四化の性情:化禄・化権・化科・化忌

〈四化性情:化祿、化權、化科、化忌〉

『紫微斗数全書』巻二・安星起例と十二宮・原文と現代語訳

はじめに

この篇は『紫微斗数全書』巻二「諸星の性情」の最後の篇で、四化、つまり化禄・化権・化科・化忌を扱い、最後に「歲君」(流年の太歳)と「斗君」を付けています。

  • 化禄(第1〜8段):五行で土に属し、「福德之神」です。身宮・命宮・官禄宮を守り、さらに化科・化権に遇えば、必ず大臣になります。運限に入れば仕官と昇進をつかさどり、十年めでたいことが続きます。
  • 化権(第9〜19段):木に属し、「掌判生殺之神」です。巨門星・武曲星と会えば大事を一手に担い、兵権を握ります。女命は「奪夫權柄」とします。
  • 化科(第20〜30段):水に属し、「上界應試之神」です。天魁星・天鉞星に逢うのを最も喜び、必ず科挙に合格します。截路空亡・旬空・天空を嫌います。
  • 化忌(第31〜46段):水に属し、「多管之神」です。身宮・命宮を守れば一生順調でなく、もめごとを招きます。運限に入れば一年が不足し、十年悔いが残ります。続いて化忌がかえって凶でない場合を挙げます。天同星が戌、巨門星が辰、太陽星が寅から午、太陰星が酉から子にある場合です。日月が陥地で化忌なら大凶です。第46段は四句で四化をまとめています。
  • 歳君・斗君(第47〜53段):流年の太歳と斗君(流年の正月)の見方です。

四化は生まれ年の十干で決まり、星格の盤では各星のそばに示されます。第34段は「天同在戌化忌,丁生人遇吉」「巨門在辰化忌辛生人返佳」と言いますが、十干の四化では丁年の天同星は化権、辛年の巨門星は化禄で、「化忌」と合いません。このことは注と解析で説明しています。

1化祿星土,為福德之神,守身命官祿之位,科權相遇必作大臣之職,

書き下し化禄星は土、福徳の神と為す、身命官禄の位を守り、科権相遇えば必ず大臣の職と作る。

現代語訳化禄は五行で土に属し、福徳の神です。身宮・命宮・官禄宮を守り、さらに化科・化権と遇えば、必ず大臣の職に就きます。

化祿
四化の一つ。生まれ年の十干によってある星に付き、福と禄、財の源をつかさどります。
解説

化禄は独立した星ではなく、生まれ年の十干がある星を禄に「化」させるものです。甲は廉貞星、乙は天機星、丙は天同星、丁は太陰星、戊は貪狼星、己は武曲星、庚は太陽星、辛は巨門星、壬は天梁星、癸は破軍星です。全書はこれに五行の「土」と、「福德之神」という役割を与えています。この段は〈化禄の主るところは〉とほとんど一字一句同じで(化禄の主るところは)、巻二の性情の篇が問答の篇を一度まとめ直したものだとわかります。条件は身命か官禄宮を守り、そのうえで科権と遇うことです。星格の盤では化禄はその星のそばに示されるので、命宮の三方四正に禄・権・科の三つの印がそろって出ているかを見ます。

✎ メモ

2小限逢之主進仕之喜,大限十年吉慶,惡曜來臨並羊陀火忌沖照,亦不為害。

書き下し小限これに逢えば進仕の喜びを主る、大限は十年吉慶、悪曜来臨し並びに羊陀火忌沖照すとも、亦害を為さず。

現代語訳小限で化禄に逢えば、仕官し昇進する喜びをつかさどります。大限で逢えば、十年めでたいことが続きます。凶星が来て、さらに擎羊星・陀羅星・火星・化忌が沖照しても、害にはなりません。

進仕
仕官の道に入ること、昇進すること。
解説

この段は化禄が運限に入ったときの働きを言います。小限なら仕官の喜び、大限なら十年めでたく、「惡曜來臨並羊陀火忌沖照,亦不為害」です。全書は化禄に大きな信頼を寄せていて、化忌が沖照しても害にならないとまで言います。これは後の時代の、禄と忌の同宮や「禄が沖破に逢う」を問題にする見方とは違います。後の時代には禄逢沖破を破格とします。二つの言い方は両立します。全書は化禄そのもののしぶとさを言い、後の時代は化禄が煞や忌に削られることを言っているのです。星格で大限を見るとき、大限の十干もある星を化禄させるので、その星のある宮がその十年の要になります。

