兄弟宮

『紫微斗数全書』巻二・安星起例と十二宮・原文と現代語訳

はじめに

この篇は『紫微斗数全書』巻二の、十二宮ごとに諸星の判断を並べた部分から取ったものです。底本では見出しの「兄弟」の前に第二宮を示す「二」が付いていて、命宮の次の第二宮、兄弟宮のことです。書き方はよくそろっていて、一つの星に一条ずつ、まずその星が兄弟宮にあると兄弟が何人いるかを言い、次にどの星と同宮すると人数が増えるか減るかを言い、最後に擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星に会うとどうなるかを言います。順番は十四主星、続いて文昌・文曲、左輔・右弼、禄存、擎羊・陀羅、火星・鈴星で、最後の一条が斗君です。

読む前に知っておくとよいことがいくつかあります。

  • 人数は昔の数え方です。 全書が書かれたのは子だくさんの時代で、人数は兄弟の多い少ない、兄弟の縁の厚い薄いを表す言い方でした。今なら、頭数を数えるより、兄弟との縁の参考として読むほうが合っています。
  • よく出る言葉:「各胞」は母親の違う兄弟、「欠力」は力にならないこと、「宜分居」は別々に住むのがよいということ、「孤單」「孤剋」は兄弟の縁が薄いことです。
  • 底本にはいくつか問題があります。 句読の位置がずれているところ(「貪狼同招怨天相同二人」など)、廉貞星の条の終わりに現代人が書き足したような口語の一文があること、「羊玲」はおそらく「羊陀」であることなどで、それぞれの段の校勘に書いてあります。

1紫微有倚靠年長之兄,天府同三人,天相同三四人,破軍同亦有三人,或各胞生,加羊陀火鈴空劫剋害有則欠和。

書き下し紫微は年長の兄に倚靠する有り、天府同じくすれば三人、天相同じくすれば三四人、破軍同じくすればまた三人有り、或いは各胞の生なり、羊陀火鈴空劫を加え剋害有れば、すなわち和を欠く。

現代語訳紫微星が兄弟宮にあると、頼りにできる年上の兄がいます。天府星と同宮なら三人、天相星と同宮なら三、四人、破軍星と同宮でもやはり三人いるか、あるいは母親の違う兄弟です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星が加わると刑剋があり、兄弟がいても仲よくいきません。

各胞
同じ母親から生まれていないこと。
羊陀火鈴空劫
擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星。六煞星のこと。
剋害
刑剋して損なうこと。兄弟の縁が薄い、または傷つけ合うことを指します。
解説

この篇は兄弟宮を人数で語ります。子の多い昔の家族を前提にした読み方です。紫微星が兄弟宮にあると「有倚靠年長之兄」とされます。帝王の星が兄弟の位置にあるので、頼れる、地位の高い兄や姉がいるという意味になります。同宮として挙がっている天府星・天相星・破軍星について言うと、紫微星が同宮するのはこの三つと貪狼星・七殺星だけです(紫府は寅申、紫相は辰戌、紫破は丑未)。「各胞生」は母親の違う兄弟のことで、今なら半分だけ血のつながった兄弟、あるいは気持ちの上では他人のような兄弟と読めます。人数は字面どおりに受け取らなくてかまいません。大事なのは、兄弟や同世代の中に後ろ盾になってくれる人がいるかどうかです。紫微星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

2天機廟旺有二人,與巨門同二人,陷地,相背不一心,天梁同二人,太陰同二三人,見羊陀火鈴雖有而剋害。

書き下し天機廟旺なれば二人有り、巨門と同じくすれば二人、陥地なれば相背きて心を一にせず、天梁同じくすれば二人、太陰同じくすれば二三人、羊陀火鈴を見れば有りといえども剋害す。

現代語訳天機星が兄弟宮にあると、廟旺なら二人います。巨門星と同宮なら二人です。落陥なら兄弟は互いに背を向け、心が一つになりません。天梁星と同宮なら二人、太陰星と同宮なら二、三人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星を見ると、兄弟はいても刑剋して損なわれます。

廟旺
星がいちばん力を出せる位置にあること。
陷地
星が力を出せない位置。落陥のこと。
解説

天機星が兄弟宮にあると人数は少なめで、たいてい二人です。天機星が同宮できるのは巨門星(卯酉)、天梁星(辰戌)、太陰星(寅申)だけで、この段は三つとも挙げています。天機星は化気が「善」で、変動もつかさどります。兄弟の関係が「相背不一心」とされるのは、この変わりやすさと関係があります。考えがそれぞれ違い、めいめい別の道を行くということです。天機星と巨門星の同宮は全書でよく口論の多い組み合わせとされ、兄弟宮なら兄弟の間で意見が多く出ることになります。今の暮らしでは、兄弟や同僚がそろって頭の回転が速いので、一緒に何かをするなら役割分担を先に決めておくのがよいでしょう。天機星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

