朝日が昇るような時です。目に留まり、評価され、上へ進む機会があります。この流れに乗って進みながら、人柄と力も磨き、立場にふさわしい自分でいましょう。
よいこと
- 自分から人前に出る
- 堂々と力を見せる
- 成果を形にして示す
- 皆と一緒に上がる
避けたいこと
- こっそり席を奪う
- 地位を欲しがり責任を避ける
- 押し戻されて諦める
- 行きすぎて敵を作る
仕事とお金
- 就職・転職
- 面接や昇進の挑戦、成果を上に見せるのに向きます。康侯が一日に三度お目通りしたように、認められる機会の多い時です。気をつけたいのは九四の「鼫鼠」。地位は欲しいのに責任は怖い、という形です。
- 起業・商売
- 商売に上り調子の勢いがあり、露出、集客、提携探しが進みやすい時です。下卦の坤は従うことで、ついて来てくれる人も多いでしょう。宣伝は誇張より、商品そのものを磨くほうが長く効きやすいものです。
- お金
- 収入が上向く機会があり、多くは仕事ぶりや評価と結びついています。正当に得たお金ほど手元に残りやすいものです。
恋愛と人間関係
- シングル
- 人の目に留まりやすい時期なので、集まりに顔を出したり、友人に紹介を頼んだりするのに向きます。大象は「自昭明德」。駆け引きより、ありのままの自分を堂々と見せるほうが伝わりやすくなります。
- パートナーがいる
- 関係を一歩進めるのに向き、家族に会う、周りに伝える、これからを話し合う時です。六二は、進む時に不安があっても正しさを守れば吉とします。心配になるのは自然なこと。それで引かないことです。
- 復縁
- 見込みはあります。ただし自分が本当に変わり、それが相手に見えることが条件です。堂々と連絡して気持ちを伝えましょう。初六の「晉如摧如」のとおり、最初に断られても焦らず、ゆったり構えることです。
- 人間関係・協力
- 引き立ててくれる人と知り合うのに向き、周りも応援してくれやすい時です。六三の「眾允」は、皆が信じて認めること。同僚の手柄を取らず、一緒に上がっていくほうが安定しやすくなります。
暮らし
- 試験・学業
- 成績が上向きやすく、順位を上げる、資格を取る、出願するのに向きます。晋は明るさが地上に出る卦です。作品集や面接など、できることを人に見せる場面が、力を出しやすい舞台になります。
- 引っ越し・旅行
- 旅行や出張、より伸びられる街へ移るのに向きます。引っ越しも進めてよい時で、日当たりがよく昼間明るい部屋を選ぶと、気分も晴れやすくなります。
- 心身の状態
- 気分は明るめで、やる気も出やすい時期です。日光を浴び、昼に体を動かしましょう。注目される分、重圧もあります。見せようとして夜更かししないこと。不調は先延ばしにせず、受診の予定を入れてください。
昔ながらの占的
- 待っていること
- 知らせは日の出のように少しずつはっきりしてきて、よい便りが期待できます。条件は、自分から動き、相手に姿を見せること。じっと待つだけだと、少し遅くなりやすいものです。
- 争い・訴訟
- 事実を明るみに出して話すのに向きます。証拠や記録を開示して説明すれば、こちらの言い分は信じてもらいやすいでしょう。裏工作は避けること。上九は、筋が通っていてもやりすぎれば恥をかくとします。
- 失せ物・尋ね人
- 見つかる見込みはまずまずです。上卦の離は明るい所、照明の下、窓辺、下卦の坤は低い所、床、布や衣類の山です。昼の明るいうちに、明るい場所、床の上、布類の中を探してみましょう。
決断するとき
前へ進む時です。取りに行くべきものは取りに行き、思い切ってやってみましょう。ただ、やり方は公明正大に。こっそり席を奪うようなことは避けましょう。
たとえばこんな人なら
晋は上の人の目に留まる時です。要点をはっきり話し、成果を見せ、質問には落ち着いて答えましょう。突っ込まれても慌てず、ゆったりした態度でいると、数字よりも長く印象に残りやすくなります。
大象は「自昭明德」、自分の長所を明るく示すことです。実際にしてきたことと成果を具体的に書きましょう。謙遜しすぎて人物像が見えないのはもったいないもの。ただ書きすぎると、面接で尋ねられた時に崩れやすくなります。
これは変爻がないときの読み方です。変爻があれば朱熹の考変占法で読むべき爻を見ます。卦を立てると結果ページで直接わかります。
康侯用錫馬蕃庶,晝日三接。
康侯錫馬を用て蕃庶なり。昼日に三たび接す。
康侯(国を安んじる諸侯。周の武王の弟、康叔ともいいます)は、天子から賜った馬をたくさんに殖やし、一日のうちに三度お目通りがかないます。
火地晋(かちしん)は、上卦が離(火・太陽)、下卦が坤(地)です。太陽が地上に昇り、高くなるほど明るく照らす姿で、進む、昇るという意味から「晋」と呼ばれます。
初六
晉如,摧如,貞吉。罔孚,裕无咎。
晋如たり、摧如たり。貞しければ吉。孚とせらるること罔きも、裕なれば咎なし。
進もうとして、押し戻されます。正しさを守れば吉です。まだ信用されていなくても、ゆったりと構えていれば咎はありません。