✎ メモ

3女人吉湊作命婦,內外威嚴,殺湊平常。

書き下し女人は吉湊まれば命婦と作り、内外威厳、殺湊まれば平常。

現代語訳女性の化禄に吉星が集まれば、封号を受けた命婦になり、家の内でも外でも威厳があります。煞星が集まれば、平凡です。

命婦
朝廷から封号を受けた女性。
解説

女命の化禄は吉が集まれば命婦となり、内外に威厳があり、煞が集まれば平凡です。「內外威嚴」は昔、家の中でも外でも敬われることを言いました。〈化禄の主るところは〉はこれを「二限逢之」のあとに置いているので、もとは運限の話だったものを、ここで本命の話に移したのかもしれません。化禄の女命への評価は化権(第12段・第16段)よりも穏やかで、「奪夫權柄」のような言葉はありません。現代風に読むと、人に好かれ、資源があり、家でも外でもうまくやれる人です。煞星が多ければ化禄のよさは割り引かれ、平凡になります。

✎ メモ

化祿入命斷訣:

5十干化祿最為榮,男命逢之福自申,武職題名邊塞上,文人名譽滿朝廷。

書き下し十干の化禄最も栄と為す、男命これに逢えば福自ら申ぶ、武職は名を辺塞の上に題し、文人は名誉朝廷に満つ。

現代語訳十干の化禄は最も栄えあるものです。男命がこれに逢えば、福はおのずから伸びていきます。武官なら辺境の砦で名を挙げ、文人なら名誉が朝廷に満ちます。

十干化祿
甲から癸までの十の年干に、それぞれ化禄する星が一つずつあること。
解説

「十干化祿」は、化禄が十の十干によって割り振られ、年干ごとに一つの星に付くことを強調しています。男命がこれに逢えば、武官は辺境で手柄を立て、文人は朝廷に名が満ち、文武どちらでもよいのです。化禄の性質は「縁があり、実りがある」ことなので、どの道に進んでも成果が出やすいのです。星格の盤では、命宮の主星のそばに「禄」の印があれば、この首の条件に当たります。化禄が命宮以外の宮にあれば、その宮がその人の最も実りを得やすい分野で、化禄の課も参考になります。

✎ メモ

6祿主天同遇太陽,常人大富足田莊,資財六畜皆生旺,凡有施為盡吉祥。

書き下し禄主天同太陽に遇えば、常人も大いに富みて田荘足る、資財六畜皆生旺、凡そ施為有れば尽く吉祥。

現代語訳禄の主である天同星が太陽星に遇えば、普通の人でも大いに富み、田畑や屋敷が十分にあります。財産も家畜もみな盛んに増え、何をしてもすべて吉祥です。

祿主天同
天同星の化禄(丙年)。
六畜
馬・牛・羊・鶏・犬・豚。広く家の家畜という財産を指します。
遇太陽
盤の上で太陽星と天同星はいつも一宮をはさんで離れていて、同宮することも三方四正に入ることもありません。この句の「遇」は盤と合わないので、条件には天同星の化禄だけを付けています。
解説

「祿主天同」は丙年の天同星の化禄です。天同星は化気が福で、そこに化禄がもう一重の福を加えるので、「常人大富足田莊」なのです。「遇太陽」は上乗せの条件ですが、星の置き方からすると、天同星と太陽星は同宮もせず、互いの三方四正にも入らないので、本命の盤では字面どおりにはまず成り立ちません。運限が太陽星に巡ることを指すか、後の人が写すときに別の組み合わせを紛れ込ませたと考えるほうが自然です。「六畜皆生旺」は農業社会の富の物差しで、今なら商売や投資、さまざまな収入源がどれも盛んになることと読めます。

✎ メモ

化祿入限斷訣:

8限中若遇祿來臨,爵位高遷佐聖明,常庶相逢當大貴,自然蓄積廣金銀。

書き下し限中もし禄の来臨に遇えば、爵位高く遷りて聖明を佐く、常庶相逢えば当に大貴なるべし、自然に蓄積して金銀を広む。

現代語訳運限の中でもし化禄が来れば、爵位が高く上がり、聖明な君主を佐けます。普通の庶民がこれに逢っても大いに貴くなるはずで、おのずから蓄えが増え、金銀が多くなります。

