誰もこの人の前で案を出さなくなり、本人もわくわくすることが減っていきます。問題をひとつ指摘したら、やる価値のある点もひとつ見つけてみてください。正しいことを言ったのに誰も聞いていないなら、たいていタイミングの問題です。みんなが盛り上がっている最中は、何を言っても耳に入りません。場が落ち着いてから言えば、同じ言葉でもまったく違う届き方をします。
大限のリズム
巻二には「巨門限を主りて化権星なれば、最も喜ぶ、求謀万事成るを」とあります。古書の読み方では、巨門星の座る大限で、巨門星そのものが化権になれば、その十年は自分から取りに行くのにいちばん向いている。巨門星が化権になるのは癸年生まれだけです。このタイプは巨門星が命宮にあるので、その大限は最初の大限、数え年6歳から15歳まで。古書に従えば、癸年生まれの火六局の巨門星は、この十年の言葉に重みがあり、聞き入れられやすいことになります。原文は続けて、この大限には口論もつきものだと言っているので、昔の人の読み方は「発言権があり、発言には代償もある」。その後は16・26・36歳で宮が移ります。
この人物をもっと詳しく知るなら巨門星・論客のページへ。
紫微斗数ではどう決まる?
このタイプの命宮主星は巨門。命宮は十二宮のうち「あなたが何者か」を語る宮で、そこにある主星が下地の色になります。主星が2つある場合は先に並ぶほうで数えます。
五行局は火六局。五行局は命宮の干支の納音で決まり、紫微星の位置と、最初の大限が始まる数え年を決めます。火六局なら6歳から。局に良し悪しはなく、星格では同じ人物の味わいの違いとして読みます。
このタイプの命盤2,225枚では:
- 命宮の地支
- 巳 20%、辰 20%、午 20%、亥 13.4%、戌 13.4%、子 13.3%
- 主星の明るさ
- 旺 66.7%、陥 33.3%
- 五行
- 巨門は水、火六局は火
命盤を出して自分のタイプを確かめる
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よくある質問
火六局の巨門星と「火」には、特別な関係がある?
火六局の火は命宮の干支の納音五行で、火星・鈴星という二つの煞星とは関係ありません。巨門星は水に属し、水は火を剋すので、このタイプは星が局を上回る形。熱くなった場でも冷静さを保ち、修正役や門番の役を担います。これは星格の五行の読み方で、性格のリズムをつかむためのもの。吉凶の判断ではありません。
火六局の巨門星は、ただのあまのじゃく?
そう見えることはありますが、反対しているのは穴であって、人ではありません。どこでつまずくかを先に探す習慣があるので、最初のひと言が問題点になりがち。でも問題を言い終えたら、いちばん本気で解決策を一緒に考えてくれるのもこの人です。付き合うコツは、ツッコミを無料のストレステストだと思って聞き、そのうえで直すかどうかを決めることです。
火六局・巨門タイプはどのくらいいる?
1950–2009年の毎日×12時辰で出した262,980枚の命盤のうち、命宮の人物が巨門で五行局が火六局なのは2,225枚。約0.8%、およそ118人に1人です。どの日・どの時辰も同じ数で数えているので、実際の人口の出生分布ではありません。
同じ日に生まれても、タイプが違うのはなぜ?
命宮がどの宮に入るかは生まれ月と時辰で決まり、五行局はその命宮の干支で決まります。同じ日でも時辰がひとつずれると命宮が隣へ移り、主星も五行局も変わることがあります。1日の12の時辰からは、たいてい何種類かのタイプが出てきます。
五行局とは?
五行局は命宮の干支の納音五行で、水二局・木三局・金四局・土五局・火六局の5つ。局の数で紫微星の位置が決まり、最初の大限が始まる数え年にもなります(水二局は2歳、火六局は6歳)。数の大小に良し悪しはなく、星格では五行の気質を同じ人物の「味わいの違い」として読みます。
MBTIとは何が違う?
MBTIは質問への答えから「自分をどう見ているか」を出します。星格のタイプは生年月日と時刻から出すので、答える必要はなく、同じ生まれなら必ず同じタイプです。並べて見るのがおすすめ。MBTIはいまの習慣を、命盤は生まれ持った下地と人生のリズムを語ります。
命宮に主星が2つある場合は?
2つの主星が同じ宮にある場合は、先に並ぶほう(紫微系・天府系の順)で数えます。命盤ページの人物カードと同じです。主星のない命宮は空宮で、人物は旅人です。
タイプは命宮と五行局だけを見た、命盤のいちばん大まかな輪郭です。同じタイプでも、身宮や三方四正、四化はひとりひとり違います。