3太陽廟旺三人,與巨門同無殺加有三人,太陰同五人,陷地,不和欠力,加羊陀火鈴空劫更剋減半。

書き下し太陽廟旺なれば三人、巨門と同じくして殺の加わる無ければ三人有り、太陰同じくすれば五人、陥地なれば和せず力を欠く、羊陀火鈴空劫を加うれば更に剋して半を減ず。

現代語訳太陽星が兄弟宮にあると、廟旺なら三人います。巨門星と同宮して煞星が加わらなければ三人、太陰星と同宮なら五人です。落陥なら仲が悪く、力にもなりません。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星が加わると刑剋がさらに重くなり、人数は半分に減ります。

欠力
力にならない、助けがないこと。
解説

太陽星は廟旺で三人、太陰星と同宮(丑未)で五人、巨門星と同宮(寅申)で煞星がなければ三人です。太陽星は外へ光を放つ星で、男性と、人に尽くすことをつかさどります。兄弟宮で廟旺なら、兄弟が面倒見よく互いに助け合い、落陥なら仲が悪く力にならない、という読みになります。太陽星の落陥は亥と子で、星格の盤では輝度がそのまま見えます。「欠力」は力にならないことで、今なら兄弟がそれぞれ自分のことで忙しく、頼りにできない、と読めます。太陽星が兄弟宮にある人は、自分のほうが多く尽くす側になることがよくあります。太陽星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

4武曲廟旺有二人,不合,陷宮加殺只一人,天相同二人,破軍七殺同有一人,不和睦,加昌曲左右有三人,見羊陀火鈴空劫孤單。

書き下し武曲廟旺なれば二人有り、合わず、陥宮にして殺を加うれば只一人、天相同じくすれば二人、破軍七殺同じくすれば一人有り、和睦せず、昌曲左右を加うれば三人有り、羊陀火鈴空劫を見れば孤単なり。

現代語訳武曲星が兄弟宮にあると、廟旺なら二人いますが、気が合いません。落陥の宮で煞星が加わると、ただ一人です。天相星と同宮なら二人、破軍星か七殺星と同宮なら一人で、仲よくいきません。文昌星・文曲星・左輔星・右弼星が加われば三人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星を見ると、兄弟の縁が薄く孤独です。

解説

武曲星は兄弟宮で廟旺なら二人ですが「不合」です。武曲星はまっすぐで硬い財の星なので、兄弟の間でお金をめぐってぶつかりやすいのです。武曲星が同宮できるのは天府星(子午)、天相星(寅申)、七殺星(卯酉)、貪狼星(丑未)、破軍星(巳亥)で、この段はそのうち天相星・破軍星・七殺星を挙げています。武曲星と七殺星、武曲星と破軍星の組み合わせがどちらも「一人、不和睦」とされるのは、将の星や消耗の星が財の星に加わって衝突が大きくなるからです。実際の暮らしでは、兄弟姉妹と共同で事業をしたり遺産を分けたりするときは、お金の勘定をはっきりさせておくことが大切です。武曲星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

5天同入廟四五人,天梁同二三人,巨門同無殺三人,太陰同四五人,陷地,只二人,見羊陀火鈴空劫忌,少宜分居不和。

書き下し天同入廟すれば四五人、天梁同じくすれば二三人、巨門同じくして殺無ければ三人、太陰同じくすれば四五人、陥地なれば只二人、羊陀火鈴空劫忌を見れば少なく、よろしく分居すべし、和せず。

現代語訳天同星が兄弟宮にあると、入廟なら四、五人います。天梁星と同宮なら二、三人、巨門星と同宮して煞星がなければ三人、太陰星と同宮なら四、五人です。落陥ならただ二人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星か化忌を見ると、兄弟は少なく、別々に住むのがよく、仲よくいきません。

忌
化忌。
解説

天同星は入廟で四、五人と、この篇の中では多いほうです。天同星は福の星で人柄がおだやかなので、兄弟宮に天同星があると兄弟が多く、仲もよいとされます。天同星が同宮できるのは太陰星(子午)、巨門星(丑未)、天梁星(寅申)で、この段はすべて挙げています。落陥(午)ならただ二人です。「少宜分居不和」は煞星や化忌が来たときの勧めで、離れて住むほうがかえって仲よくいられるということです。兄弟の情は厚くても、長く続けるには距離を保つことが必要だ、と読めます。天同星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