解説

運限の中で化禄に遇えば、爵位が高く上がり、庶民も大いに貴くなり、金銀を蓄えます。この首は化禄が運限に入る利点をいちばん手放しで書いています。気をつけたいのは、「限中若遇祿來臨」の化禄には三つの出どころがあることです。本命の化禄が大限の三方に入る場合、大限の十干から出る化禄、流年の十干から出る化禄です。三つが重なるときに最もはっきり表れます。星格で大限や流年を見るときは、その時期の四化の印がどの宮に落ちているかを見れば、そこがこの時期に実りのある場所です。

✎ メモ

9化權星木,掌判生殺之神,守身命科祿相迎,則出將入相,

書き下し化権星は木、生殺を掌判する神、身命を守りて科禄相迎うれば、すなわち出でては将入りては相。

現代語訳化権は五行で木に属し、生と殺の判断をつかさどる神です。身宮・命宮を守り、さらに化科・化禄と迎え合えば、外に出ては将軍、朝廷に入っては宰相になります。

出將入相
外に出れば将軍、朝廷に入れば宰相となること。文武どちらでも高く上ること。
解説

化権は木に属し、「掌判生殺之神」で、決定権を持ち、最後の判断を下せる力です。十干の化権は、甲が破軍星、乙が天梁星、丙が天機星、丁が天同星、戊が太陰星、己が貪狼星、庚が武曲星、辛が太陽星、壬が紫微星、癸が巨門星で、すべて主星です。条件は身命を守り、そこに科禄が迎え合うことで、そうなれば出将入相です。〈化権の主るところは〉にはさらに「科權相逢必定文章冠世」という一句があり(化権の主るところは)、ここには採られていません。三つの化がそろって命宮の三方にある形は、後の時代に三奇加会と呼ばれます。

✎ メモ

10會巨門武曲必專大事,掌握兵符,為人極古怪,到處欲人敬重,

書き下し巨門武曲に会えば必ず大事を専らにし、兵符を掌握す、人と為り極めて古怪、到る処人の敬重を欲す。

現代語訳化権が巨門星・武曲星と会えば、必ず大事を一手に担い、兵権を握ります。人柄はきわめて変わっていて、どこへ行っても人に敬われたがります。

兵符
軍を動かすための割符。兵権のこと。
解説

化権が巨門星・武曲星と会えば、大事を担い、兵符を握ります。巨門星は弁舌と分析、武曲星は財と将で、どちらも権に遇えば実権のほうへ向かいます。巨門星の化権は癸年、武曲星の化権は庚年です。「為人極古怪,到處欲人敬重」は化権の副作用で、体面を重んじて人に敬われたがり、付き合いにくい性格になります。第46段もまた「權會巨武英揚」と言います。〈諸星同垣〉には「巨武戍揚科」とあります(諸星同垣:天馬と科権禄)。底本の「戍」は「戌」の誤写です。全書が巨武と化権の結びつきを何度も強調していることがわかります。

✎ メモ

11小限相逢無有不吉,大限十年必遂,逢凶亦不為災,如遇羊陀耗使空劫,聽說貽累,官災貶謫。

書き下し小限相逢えば吉ならざる有る無し、大限は十年必ず遂ぐ、凶に逢うも亦災と為さず、もし羊陀耗使空劫に遇えば、説を聴きて累を貽し、官災貶謫あり。

現代語訳小限で化権に逢えば、吉でないことはありません。大限で逢えば、十年必ず思いどおりになり、凶星に逢っても災いになりません。もし擎羊星・陀羅星・天傷(耗)・天使・地空星・地劫星に遇えば、人の言葉を聞き入れて巻き添えになり、役所沙汰の災いや左遷があります。

耗使
耗は天傷(全書は天傷を「虛耗之神」と言います)、使は天使で、ほかの篇の「傷使」と同じものを指します。耗を大耗や破軍星と読む人もいます。
貽累
巻き添えになること。
貶謫
官員が降格され、地方へ飛ばされること。
解説

化権が運限に入れば、小限なら吉でないことがなく、大限なら十年必ず思いどおりになります。ただし羊陀・耗使・空劫に遇えば「聽說貽累,官災貶謫」です。この句には鋭い洞察があります。権を持つ人の最大の危険は力不足ではなく、讒言を信じ、身近な人に足を引っぱられることだ、というのです。〈化権の主るところは〉では「聽讒貽累」となっていて、意味がもっとはっきりします。耗使は注に書いたとおりです。今の暮らしに置き換えると、手に権限がある時期は周りの声をふるいにかけ、他人に自分の名前で勝手なことをさせない、ということです。

