土五局・貪狼タイプはどんな人?
ほかの人が趣味を息抜きにしておくところを、土五局の貪狼星はゆっくり育てて商売にしてしまいます。遊び心はそのままに、ちゃんと収穫まで見届けたいのです。
貪狼と土五局
土五局の貪狼星でいちばん面白いのは「四墓」です。辰・戌・丑・未は土に属する四つの宮で、古書はこれを四墓と呼びます。このタイプでは三人に一人の貪狼星がそのうち辰・戌の土の位置に座り、どちらも廟。『紫微斗数全書』の巻二には「四墓の貪狼は廟旺の宮、左右加臨すれば富める財翁」とあり、こうした土の位置の貪狼星に左輔星・右弼星が加われば財運がよいと、昔の人は高く評価しました。残りの三分の二は子・寅などに入り、旺と平が半々です。五行で見ると、「其の気木に属し、体水に属す」貪狼星と土五局の土は押し合う関係にあります。木は土を剋すので、貪狼星の木の気が土を掘り返し、土は水を剋すので、局が貪狼星の水をせき止めて溜める。掘り返すのは種をまくため、せき止めるのは貯水池にするため。だから土五局の貪狼星は、欲を計画に変え、遊び心を貯めておいて少しずつ使うのがいちばん上手。開墾中の畑のような人です。
仕事とお金
貪狼星にしては珍しく、辛抱強いタイプです。副業を三年かけて育てることもいとわず、長期の目標のためなら今は少し遊びを控えられます。お金の貯め方も貪狼星らしく、切り詰めるのではなく、増えていく場所に置いておく。家、店舗、家賃やリピートで返ってくるもの。土は物を長く抱え込みがちで、手放すべき投資をなかなか売れません。年に一日、手持ちのものを見直して、まだ育っているものと、ただ置いてあるだけのものを分けてみましょう。
恋愛と人づきあい
恋愛は現実的で、ふたりの将来をどう暮らすかを考えます。どこに住むか、いくら貯めるか、犬を飼うかどうか。ロマンスは安定型で、毎週決まったデート、年に一度の旅行。相手はもっとサプライズがほしいと思うこともありますが、実はサプライズはもうカレンダーに入っているのです。けんかになると黙りますが、無視しているのではなく解決策を考えているところ。ひと晩待てば、たいてい案を持って戻ってきます。
行き詰まったとき
踏み固められた畑では、種が芽を出せません。土が厚くなりすぎると遊び心が下に埋もれ、生活が仕事と責任だけになって、気分がどんよりしてきます。そんなときは土をほぐしましょう。ひとりで公演を見に行く、稼ぐつもりのない習い事を始めるなど、何も生まない純粋に楽しいことを一つ予定に入れるのです。守りに入りすぎるのも考えもので、いい機会が来ても、計画が崩れるのが怖くて動けない。土を掘り返すのはもともと貪狼星の本能で、ときどき耕すからこそ畑は肥えたままでいられます。
大限のリズム
土五局では数え年5歳で最初の大限に入り、まず命宮そのものを歩きます。次の宮へ移るのは15歳、その先は25歳、35歳です。このタイプのリズムは「まず貯めて、あとで出す」。冬の畑のように、表面は静かでも、土の中では地力が養われています。同年代より遅れているように感じることも多いでしょう。貯金も経験も少しずつ積み上がっていくからです。けれど土は預かったものを手放しません。若いころにまいた趣味、出会った人、身につけた技は流れ去らず、条件のそろった季節が来れば、いっせいに芽を出します。その季節がいつ来るかは、年齢ではなく、大限がどの宮に入り、どんな星に出会うかで決まります。
この人物をもっと詳しく知るなら貪狼星・才人のページへ。
紫微斗数ではどう決まる?
このタイプの命宮主星は貪狼。命宮は十二宮のうち「あなたが何者か」を語る宮で、そこにある主星が下地の色になります。主星が2つある場合は先に並ぶほうで数えます。
五行局は土五局。五行局は命宮の干支の納音で決まり、紫微星の位置と、最初の大限が始まる数え年を決めます。土五局なら5歳から。局に良し悪しはなく、星格では同じ人物の味わいの違いとして読みます。
このタイプの命盤2,225枚では:
- 命宮の地支
- 子 26.8%、寅 26.6%、辰 20%、戌 13.3%、午 6.7%、申 6.7%
- 主星の明るさ
- 旺 33.5%、平 33.3%、廟 33.3%
- 五行
- 貪狼は「気は木、体は水」、土五局は土
命盤を出して自分のタイプを確かめる
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貪狼のほかの4つの局
土五局のほかの人物
貪狼タイプの有名人
よくある質問
「四墓の貪狼」ってどういう意味?土五局の貪狼星はみんな当てはまる?
四墓とは辰・戌・丑・未の四つで、土に属する宮のことです。命宮に単独で座る貪狼星が入るのはそのうち辰と戌だけで、このタイプではおよそ三分の一。子・寅・午・申にある貪狼星は当てはまりません。古書は四墓の貪狼星に左輔星・右弼星が加われば財運がよいと言いますが、それらの星や化禄があるかどうかは、自分の命盤で確かめてください。
土五局の貪狼星は起業に向いている?
向いています。それも、趣味から始めた小さな店、工房、常連のつくサービスのように、ゆっくり育てていくタイプの起業です。強みは辛抱強さとお金を手元に残せること、弱みは計画が崩れるのを怖がりすぎること。始める前に最悪のケースを計算して、手をつけない蓄えを一つ用意しておきましょう。計算が済んだら、あとは貪狼星の遊び心に道案内を任せればいいのです。
土五局・貪狼タイプはどのくらいいる?
1950–2009年の毎日×12時辰で出した262,980枚の命盤のうち、命宮の人物が貪狼で五行局が土五局なのは2,225枚。約0.8%、およそ118人に1人です。どの日・どの時辰も同じ数で数えているので、実際の人口の出生分布ではありません。
同じ日に生まれても、タイプが違うのはなぜ?
命宮がどの宮に入るかは生まれ月と時辰で決まり、五行局はその命宮の干支で決まります。同じ日でも時辰がひとつずれると命宮が隣へ移り、主星も五行局も変わることがあります。1日の12の時辰からは、たいてい何種類かのタイプが出てきます。
五行局とは?
五行局は命宮の干支の納音五行で、水二局・木三局・金四局・土五局・火六局の5つ。局の数で紫微星の位置が決まり、最初の大限が始まる数え年にもなります(水二局は2歳、火六局は6歳)。数の大小に良し悪しはなく、星格では五行の気質を同じ人物の「味わいの違い」として読みます。
MBTIとは何が違う?
MBTIは質問への答えから「自分をどう見ているか」を出します。星格のタイプは生年月日と時刻から出すので、答える必要はなく、同じ生まれなら必ず同じタイプです。並べて見るのがおすすめ。MBTIはいまの習慣を、命盤は生まれ持った下地と人生のリズムを語ります。
命宮に主星が2つある場合は?
2つの主星が同じ宮にある場合は、先に並ぶほう(紫微系・天府系の順)で数えます。命盤ページの人物カードと同じです。主星のない命宮は空宮で、人物は旅人です。
タイプは命宮と五行局だけを見た、命盤のいちばん大まかな輪郭です。同じタイプでも、身宮や三方四正、四化はひとりひとり違います。