6廉貞入廟二人,貪狼同招怨天相同二人,七殺同一人,天府同加左右昌曲有三人,見羊陀火鈴空劫有剋且不和。兄弟感情融洽,但兄弟不多。

書き下し廉貞入廟すれば二人、貪狼同じくすれば怨みを招く、天相同じくすれば二人、七殺同じくすれば一人、天府同じくして左右昌曲を加うれば三人有り、羊陀火鈴空劫を見れば剋有りかつ和せず。兄弟感情融洽す、但し兄弟多からず。

現代語訳廉貞星が兄弟宮にあると、入廟なら二人います。貪狼星と同宮なら、互いに恨みを買います。天相星と同宮なら二人、七殺星と同宮なら一人です。天府星と同宮し、さらに左輔星・右弼星・文昌星・文曲星が加われば三人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星を見ると刑剋があり、しかも仲よくいきません。最後の一文は、兄弟の仲は睦まじいが兄弟は多くない、と言っています(この文はそれ自体が口語文です。校勘を参照)。

招怨
恨みを招くこと。互いにわだかまりがあること。

校勘 「貪狼同招怨天相同二人」は途中で区切るべきで、「貪狼同招怨,天相同二人」となります。最後の「兄弟感情融洽,但兄弟不多。」は口語文で、現代人が書き足したものと思われ、しかも前の「有剋且不和」と逆のことを言っています。

解説

廉貞星は入廟で二人、貪狼星と同宮(巳亥)で「招怨」、七殺星と同宮(丑未)で一人です。廉貞星は化気が「囚」で、縛られることやわだかまりの意味があり、兄弟宮ではしこりが残りやすいとされます。廉貞星と貪狼星が同宮する巳亥では二つとも落陥なので「招怨」になります。最後の「兄弟感情融洽,但兄弟不多」は、校勘のとおり後の人が書き足した口語で、前の文と食い違っています。今の見方では、兄弟の間に張り合う気持ちがあり、誰が成功したか、誰が親の面倒を多く見たかが話の種になりやすい、と読めます。廉貞星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

7天府有五人,紫微同加左右昌曲有六七人,廉貞同三人,見羊陀火鈴空劫只二人。

書き下し天府は五人有り、紫微同じくして左右昌曲を加うれば六七人有り、廉貞同じくすれば三人、羊陀火鈴空劫を見れば只二人。

現代語訳天府星が兄弟宮にあると五人います。紫微星と同宮し、さらに左輔星・右弼星・文昌星・文曲星が加われば六、七人です。廉貞星と同宮なら三人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星を見ると、ただ二人です。

解説

天府星は兄弟宮でいちばん人数が多く五人、紫微星・天府星の同宮に左輔・右弼・文昌・文曲が加われば六、七人です。天府星は財の蔵で、包み込む力をつかさどるので、兄弟の位置にあれば一族が大きく、蓄えも多く、互いに支え合えるとされます。天府星が同宮できるのは紫微星(寅申)、廉貞星(辰戌)、武曲星(子午)で、この段は武曲星に触れていません。天府星が兄弟宮にあるとき、命宮は必ず天府星の一つ先の宮になるので、命宮には必ず太陰星があります(天府星系で天府星の次に並ぶ星です)。兄弟や同世代が頼もしい後ろ盾になる配置です。天府星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

8太陰入廟兄弟五人,太陽同亦五六人,天機同二人,科權同四五人,見羊陀火鈴空劫減半,且剋宜分居相背。

書き下し太陰入廟すれば兄弟五人、太陽同じくすればまた五六人、天機同じくすれば二人、科権同じくすれば四五人、羊陀火鈴空劫を見れば半を減じ、かつ剋す、よろしく分居し相背くべし。

現代語訳太陰星が兄弟宮にあると、入廟なら兄弟は五人です。太陽星と同宮でもやはり五、六人、天機星と同宮なら二人、化科・化権がつけば四、五人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星を見ると人数は半分に減り、しかも刑剋があり、別々に住み、互いに離れるのがよいとされます。

科權
化科と化権。
解説

太陰星は入廟で五人、太陽星と同宮で五、六人、天機星と同宮で二人、化科・化権がつけば四、五人です。太陰星は柔らかさ、母、女性をつかさどるので、兄弟宮では姉妹が多い、あるいは兄弟の関係がこまやかだと読まれます。太陰星の入廟は亥・子・丑で、星格の盤で輝度をそのまま確かめられます。この段には「科權同」という珍しい条件があります。太陰星が化権するのは戊年、化科するのは庚年と癸年です。煞星を見たときの「宜分居相背」は、天同星の条の勧めと同じです。太陰星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