✎ メモ

12女人得之內外稱意,僧道掌山林,有師號。

書き下し女人これを得れば内外意に称う、僧道は山林を掌り、師号有り。

現代語訳女性が化権を得れば、家の内でも外でも思いどおりになります。僧侶や道士が得れば、山林の寺や道観を取り仕切り、師の号を持ちます。

師號
朝廷や教団が僧侶・道士に与える尊号。
解説

女性が化権を得れば内外ともに思いどおりで、僧道なら山林を取り仕切り、師号を持ちます。この段は女命の化権を前向きに書いていて、〈化権の主るところは〉はさらに「可作命婦」と言います。第16段の歌訣の「奪夫權柄」と比べると、同じ化権を、散文は思いどおりと言い、歌訣は夫の権を奪うと言っていて、二つの口ぶりがあります。今日の感覚では、自分の考えを持ち、物事を決められて、家庭でも仕事でも主導権を握れる人です。

✎ メモ

化權入男命吉凶訣:

14權星最喜吉星扶,事業軒昂膽氣粗,更值巨門兼武曜,三邊鎮守掌兵符。

書き下し権星最も吉星の扶くるを喜ぶ、事業軒昂として胆気粗し、更に巨門と武曜を兼ぬるに値えば、三辺を鎮守して兵符を掌る。

現代語訳権の星は吉星に支えられるのを最も喜び、事業は意気盛んで、度胸は大きく荒々しいです。さらに巨門星と武曲星に遇えば、三方の辺境を守り固め、兵権を握ります。

三邊
広く辺境を指します。
解説

この首は第10段と同じ内容を詩にしたものです。権の星は吉星の支えが要り、巨門星・武曲星に遇えば「三邊鎮守掌兵符」です。三辺は昔の辺境の要地です。「膽氣粗」は化権の性格で、思い切って突き進み、責任を引き受けます。今の暮らしで言えば、決断と実行が求められる立場、たとえば管理職・起業・プロジェクトの責任者に向いています。吉星の支えがなければ、化権には「膽氣粗」だけが残り、人とぶつかりやすくなります。

✎ メモ

化權入女命吉凶訣:

16化權吉曜喜相逢,更吉加臨衣祿豐,富貴雙全人性硬,奪夫權柄福興隆。

書き下し化権の吉曜相逢うを喜ぶ、更に吉加臨すれば衣禄豊かなり、富貴双全にして人性硬し、夫の権柄を奪いて福興隆す。

現代語訳化権という吉星は、吉星と逢うのを喜びます。さらに吉星が加われば、衣食と禄が豊かです。富も貴さもそろいますが、人柄は硬く、夫の権を奪い、福は盛んです。

解説

女命の化権が吉に遇えば、衣食と禄が豊かで富貴がそろうものの、「人性硬,奪夫權柄」です。これは女性が権を握ることへの昔の典型的な評価で、有能なのはよいが、夫をしのぐのは問題だ、というものです。原意はそのまま残しています。今の暮らしに置き換えると、家の決定権が彼女の手にあり、パートナーがその役割分担を受け入れられれば、かえって安定した家庭になります。パートナーも主導したがれば、綱引きになりやすいのです。化権が夫妻宮にある人は、同じような綱引きがもっとはっきり表れます。

✎ メモ

化權入限吉凶訣:

18此星主限喜非常,官祿高升佐帝王,財帛豐添宜創業,從今家道保安康。

書き下し此の星限を主れば喜び非常、官禄高く升りて帝王を佐く、財帛豊かに添いて創業に宜し、今より家道安康を保つ。

現代語訳この星が運限をつかさどれば、喜びは並外れています。官職と禄は高く上がり、帝王を佐けます。財は豊かに増え、事業を興すのによく、これから家は平穏を保ちます。

解説

化権が運限をつかさどれば、官禄が高く上がり、財が豊かに増え、事業を興すのによい、という首です。この首はとくに「宜創業」と言っていて、全書の四化の入限の詩の中で、事業を興すことをはっきり言うのはこれだけです。化権の力は主導することで、運限が化権に巡れば、自分で決め、自分で新しいことを始められる時期です。星格で大限を見るときは、大限の十干から出る権がどの宮に落ちているかを見れば、その宮の事柄がこの十年に主導できることです。