チャンスを求めても断られ、相手はまだこちらを知らず、信用もしていない形です。自分のペースで目の前の務めを果たしましょう。証明を急いだり、焦って無茶をしたりしないことです。
小象:晉如,摧如;獨行正也。裕无咎;未受命也。
六二
晉如,愁如,貞吉。受茲介福,于其王母。
晋如たり、愁如たり。貞しければ吉。茲の介福を其の王母に受く。
進もうとして、心配で落ち着きません。正しさを守れば吉です。祖母から、このような大きな福を受けます。
上を目指す途中で自信がなく、口添えしてくれる人もいない時です。筋の通ったやり方を続けると、立場が上で穏やかな年長者や上司が目を留め、実際の支えをくれやすくなります。
小象:受茲介福,以中正也。
六三
眾允,悔亡。
衆允とす。悔亡ぶ。
皆が信じて認め、悔いは消えます。
自分の条件がいちばんよいとは限りませんが、周りが前へ進むのを後押ししてくれています。皆の合意に乗って一緒に進めば、気がかりだったことはほどけやすくなります。
小象:眾允之志,上行也。
九四
晉如鼫鼠,貞厲。
晋如たる鼫鼠。貞なれども厲うし。
進むさまが鼫鼠(欲深くて臆病な大ねずみ)のようです。正しくても危ういです。
自分では支えきれない地位にいて、もっと欲しいのに見抜かれるのも怖い、そんな危うい状態です。力の差に正直に向き合い、埋めるか、その席を欲張らないかを選びましょう。
小象:鼫鼠貞厲,位不當也。
六五
悔亡,失得勿恤,往吉无不利。
悔亡ぶ。失得恤うることなかれ。往けば吉にして利ろしからざるなし。
悔いは消えます。得るか失うかを気にかけることはありません。進めば吉で、よくないことはありません。
主導する立場にいて、周りも協力してくれる時です。損か得かを計算し続けるより、正しいことに力を注ぎ、そのまま進めていけばよいでしょう。
小象:失得勿恤,往有慶也。
上九
晉其角,維用伐邑,厲吉无咎,貞吝。
其の角に晋む。維れ用て邑を伐つ。厲うけれども吉にして咎なし。貞なれども吝。
角の先まで進みきっています。自分の領地を討つのに使うだけにすべきです。危ういけれども吉で、咎はありません。ただ、正しくても恥をかきます。
頂点まで登りつめた時で、強さはチームの規律や自分の悪い癖など、内側を整えるのに使うのが向いています。外の人に強硬に出ると、筋が通っていても体裁が悪くなりやすいものです。
小象:維用伐邑,道未光也。
晉,進也。明出地上,順而麗乎大明,柔進而上行。是以康侯用錫馬蕃庶,晝日三接也。
晋とは進むことです。明るさが地上に現れ、下は柔順で、上の大いなる明るさに付き従い、柔爻が進んで君主の位まで上っていきます。だから、康侯は天子から賜った馬をたくさんに殖やし、一日のうちに三度お目通りがかなう、というのです。
大象明出地上,晉;君子以自昭明德。
明地上に出づるは晋なり。君子以て自ら明徳を昭らかにす。
明るさが地上に現れるのが晋です。君子はこれを見て、自ら明るい徳を輝かせます。
序卦伝:なぜこの順番なのか物不可以終壯,故受之以晉;晉者進也。
物事はいつまでも盛んなまま、その場にとどまることはできません。力が満ちれば前へ進みます。そこで大壮の後に晋が続きます。晋とは進むことです。
雑卦伝晉晝也,明夷誅也。
雑卦伝は、晋は昼、明夷は傷つくこと、と対にします。晋は太陽が地上に昇り、明るさが広く照らす卦。明夷は太陽が地の下に沈み、明るさが傷つく卦です。通行の解釈では「誅」を「傷」と読みます。
関連する卦よくある質問
晋卦が出たら、恋愛はどう読む?
人の目に留まりやすい時期なので、集まりに顔を出したり、友人に紹介を頼んだりするのに向きます。大象は「自昭明德」。駆け引きより、ありのままの自分を堂々と見せるほうが伝わりやすくなります。 関係を一歩進めるのに向き、家族に会う、周りに伝える、これからを話し合う時です。六二は、進む時に不安があっても正しさを守れば吉とします。心配になるのは自然なこと。それで引かないことです。
晋卦が出たら、仕事はどう読む?
面接や昇進の挑戦、成果を上に見せるのに向きます。康侯が一日に三度お目通りしたように、認められる機会の多い時です。気をつけたいのは九四の「鼫鼠」。地位は欲しいのに責任は怖い、という形です。 昇進を目指す、提案する、面接を受ける、成果を上に見てもらうのに向いています。自分から進めば、上も力を貸してくれやすい時です。
晋卦が出たら、待っていることは来る?
知らせは日の出のように少しずつはっきりしてきて、よい便りが期待できます。条件は、自分から動き、相手に姿を見せること。じっと待つだけだと、少し遅くなりやすいものです。
晋卦が出たら、失せ物は見つかる?
見つかる見込みはまずまずです。上卦の離は明るい所、照明の下、窓辺、下卦の坤は低い所、床、布や衣類の山です。昼の明るいうちに、明るい場所、床の上、布類の中を探してみましょう。
一卦は一つの問いに答え、命盤はあなた自身とこの一年の全体を映します。
経文は『周易』の通行本によります。現代語訳と読み方は星格が書いた参考で、定説ではありません。