9貪狼廟旺二人,陷地宜各胞,廉貞同不和,紫微同有三人,加羊陀火鈴空劫孤單。

書き下し貪狼廟旺なれば二人、陥地はよろしく各胞なるべし、廉貞同じくすれば和せず、紫微同じくすれば三人有り、羊陀火鈴空劫を加うれば孤単なり。

現代語訳貪狼星が兄弟宮にあると、廟旺なら二人います。落陥なら母親の違う兄弟であるほうがよいとされます。廉貞星と同宮なら仲が悪く、紫微星と同宮なら三人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星が加わると、兄弟の縁が薄く孤独です。

解説

貪狼星は廟旺で二人、落陥では「宜各胞」、つまり母親の違う兄弟のほうがかえってよいとされます。これは昔の人の、災いを和らげてかわすという考え方で、刑剋が重すぎる組み合わせでは、その刑剋を異母の兄弟に引き受けさせる、というものです。貪狼星が同宮できるのは紫微星(卯酉)、廉貞星(巳亥)、武曲星(丑未)で、この段は武曲星に触れていません。廉貞星と同宮すると仲が悪いのは、巳亥ではどちらも落陥だからです。今の家族に置き換えると、兄弟それぞれに欲しいものや進みたい方向があり、無理に足並みをそろえなくてよい、と読めます。貪狼星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

10巨門廟旺二人,陷地,各胞有,宜分居,太陽同加左右昌曲有三人,天機同有二人,更乖違不一心,天同二三人,加羊陀火鈴空劫孤剋。

書き下し巨門廟旺なれば二人、陥地なれば各胞有り、よろしく分居すべし、太陽同じくして左右昌曲を加うれば三人有り、天機同じくすれば二人有り、更に乖違して心を一にせず、天同は二三人、羊陀火鈴空劫を加うれば孤剋す。

現代語訳巨門星が兄弟宮にあると、廟旺なら二人います。落陥なら母親の違う兄弟がいて、別々に住むのがよいとされます。太陽星と同宮し、さらに左輔星・右弼星・文昌星・文曲星が加われば三人です。天機星と同宮なら二人ですが、いっそう互いに逆らい合い、心が一つになりません。天同星と同宮なら二、三人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星が加わると、孤独で刑剋があります。

乖違
互いに逆らい、意見が食い違うこと。
孤剋
孤独で刑剋もあること。兄弟の縁が薄いことを指します。
解説

巨門星の兄弟宮で要になるのは「乖違不一心」です。巨門星は化気が「暗」で、口舌と疑いをつかさどります。天機星と同宮(卯酉)するといっそう食い違うのは、どちらも考えすぎ、言い争いがちな星だからです。太陽星と同宮(寅申)して左輔・右弼・文昌・文曲が加われば三人とされ、太陽星が巨門星の暗さを照らすと読みます。落陥(辰戌)では異母の兄弟がいて、別々に住むのがよいとされます。兄弟の間で口数も言い争いも多い配置なので、ため込むより言葉にしたほうがよい、と読めます。巨門星が兄弟宮にあるときも参照してください。巨門星と太陽星の組み合わせは、全書の巨門星の同垣で詳しく論じられています。

✎ メモ

11天相和平有二三人,見殺全無紫微同有三四人,武曲同二人,廉貞同二人,見羊陀火鈴空劫孤單。

書き下し天相は和平にして二三人有り、殺を見れば全く無し、紫微同じくすれば三四人有り、武曲同じくすれば二人、廉貞同じくすれば二人、羊陀火鈴空劫を見れば孤単なり。

現代語訳天相星が兄弟宮にあると、穏やかで仲がよく、二、三人います。煞星を見ると一人もいません。紫微星と同宮なら三、四人、武曲星と同宮なら二人、廉貞星と同宮なら二人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星を見ると、兄弟の縁が薄く孤独です。

和平
穏やかで仲がよいこと。

校勘 「見殺全無紫微同有三四人」は途中で区切るべきで、「見殺全無,紫微同有三四人」となります。

解説

天相星は兄弟宮で「和平」です。天相星は調整役の星なので、兄弟の間をうまく取りもちます。「見殺全無」とあるように、ここでは煞星の影響がとても重く書かれています。天相星が同宮できるのは紫微星(辰戌)、武曲星(寅申)、廉貞星(子午)で、この段はすべて挙げています。天相星の両隣は必ず巨門星と天梁星で、命宮は兄弟宮の一つ先の宮なので、兄弟宮に天相星があれば命宮には必ず天梁星があります。天相星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