✎ メモ

19權星若遇武貪臨,作事求謀盡得成,士子名高添福祿,庶人得此積金銀。

書き下し権星もし武貪の臨むに遇えば、事を作し謀を求めて尽く成るを得、士子は名高くして福禄を添え、庶人此れを得れば金銀を積む。

現代語訳権の星がもし武曲星・貪狼星に遇えば、事を行い謀を求めて、すべて成し遂げられます。読書人は名が高くなり福禄が増え、庶民がこれを得れば金銀を積みます。

解説

権の星が武曲星・貪狼星に遇えば何事も成り、読書人は名が高く、庶民は金銀を積みます。武曲星の化権は庚年、貪狼星の化権は己年で、武貪は財の星と欲の星でもあるので、この組は財のほうに寄ります。「權星若遇武貪臨」は、化権が武曲星か貪狼星そのものに付く場合とも、化権が別の星にあって武貪と会照する場合とも読めます。星格の盤では、武曲星・貪狼星のある宮に権の印があるか、その三方にあるかを見ます。

✎ メモ

20化科星水,上界應試之神,主掌文墨之神。

書き下し化科星は水、上界応試の神、文墨を主掌する神。

現代語訳化科は五行で水に属し、天上で試験をつかさどる神であり、文墨をつかさどる神です。

上界
天上。
解説

化科は水に属し、「上界應試之神,主掌文墨之神」です。十干の化科は、甲が武曲星、乙が紫微星、丙が文昌星、丁が天機星、戊が右弼星、己が天梁星、庚が太陰星、辛が文曲星、壬が天府星、癸が太陰星です。太陰星は庚年と癸年のどちらでも化科し、十干の中でただ一つ重なっています。化科が禄・権と違うのは、文昌星・右弼星・文曲星という三つの補佐の星にも付くことで、科は文名の話なので、文の星も加わるのです。化権と化科も参照してください。

✎ メモ

21守身命權祿相逢,主人聰明通達,最喜逢魁鉞,必中科第,作宰臣之職,如遇惡星,亦為文章秀士,

書き下し身命を守りて権禄相逢えば、人の聡明通達を主る、最も魁鉞に逢うを喜ぶ、必ず科第に中り、宰臣の職と作る、もし悪星に遇うも、亦文章の秀士と為る。

現代語訳化科が身宮・命宮を守り、さらに化権・化禄と逢えば、その人は聡明で物事に通じます。天魁星・天鉞星に逢うのを最も喜び、そうなれば必ず科挙に合格し、宰相や大臣の職に就きます。凶星に遇っても、文章にすぐれた読書人になり、

科第
科挙の試験に合格すること。
宰臣
宰相、大臣。
解説

化科が身命を守り、権禄と逢えば聡明で物事に通じ、「最喜逢魁鉞」で、必ず科挙に合格します。化科と魁鉞の組み合わせでは、魁鉞は貴人、化科は評価され人の目に留まることなので、試験・選考・推薦がとくに順調に進みます。「如遇惡星,亦為文章秀士」は化科の最もしぶといところで、煞があっても名声と専門性は残ります。〈化科の主るところは〉にもほぼ同じ「如逢惡曜亦為文章秀士」という句があります(化科の主るところは)。禄存星の篇も魁鉞を論じるところで、ほとんど同じ文型を使っています(禄存星の性情)。

✎ メモ

22或作群英師範,但嫌截路空亡、旬空、亦畏忌天空。

書き下し或いは群英の師範と作る、但截路空亡・旬空を嫌い、亦天空を畏れ忌む。

現代語訳あるいは多くの英才の師になります。ただし截路空亡・旬空を嫌い、天空(地空星)も恐れ忌みます。

師範
師、手本。
截路空亡
截空。生まれ年の十干で置く空亡。
旬空
生まれ年が属する旬によって置く空亡。
天空
全書の天空は時刻で置く地空星のことで、盤上で年支によって置く「天空」とは別の星です。
解説

「或作群英師範」は前の段に続き、化科が悪い星に遇っても師にはなれる、という話です。ただ化科は「截路空亡、旬空、亦畏忌天空」で、三種類の空を恐れます。截空は年干、旬空は生まれ年の属する旬で置き、天空は地空星(時刻で置く)のことです。化科は名声で、名声が最も恐れるのは空振りに終わることです。試験にわずかに届かない、賞を取り消される、作品が誰にも読まれない、といったことです。星格の盤では、截空・旬空のある宮を確かめ、化科がそれと同じ宮にあるかを見ます。後の時代には禄逢截空・禄逢旬空という似た二つの破格があり、理屈は同じです。

