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対宮とは?

目次

対宮(たいきゅう)とは、紫微斗数の命盤で真向かい、6マス離れたマスのことで、その影響力は本宮そのものに次ぐ大きさです。どのマスを読むときも、その対宮をいっしょに見ます。本宮はそのことについてのあなたの姿、対宮はいつもそこを照らしている、向かい合うもう一面です。三方四正の中でも、いちばん重みのある脇役です。

まず要点:

  • 公式:対宮=本宮から6マス先、真向かいの宮。
  • 決まった6組:命宮と遷移宮、兄弟宮と奴僕宮、夫妻宮と官禄宮、子女宮と田宅宮、財帛宮と福徳宮、疾厄宮と父母宮。だれでも同じです。
  • 重み:本宮がいちばん重く、次が対宮、その次が三合宮。
  • 3つの使い方:照らしてくる星を読む、空宮で星を借りる、化忌がどこを沖するかを見る。

十二宮の6組の対宮

12のマスは2つずつ向かい合い、ちょうど6組になります。十二支では子と午、丑と未、寅と申、卯と酉、辰と戌、巳と亥です。宮の名前で言うと、だれの命盤でも同じ組になります。

本宮対宮この組で見ること
命宮遷移宮家のあなた、外のあなた
兄弟宮奴僕宮身近な同世代、外の人脈
夫妻宮官禄宮恋愛と仕事が時間を取り合う
子女宮田宅宮次の世代、家と資産
財帛宮福徳宮どう稼ぎ、どう楽しむか
疾厄宮父母宮体と生活、目上の人と書類

十二宮の順番が決まっているので宮の名前の組は変わらず、マスの位置も決まっているので十二支の組も変わりません。人によって変わるのは「命宮がどの十二支に入るか」だけです。

この6組はとても便利です。あるマスのことでわからないことがあれば、向かいのマスを見ると、答えのもう半分が見つかることがよくあります。たとえば夫妻宮の星は情が深いのに、対宮の官禄宮の星がとても仕事熱心な人は、恋愛の課題が「時間が仕事に取られる」ことであることが多いです。

対宮は本宮にどう影響するか

対宮の星は本宮を「照らす」と読みます。吉星が対宮にあれば、昔の人は「拱照」と言い、本宮に支えがひとつ加わります。煞星が対宮にあれば「沖」と言い、本宮に負荷がひとつ加わります。対宮の力は本宮より弱く、三合宮より強いので、ひとつのマスを読む順番は、本宮、対宮、それから2つの三合宮です。

対宮三合宮夾宮
位置真向かい左右に4マス先左右のとなり
距離6マス4マス1マス
重み本宮に次ぐその次補助
よく使う字照、沖拱、会夾

三合宮と対宮を合わせたものが三方四正です。左右のとなりとの関係は夾宮と呼び、別のものです。

いつも向かい合う主星

主星はまとめて配置されるので、ある星が本宮に入ると、向かいに座る星も決まります。12パターンを並べると、次のようになります。

本宮にある星対宮はかならず
七殺星天府星
天府星七殺星
破軍星天相星
天相星破軍星
紫微星・武曲星・廉貞星が単独貪狼星
貪狼星が単独紫微星・武曲星・廉貞星のどれか
天機星・太陽星・天同星が単独太陰星・巨門星・天梁星のどれか
太陰星・巨門星・天梁星が単独天機星・太陽星・天同星のどれか
それ以外の2星同宮空宮

「単独」は、そのマスの主星がその星だけという意味です。最後の行の「それ以外の2星同宮」は、機陰・機巨・機梁・陽陰・陽巨・陽梁・同陰・同巨・同梁・紫貪・武貪・廉貪の12組(星名を1字ずつに略したもの)で、その向かいはかならず空宮です。

よく話題になるのは次の2組です。

  • 七殺星と天府星:命宮に七殺星がある人は、遷移宮がかならず天府星です。突き進む人の向かいに、金庫を守る星が座っています。
  • 破軍星と天相星:命宮に破軍星がある人は、遷移宮がかならず天相星です。壊したい人の向かいに、秩序を守る星が座っています。

これは星の配置法で決まっていて、七殺星や破軍星の人が「出発する前に退路を残しておいて」とよく言われる理由でもあります。答えは向かいのマスにあるのです。

実際に読んでみる

紫微星が午にあり、命宮が辰に入って、七殺星が単独で座っているとします。表のとおり、向かいの遷移宮(戌)にはかならず天府星があり、この命盤では廉貞星と天府星です。

  • 命宮の七殺星:決断が速く、思い切って進み、しばられるのをきらいます。
  • 遷移宮の廉貞星・天府星:外に出るとかえってけじめがあり、守ることを知っていて、人づきあいではルールを守り、自分の資源も残しておきます。

本宮と対宮を合わせると、突進力が強いのに、外ではブレーキをかけられて退路も考えられる人になります。命宮だけを見ると一直線に突っ走る人に見えますが、対宮を加えるともう一面が見えてきます。

空宮が借りるのは対宮

主星のないマスは、古書では対宮の主星を借りて読みます。『紫微斗数全書』巻二にはこうあります。

もしこの宮に星がなければ、もっぱら対宮にどんな星があるかを見る。

借りた星の性格は残りますが、力は割り引いて読みます。主星の並び方の決まりから、空宮の向かいにはかならず主星があり、しかもかならず2つの星の同宮なので、いつでも借りられます。