12天梁廟旺二人和順,或多不同胞且不和,陷宮全無,天同同三人,天機同二人,見羊陀火鈴空劫少。

書き下し天梁廟旺なれば二人和順なり、或いは多ければ同胞ならずかつ和せず、陥宮は全く無し、天同同じくすれば三人、天機同じくすれば二人、羊陀火鈴空劫を見れば少なし。

現代語訳天梁星が兄弟宮にあると、廟旺なら二人いて、互いに素直で仲がよいとされます。人数が多ければ母親の違う兄弟がいて、しかも仲がよくありません。落陥の宮なら一人もいません。天同星と同宮なら三人、天機星と同宮なら二人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星を見ると、兄弟は少なくなります。

解説

天梁星は廟旺で二人、仲がよく、人数が多ければ異母の兄弟がいて不和、落陥の宮では一人もいないとされます。天梁星は「蔭」の星、老人の星で、兄弟宮では兄弟の中に親のように面倒を見る人がいる、と読まれます。天梁星が同宮できるのは天同星(寅申)、天機星(辰戌)、太陽星(卯酉)で、この段は太陽星に触れていません。天梁星の落陥は巳・亥・申で、星格の盤で輝度をそのまま確かめられます。今の家族では、兄弟の誰か一人が世話役を引き受けている形がよく見られます。天梁星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

13七殺主孤剋,在子午寅申宮方有三人,也不和宜各人,加昌曲左右更好。

書き下し七殺は孤剋を主る、子午寅申宮に在りて方に三人有り、また和せず、よろしく各人なるべし、昌曲左右を加うれば更に好し。

現代語訳七殺星が兄弟宮にあると、孤独で刑剋があることをつかさどります。子・午・寅・申の宮にあるときだけ三人いますが、それでも仲よくいかず、めいめい別々にするのがよいとされます。文昌星・文曲星・左輔星・右弼星が加わればさらによくなります。

宜各人
言葉が簡略で、おおよそ「それぞれ分かれて、めいめいの暮らしをするのがよい」という意味です。
解説

七殺星は孤剋をつかさどり、子午寅申にあるときだけ三人とされます。子午寅申は、七殺星が単独で座り、対宮に紫微星・天府星または武曲星・天府星がある位置です。七殺星の篇で「七殺、寅申子午の宮」とほめられているのと同じ組です。言い換えれば、七殺朝斗の位置では兄弟宮まで比較的よいということです。「宜各人」は、それぞれ分かれることです。兄弟がそれぞれ独立していて、べったりした仲ではなくても、いざというときには力を貸せる関係と読めます。七殺星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

14破軍入廟三人,陷地加殺孤單,武曲同二人,紫微同二人,廉貞同一人,加昌曲左右有三人和睦加,羊陀火鈴空劫孤單。

書き下し破軍入廟すれば三人、陥地にして殺を加うれば孤単、武曲同じくすれば二人、紫微同じくすれば二人、廉貞同じくすれば一人、昌曲左右を加うれば三人有りて和睦す、羊陀火鈴空劫を加うれば孤単なり。

現代語訳破軍星が兄弟宮にあると、入廟なら三人います。落陥で煞星が加わると、兄弟の縁が薄く孤独です。武曲星と同宮なら二人、紫微星と同宮なら二人、廉貞星と同宮なら一人です。文昌星・文曲星・左輔星・右弼星が加われば三人いて仲よくいきます。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星が加わると、兄弟の縁が薄く孤独です。

校勘 「有三人和睦加,羊陀火鈴空劫孤單」は読点の位置がずれています。「和睦」で区切り、「加」は次の句に付けて「加羊陀火鈴空劫」と読むべきです。

解説

破軍星は入廟(子午)で三人、落陥で煞星が加われば孤独です。武曲星と同宮(巳亥)、紫微星と同宮(丑未)ではそれぞれ二人、廉貞星と同宮(卯酉)では一人で、ちょうど破軍星の輝度の順に並んでいます。卯酉は破軍星の唯一の落陥の地で、人数もいちばん少なくなっています。破軍星は化気が「耗」で、兄弟宮では兄弟の間に変動が多く、各地に散らばることもあれば、財産をめぐって争うこともあるとされます。全体として、兄弟の関係に浮き沈みがある配置です。破軍星が兄弟宮にあるときも参照してください。

✎ メモ

15文昌文曲諸宮皆有三人,見羊陀火鈴,廟旺不剋,陷宮孤單,加空劫全無。

書き下し文昌文曲は諸宮皆三人有り、羊陀火鈴を見るも、廟旺なれば剋せず、陥宮なれば孤単、空劫を加うれば全く無し。

現代語訳文昌星・文曲星が兄弟宮にあると、どの宮でも三人います。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星を見ても、廟旺なら刑剋を受けず、落陥の宮なら兄弟の縁が薄く孤独です。地空星・地劫星が加わると一人もいません。