✎ メモ

23女命科星拱守,作公卿婦,雖四殺沖破也主富貴。

書き下し女命科星拱守すれば、公卿の婦と作る、四殺沖破すといえども富貴を主る。

現代語訳女命に化科が拱照するか命宮を守れば、公卿の夫人になります。四煞が沖破しても、富貴をつかさどります。

公卿
朝廷の高官。
四殺
擎羊星・陀羅星・火星・鈴星。
解説

女命に科星が拱照するか守れば、公卿の夫人となり、「雖四殺沖破也主富貴」です。化科の女命への評価は四化の中で最もよく、四殺の沖破も富貴を損なわないとしていて、魁鉞の女命(禄存星の篇の第18段)と同じ口ぶりです。今の暮らしで言えば、本人に教養があり、品のある姿と評判を備えていて、環境が順調でなくても、専門性と名声で足場を固められる人です。

✎ メモ

化科入男命吉凶訣:

25科星文宿最為奇,包藏錦繡美文章,一躍禹門龍變化,管教聲達譽朝堂。

書き下し科星は文宿にして最も奇と為す、錦繍の美しき文章を包蔵す、一たび禹門を躍れば竜変化す、管教す声達して朝堂に誉れあらしむるを。

現代語訳科の星は文の星で、最も優れています。錦のように美しい文章を胸に蔵しています。ひとたび禹門を跳び越えれば竜に変わり、名声は必ず朝廷にまで届き、誉れを得ます。

禹門
竜門。鯉が竜門を跳び越えると竜になるという言い伝えから、科挙に合格することのたとえ。
解説

「一躍禹門龍變化」は鯉の竜門の故事で、科挙に合格して身分が変わることのたとえです。化科が命宮に座る男命は、胸に錦を蔵し、名声が朝廷に届きます。この首には条件の制限が何もなく、化科が命宮に入りさえすればこう判じていて、全書の化科への評価として最も広いものです。現代に引き寄せると、学歴・資格・専門の免許が、こうした人が境遇を変える主な道です。

✎ メモ

26科星入命豈尋常,錦繡才華展廟廊,更遇曲昌魁鉞宿,龍門一躍姓名揚。

書き下し科星命に入る豈尋常ならんや、錦繍の才華廟廊に展ぶ、更に曲昌魁鉞の宿に遇えば、竜門一躍して姓名揚がる。

現代語訳科の星が命宮に入るのは、ただごとではありません。錦のような才能を朝廷で発揮します。さらに文曲星・文昌星・天魁星・天鉞星に遇えば、竜門をひと跳びし、名が広く知られます。

廟廊
朝廷。
解説

この首は前の首に条件を加えています。昌曲魁鉞に遇えば竜門をひと跳びする、というのです。昌曲は文の星、魁鉞は貴人で、化科と同じ系統なので、重なれば試験にとって最も強い組み合わせになります。星格の盤では、命宮に化科があり、三方四正に文昌星・文曲星・天魁星・天鉞星があれば、この首の形です。後の時代の昌曲夾や魁鉞夾なども同じ類の格です。

✎ メモ

化科入女命吉凶訣:

28化科女命是良星,四德兼全性格清,更遇吉星權祿湊,夫榮子貴作夫人。

書き下し化科は女命に是れ良星、四徳兼ね全くして性格清し、更に吉星権禄の湊まるに遇えば、夫栄え子貴くして夫人と作る。

現代語訳化科は女命にとってよい星で、四徳がすべてそろい、性格は清らかです。さらに吉星と化権・化禄が集まれば、夫は栄え、子は貴くなり、封号を受けた夫人になります。

四德
昔、女性に求められた四つの徳。婦徳・婦言・婦容・婦功。
解説

化科の女命は「四德兼全性格清」で、四徳は昔、女性に求められた四つのこと、婦徳・婦言・婦容・婦功です。さらに吉星と権禄に遇えば、夫は栄え子は貴く、夫人となります。この首は化科の女命を昔の理想の女性像と結びつけていて、原意はそのまま残しています。現代風に読むと、教養があって言葉づかいが適切で、物事を丁寧に進め、家庭でも職場でも敬われる人です。

✎ メモ

化科入限吉凶訣:

30科星二限遇文昌,士子逢之姓名香,僧道庶人多富貴,百謀百遂事英揚。

書き下し科星二限に文昌に遇えば、士子これに逢えば姓名香し、僧道庶人も多く富貴、百謀百遂して事英揚す。

現代語訳科の星が大限・小限で文昌星に遇えば、読書人がこれに逢えば名がかぐわしく広まります。僧侶・道士や庶民も多くは富貴で、百の謀が百とも遂げられ、事業は華々しく上がります。