化忌は対宮を沖する

四化のうち化忌があるマスに入ると、同時に真向かいのマスにも向き合います。これを「忌が沖する」と言います。化忌を読むときは、どこに座っているかだけでなく、どこを沖しているかも見ます。

化忌がある宮沖する宮よくある感じ方
命宮遷移宮外では遠慮しがち
夫妻宮官禄宮恋愛の気がかりが仕事に響く
財帛宮福徳宮お金が気になり心が休まらない
子女宮田宅宮下の世代に気を配り、家が落ち着かない
疾厄宮父母宮体が疲れ、目上とも張りつめる
兄弟宮奴僕宮きょうだいのことが人間関係に及ぶ

表は一方向だけ書いていますが、逆も同じです。たとえば化忌が遷移宮にあれば、沖するのは命宮です。沖されたマスは負荷を感じやすい場所ですが、これは注意のサインで、判決ではありません。負荷がどこから出てくるかがわかれば、先に余裕をつくっておけます。くわしくは化忌が向かいを沖するの講座で説明しています。

飛星の流派には、「向心自化」という見方もあります。対宮の宮干から化した星がちょうど本宮に座っている場合で、外からの力がこのマスへ押しこんでくると読みます。

なぜ「沖」と言うのか:対宮は地支の六沖

十二支では、子と午、丑と未、寅と申、卯と酉、辰と戌、巳と亥が2つずつ沖し合い、これを六沖と言います。これがちょうど命盤で真向かいになる6組です。だから古書は、対宮から来る煞星には「沖」、吉星には「照」「拱」という字を使います。同じ位置でも、吉星なら照らし、煞星ならぶつかる。ちがいは向かいに座る星です。

時間の層にも対宮がある

大限や流年が来たマスは、その時期の命宮として読み、その対宮がその時期の遷移宮になります。たとえば大限の命宮が生まれ持った夫妻宮に来ると、対宮は生まれ持った官禄宮で、この10年の外での姿は、仕事と結びつきやすくなります。運限を読むときも、まずそのマス、次にその対宮を見ます。

よくある誤解

  • 対宮が表すのもあなた自身です:遷移宮は外でのあなた、奴僕宮は人の輪の中のあなたで、主役はあなたであり、出会う相手ではありません。
  • 対宮の星が本宮の代わりになるわけではありません:本宮に主星があれば、対宮は照らしてくるだけで重みは軽めです。対宮の主星を丸ごと借りるのは空宮のときだけです。
  • 化忌に沖されても、そのことがうまくいかないわけではありません:沖されたマスは負荷が出やすい場所で、注意のサインであって判決ではありません。

よくある質問

対宮はどうやって見つけますか?

本宮からどちら向きでも6マス数えた、真向かいのマスが対宮です。十二支では子と午、丑と未、寅と申、卯と酉、辰と戌、巳と亥、宮の名前では命宮と遷移宮、兄弟宮と奴僕宮、夫妻宮と官禄宮、子女宮と田宅宮、財帛宮と福徳宮、疾厄宮と父母宮が向かい合います。

対宮はどう見ればいいですか?

まず本宮に座っている星、次に対宮から照らしてくる星を見ます。吉星が対宮にあれば拱照で本宮の支えになり、煞星なら沖で負荷になります。本宮に主星がなければ、対宮の主星を借りて読みます。最後に2つの三合宮を加えれば、三方四正の全体になります。

命宮の対宮はどの宮ですか?

命宮がどの十二支にあっても、対宮は遷移宮です。命宮は家にいる生まれつきのあなた、遷移宮は外に出たあなたで、2つをいっしょに読んではじめて全体が見えます。

対宮と本宮ではどちらの影響が大きいですか?

本宮がいちばん大きく、次が対宮、その次が2つの三合宮です。対宮の星は照らしてくる星で、吉星が照らせば支えに、煞星が沖すれば負荷になりますが、どちらも本宮に座る星よりは軽く読みます。

空宮はなぜ対宮の星を借りるのですか?

空宮には性格を決める主星がないので、『全書』巻二は、そのときは対宮にどんな星があるかをもっぱら見るように言っています。借りた星の性格は残りますが、自分が座っているわけではないので、力は割り引いて読みます。主星の並び方から、空宮の対宮にはかならず主星があります。

化忌が対宮を沖するとはどういう意味ですか?

化忌があるマスに入ると、真向かいのマスにも向き合い、これを忌が沖すると言います。沖されたマスは負荷を感じやすい場所になり、たとえば化忌が夫妻宮にあって官禄宮を沖すると、恋愛の気がかりが仕事のペースに影響しやすくなります。化忌を読むときは、座っているマスと沖しているマスをいっしょに見ます。

対宮と三合宮は何がちがいますか?

対宮は真向かい、6マス先の1マスで、重みは本宮に次ぎます。三合宮は左右に4マス先の2マスで、重みはもう少し軽くなります。本宮、対宮、2つの三合宮を合わせたものが三方四正です。

ほかの基本用語

命盤身宮空宮三方四正夾宮来因宮五行局命主・身主輝度飛星自化大限流年小限流月・斗君長生十二神殺破狼紫府廉武相時辰紫微斗数の流派紫微斗数と四柱推命
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ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。

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