解説

文昌星・文曲星は兄弟宮で「諸宮皆有三人」、どの宮でも同じだとされています。全書が昌曲を人数を決める星ではなく、上乗せの星として扱っていることがわかります。羊陀火鈴を見たときは輝度で分け、廟旺なら剋さず、落陥の宮なら孤独とします。巻三の表は文昌星・文曲星の落陥をどちらも寅・午・戌としていますが、星格の輝度では文昌星が寅午戌で落陥、文曲星は午戌で落陥、寅では平和です。空劫が加われば一人もいないとあり、この篇では空劫が羊陀火鈴より重く扱われていることがわかります。現代では、兄弟の間に教養や学歴の面で共通の話題がある、と読めます。

✎ メモ

16左輔有三人,同天同昌曲有四五人,加羊陀火鈴二人,有空劫欠力不和。

書き下し左輔は三人有り、天同昌曲と同じくすれば四五人有り、羊陀火鈴を加うれば二人、空劫有れば力を欠きて和せず。

現代語訳左輔星が兄弟宮にあると三人います。天同星・文昌星・文曲星と同宮なら四、五人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星が加われば二人です。地空星・地劫星があると、力にならず、仲もよくありません。

解説

左輔星は兄弟宮で三人、天同星・文昌星・文曲星と同宮で四、五人です。左輔星はもともと「助力の星」なので、兄弟宮はいちばんふさわしい場所です。兄弟とは、同世代の助け手だからです。羊陀火鈴が加われば二人に減り、空劫があれば力にならず不和になります。ここで左輔星が天同星と並べられているのは、天同星が福を、左輔星が助けをつかさどり、合わせると兄弟が和やかに楽しむ形になるからです。今の人間関係に広げると、同世代や同僚、友人の中に安定して支えてくれる人がいる、と読めます。

✎ メモ

17右弼三人,同府相紫微昌曲有四五人,加羊陀火鈴二人,有空劫欠力不和睦。

書き下し右弼は三人、府相紫微昌曲と同じくすれば四五人有り、羊陀火鈴を加うれば二人、空劫有れば力を欠きて和睦せず。

現代語訳右弼星が兄弟宮にあると三人います。天府星・天相星・紫微星・文昌星・文曲星と同宮なら四、五人です。擎羊星・陀羅星・火星・鈴星が加われば二人です。地空星・地劫星があると、力にならず、仲よくいきません。

解説

右弼星の書き方は左輔星とほとんど同じで、組み合わせる主星が天同星から天府星・天相星・紫微星に替わっているだけです。紫微星・天府星・天相星は、いずれも紫微星のまわりに集まる系統の星で、右弼星はもともと「帝令を佐く」星なので、紫微星の系統と並べるのがいちばんしっくりきます。この一対の条文から、全書が左輔星・右弼星を一組と見て、兄弟宮での働きを同じとしていることがわかります。兄弟や同僚の中に、陰で黙って助けてくれる人がいる配置です。

✎ メモ

18祿存相生有兄弟見殺剋害招怨。

書き下し禄存相生ずれば兄弟有り、殺を見れば剋害して怨みを招く。

現代語訳禄存星が兄弟宮にあると、相生なら兄弟がいます。煞星を見ると刑剋して損ない、互いに恨みを買います。

相生
一般には、星とその宮の五行が相生の関係にあることと解します。原文には詳しい説明がありません。
解説

禄存星が兄弟宮にあると「相生有兄弟」です。相生とは、禄存星の五行(土)と兄弟宮のある十二支の五行が相生の関係にあることです。禄存星が入るのは寅・卯・巳・午・申・酉・亥・子の八つの支だけで、たとえば巳・午(火が土を生む)なら相生です。煞星を見れば剋害して恨みを招きます。擎羊星は禄存星の一つ先の宮にあり、命宮も兄弟宮の一つ先の宮なので、兄弟宮に禄存星があるとき、擎羊星は必ず命宮にあります。暮らしに置き換えると、兄弟の間にお金のやりとりがあり、守れれば仲よく、守れなければ恨みになる、と読めます。

✎ メモ

19羊玲剋害入廟一人,眾吉星加有二三人,陷地全無。

書き下し羊玲は剋害す、入廟すれば一人、衆吉星加われば二三人有り、陥地は全く無し。

現代語訳擎羊星(と陀羅星)が兄弟宮にあると、刑剋して損なうことをつかさどります。入廟なら一人、多くの吉星が加われば二、三人、落陥なら一人もいません。

入廟
星がいちばん力を出せる位置にあること。

校勘 「羊玲」の「玲」は「鈴」とすべきです。ただし後に鈴星だけの条が別にあり、この条は火星・鈴星の条より前に置かれているので、「羊玲」はおそらく「羊陀」で、擎羊星・陀羅星を指すと思われます。訳文は「羊陀」として訳しています。