解説

科の星が二限で文昌星に遇えば、読書人は名がかぐわしく、僧道や庶民も多くは富貴です。文昌星と化科は同じ系統で、運限で二つに遇えば、試験・出版・受賞の好機です。星格で大限や流年を重ねて見るときは、その時期の十干から出る科がどの宮に落ちるかを確かめ、その宮か三方に文昌星があるかを見ます。今の暮らしで言えば、この時期は試験・応募・投稿・審査に出すのに向いています。

✎ メモ

31化忌星水,為多管之神,守身命一生不順,招是非,

書き下し化忌星は水、多管の神と為す、身命を守れば一生順ならず、是非を招く。

現代語訳化忌は五行で水に属し、あれこれに口を出し縛られる神です。身宮・命宮を守れば、一生順調でなく、もめごとを招きます。

多管
あれこれに口を出すこと、多くのことに関わり縛られること。
解説

化忌は水に属し、「多管之神」で、関わりが多く、手放せず、口を出しすぎるものです。十干の化忌は、甲が太陽星、乙が太陰星、丙が廉貞星、丁が巨門星、戊が天機星、己が文曲星、庚が天同星、辛が文昌星、壬が武曲星、癸が貪狼星です。身命を守れば一生順調でなく、もめごとを招きます。〈化忌の主るところは〉も同じ文です(化忌の主るところは)。「多管」は現代の読み方によく合っていて、化忌のある場所は、その人が最も手放せず、最も口を出したくなる場所で、だからこそ最も問題が起こりやすいのです。化忌の課も参照してください。

✎ メモ

32小限逢之一年不足,大限相遇十年悔吝,二限並太歲交臨,斷然蹭蹬,文人不耐久,武人縱有官災口舌不妨,然商賈藝人在處不宜,難立腳,

書き下し小限これに逢えば一年足らず、大限相遇えば十年悔吝あり、二限並びに太歳交臨すれば、断然として蹭蹬す、文人は久しきに耐えず、武人は縦い官災口舌有るも妨げず、然れども商賈芸人は在る処宜しからず、脚を立て難し。

現代語訳小限で化忌に逢えば、この一年は不足します。大限で遇えば、十年悔いと難儀があります。大限・小限と太歳がそろって臨めば、必ず思うようにいかず行き詰まります。文人は長続きしません。武人は役所沙汰の災いや口論があってもかまいません。しかし商人や芸人は、どこにいてもよくなく、足場を築くのが難しいのです。

悔吝
悔いと難儀。
蹭蹬
思うようにいかず、つまずくこと。
解説

化忌が運限に入れば、小限は一年の不足、大限は十年の悔吝で、二限と太歳が重なれば「斷然蹭蹬」です。後半は職業で分けています。文人は長続きせず、武人は役所沙汰があってもかまわず、商人や芸人はどこにいてもよくない、というのです。この分け方は興味深いものです。武人はもともと衝突の中にいるので、口論が少し増えても何でもありませんが、文人や商人は名声と信用で生きているので、化忌が来ると根本が傷つくのです。いまの言葉で言えば、信用で食べている人は、化忌の運限ではとくに契約と約束に気を配る、ということです。

✎ メモ

33如遇紫府昌曲同吉利,權祿與忌同宮又兼羊火鈴空作事進退,橫發橫破,始終不得久遠,即係發不住財是也,一生奔波勞碌或帶疾貧夭,僧道亦流移還俗。

書き下しもし紫府昌曲に遇いて同じくすれば吉利、権禄と忌と同宮し又羊火鈴空を兼ぬれば事を作すに進退あり、横に発し横に破れ、始終久遠なるを得ず、すなわち財を発して住まらざるに係るとは是れなり、一生奔波労碌し或いは疾を帯び貧夭す、僧道も亦流移還俗す。

現代語訳もし紫微星・天府星・文昌星・文曲星と同宮すれば、吉利です。化権・化禄が化忌と同宮し、さらに擎羊星・火星・鈴星・地空星が加われば、事の行いは進んだり退いたりで、急に栄えては急に崩れ、最後まで長続きしません。これが「財を得ても手元にとどまらない」ということです。一生走り回って苦労するか、病を抱え、貧しく、若死にします。僧侶や道士も、あちこちさすらい、還俗します。