解説

校勘に従い、「羊玲」は「羊陀」と読みます。擎羊星・陀羅星は兄弟宮で刑剋をつかさどり、入廟で一人、吉星が加われば二、三人、落陥なら一人もいないとされます。擎羊星・陀羅星の廟はどちらも辰・戌・丑・未で、星格の盤で輝度がわかります。擎羊星と陀羅星はいつも禄存星を両側から挟んでいるので、兄弟宮に陀羅星があれば禄存星は必ず命宮に、擎羊星があれば禄存星は夫妻宮にあります。兄弟の間に競争や衝突がある配置ですが、人数が少ないのは必ずしも悪いことではなく、関係が単純な分かえってすっきりする、とも読めます。

✎ メモ

20火星入廟逢有吉星有一二人,加廉殺破鈴孤剋。

書き下し火星入廟して吉星有るに逢えば一二人有り、廉殺破鈴を加うれば孤剋す。

現代語訳火星が兄弟宮にあると、入廟で吉星に会えば一、二人います。廉貞星・七殺星・破軍星・鈴星が加わると、孤独で刑剋があります。

解説

火星は入廟(寅午戌)で吉星に会えば一、二人、廉貞星・七殺星・破軍星・鈴星が加われば孤剋です。火星が兄弟宮にあると、兄弟の関係がせっかちで直接的になり、衝突が爆発しやすいとされます。ここで廉貞星・七殺星・破軍星を鈴星と並べているのは、全書によく出てくる「凶星の組み合わせ」です。今の言葉で言えば、兄弟そろって気が短く、小さなことが大げんかになりやすいので、理屈で説き伏せるより、いったん距離を置いて頭を冷やすほうが効きます。

✎ メモ

21鈴星入廟相生有兄弟,加羊陀火空劫全無。

書き下し鈴星入廟し相生ずれば兄弟有り、羊陀火空劫を加うれば全く無し。

現代語訳鈴星が兄弟宮にあると、入廟で相生なら兄弟がいます。擎羊星・陀羅星・火星・地空星・地劫星が加わると、一人もいません。

解説

鈴星は入廟で相生なら兄弟がいて、羊陀火空劫が加われば一人もいないとされます。鈴星は五行が火で、「相生」は禄存星の条と同じく、鈴星の五行と宮の十二支の五行が相生になることを指します。たとえば寅・卯(木が火を生む)です。鈴星と火星の条文が並んでいることから、全書が火星と鈴星の働きをほとんど同じに書いていることがわかります。兄弟の間に、表に出ない感情がこもりやすい配置で、それを外に出す場が必要です。

✎ メモ

22斗君逢在兄弟宮過度,逢吉星兄弟一年和睦,逢凶殺有刑者不見刑主有兄弟爭鬥。

書き下し斗君逢いて兄弟宮に在りて過度するに、吉星に逢えば兄弟一年和睦す、凶殺に逢うに、刑有るもの、刑を見ざるは兄弟の争闘有るを主る。

現代語訳斗君が兄弟宮に来た年は、吉星に会えば兄弟はその一年仲よくいきます。凶星や煞星に会えば、刑星があるときは刑傷をつかさどり、刑星がないときは兄弟の間に争いがあることをつかさどります。

斗君
流年で正月にあたる宮。ここから流月を数えはじめます。
過度
通る、めぐってくること。
有刑者不見刑
言葉が簡略です。ここでは「刑星があるものは(刑傷をつかさどり)、刑星を見ないものは(争いをつかさどる)」と読みます。
解説

斗君が兄弟宮をめぐってくる年は、兄弟宮の吉凶でその一年の兄弟関係を判断します。吉星が多ければ仲よく、煞星が多ければ争いになります。「有刑者不見刑」の読み方は注のとおりです。斗君の条は全書の十二宮の篇に決まって置かれる結びで、どの宮にも一条ずつあります。星格で流年と流月を重ねて表示すると、斗君がどの宮にあるかがわかります。四化の性情の篇の斗君の段も参照してください。

✎ メモ
底本原文(ウィキソース、一部簡体字)
紫微有倚靠年长之兄,天府同三人,天相同三四人,破军同亦有三人,或各胞生,加羊陀火铃空劫克害有则欠和。 天机庙旺有二人,与巨门同二人,陷地,相背不一心,天梁同二人,太阴同二三人,见羊陀火铃虽有而克害。 太阳庙旺三人,与巨门同无杀加有三人,太阴同五人,陷地,不和欠力,加羊陀火铃空劫更克减半。 武曲庙旺有二人,不合,陷宫加杀只一人,天相同二人,破军七杀同有一人,不和睦,加昌曲左右有三人,见羊陀火铃空劫孤单。 天同入庙四五人,天梁同二三人,巨门同无杀三人,太阴同四五人,陷地,只二人,见羊陀火铃空劫忌,少宜分居不和。 廉贞入庙二人,贪狼同招怨天相同二人,七杀同一人,天府同加左右昌曲有三人,见羊陀火铃空劫有克且不和。兄弟感情融洽,但兄弟不多。 天府有五人,紫微同加左右昌曲有六七人,廉贞同三人,见羊陀火铃空劫只二人。 太阴入庙兄弟五人,太阳同亦五六人,天机同二人,科权同四五人,见羊陀火铃空劫减半,且克宜分居相背。 贪狼庙旺二人,陷地宜各胞,廉贞同不和,紫微同有三人,加羊陀火铃空劫孤单。 巨门庙旺二人,陷地,各胞有,宜分居,太阳同加左右昌曲有三人,天机同有二人,更乖违不一心,天同二三人,加羊陀火铃空劫孤克。 天相和平有二三人,见杀全无紫微同有三四人,武曲同二人,廉贞同二人,见羊陀火铃空劫孤单。 天梁庙旺二人和顺,或多不同胞且不和,陷宫全无,天同同三人,天机同二人,见羊陀火铃空劫少。 七杀主孤克,在子午寅申宫方有三人,也不和宜各人,加昌曲左右更好。 破军入庙三人,陷地加杀孤单,武曲同二人,紫微同二人,廉贞同一人,加昌曲左右有三人和睦加,羊陀火铃空劫孤单。 文昌文曲诸宫皆有三人,见羊陀火铃,庙旺不克,陷宫孤单,加空劫全无。 左辅有三人,同天同昌曲有四五人,加羊陀火铃二人,有空劫欠力不和。 右弼三人,同府相紫微昌曲有四五人,加羊陀火铃二人,有空劫欠力不和睦。 禄存相生有兄弟见杀克害招怨。 羊玲克害入庙一人,众吉星加有二三人,陷地全无。 火星入庙逢有吉星有一二人,加廉杀破铃孤克。 铃星入庙相生有兄弟,加羊陀火空劫全无。 斗君逢在兄弟宫过度,逢吉星兄弟一年和睦,逢凶杀有刑者不见刑主有兄弟争斗。

よくある質問

紫微斗数の兄弟宮では何を見ますか?

兄弟宮で見るのは兄弟姉妹のことです。兄弟が多いか少ないか、仲がよいかどうか、助け合えるかどうかを見ます。『紫微斗数全書』巻二は星ごとに、兄弟宮にあるとき兄弟が何人いるか、どの星と同宮すると増えるか減るかを書き、擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星に会うと、たいてい人数が減り、仲が悪くなるとしています。

兄弟宮で兄弟姉妹の人数が本当にわかるのですか?

全書はたしかに星ごとに人数を書いています。たとえば天府星は五人、天機星は二人、太陰星は入廟で五人です。ただしこれは子どもの多い昔の家族を前提にした言い方で、同じ星でも同宮する星や煞星によって人数が増減します。現代に引き直すと、正確な人数ではなく、兄弟との縁の厚さ薄さの目安として扱うのがふつうです。

兄弟宮に煞星があると兄弟の仲が悪いのですか?

全書の書き方では、主星が兄弟宮にあって、さらに擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星を見ると、たいてい「有剋」「不和」「孤單」「減半」とされます。ただし例外もあります。文昌星・文曲星は羊陀火鈴を見ても「廟旺不剋」で、左輔星・右弼星は羊陀火鈴が加わってもなお二人です。主星と輝度をあわせて判断する必要があります。

紫微星が兄弟宮にあるとどういう意味ですか?

全書は、紫微星が兄弟宮にあると「有倚靠年長之兄」、つまり頼りになる年上の兄がいるとしています。天府星と同宮なら三人、天相星と同宮なら三、四人、破軍星と同宮でも三人で、母親の違う兄弟のこともあります。羊陀火鈴空劫が加わると刑剋があり、兄弟がいても仲はよくないとされます。

斗君が兄弟宮に来るとはどういうことですか?

斗君は流年の正月がある宮です。全書は、斗君が兄弟宮を通る年に吉星に会えば、その一年は兄弟が仲よく、凶星や煞星に会えば、刑星があるときは刑傷、刑星がないときは兄弟の間に争いがあるとしています。

この篇に出てくる主星

紫微星廉貞星天機星天同星太陰星巨門星
✎ 読み終えたら、星霊にひとこと感想を