橫發橫破
急に栄え、また急に崩れること。
還俗
出家した人が世俗の暮らしに戻ること。
解説

この段は化忌の細かな決まりです。紫府昌曲と同宮すれば吉利で、化忌をやわらげられます。化忌が権禄と同宮し、さらに羊火鈴空が加われば、「橫發橫破」で財が手元にとどまりません。〈化忌の主るところは〉はもっとはっきり「如會紫府、昌曲、左右、科權祿,與忌同宮又兼四殺共處,即發財亦不佳」と言い、さらに「處事只求七分」と言います(化忌の主るところは)。「只求七分」は、全書が化忌の命に与える最も実用的な助言で、満ちることを求めず、余地を残せ、というものです。

✎ メモ

34然天同在戌化忌,丁生人遇吉,巨門在辰化忌辛生人返佳,

書き下し然れども天同戌に在りて化忌、丁の生人は吉に遇う、巨門辰に在りて化忌、辛の生人は返って佳し。

現代語訳しかし、天同星が戌の宮で化忌となれば、丁年生まれの人は吉に遇います。巨門星が辰の宮で化忌となれば、辛年生まれの人はかえってよいです。

天同在戌化忌,丁生人遇吉
十干の四化では、天同星の化忌は庚年で、丁年の天同星は化権です。ですから「丁生人」と天同星の化忌は合いません。ここでは字面どおりに訳しています。
巨門在辰化忌辛生人返佳
辛年の巨門星は化禄で、化忌にはなりません(巨門星の化忌は丁年だけ)。ここでは字面どおりに訳しています。返佳は、かえってよいという意味。
解説

注で触れたとおり、この二句は十干の四化の表と合いません。丁年の天同星は化権で(天同星の化忌は庚年)、辛年の巨門星は化禄です(巨門星の化忌は丁年だけ)。〈斗数骨髄賦〉と比べると事情がわかります。「天同戌宮為反背,丁人化吉主大貴」(斗数骨髄賦)、「巨門辰戌為陷地,辛人化吉祿崢嶸」(斗数骨髄賦)。もとの意味は、弱い位置の天同星や陥地の巨門星が化吉(丁年の天同星の化権、辛年の巨門星の化禄)に遇えばかえってよい、というもので、それが化忌の段に誤って写し込まれたと考えられます。なお戌の天同星は、星格の輝度では平和で、落陥ではありません。骨髄賦の言葉も「反背」です。辰の巨門星は落陥です。盤は四化の表に従うので、天同星の化忌は庚年に、巨門星の化忌は丁年に見ることになります。全書の中で材料が置き違えられた、はっきりした例の一つです。

✎ メモ

35若太陽在寅卯辰巳午化忌,太陰在酉戌亥子化忌為福論。若日月陷地化忌,主大凶。

書き下しもし太陽寅卯辰巳午に在りて化忌、太陰酉戌亥子に在りて化忌なれば福と為して論ず。もし日月陥地にて化忌なれば、大凶を主る。

現代語訳もし太陽星が寅・卯・辰・巳・午で化忌となり、太陰星が酉・戌・亥・子で化忌となれば、福として論じます。もし太陽星・太陰星が陥地で化忌となれば、大凶をつかさどります。

解説

太陽星が寅から午で化忌、太陰星が酉から子で化忌なら福として論じ、日月が陥地で化忌なら大凶です。理屈は輝度にあります。太陽星は寅から午まで旺か廟で(星格でも旺・廟)、太陰星も酉から子まで旺か廟です。光のある日月が化忌になれば、忌は光に溶かされ、陥地の日月には光がないので、化忌が凶になるのです。太陽星の化忌は甲年、太陰星の化忌は乙年です。星格の盤では、日月のそばに「忌」の印があれば、輝度の小さな字を見ることで、どちらの場合かを判断できます。

✎ メモ

36如廉貞在亥化忌是也,火入泉鄉,又逢水命人化忌也不為害。

書き下し廉貞亥に在りて化忌するが如きは是れなり、火泉郷に入る、又水命の人に逢えば化忌も害を為さず。

現代語訳たとえば廉貞星が亥の宮で化忌となるのがそれで、火に属する廉貞星が水の地に入るのです。さらに水命の人に逢えば、化忌も害になりません。

火入泉鄉
廉貞星は五行で火、亥の宮は水に属し、火が水の地に入ること。
水命人
命盤の五行局が水(水二局)の人。納音が水に属する人とする説もあります。
解説

廉貞星が亥で化忌となるのが「火入泉鄉」です。廉貞星は火、亥は水に属し、火が水の地に落ちて消され、化忌の凶も一緒に消されるのです。さらに水命の人(水二局)に逢えば、化忌は害になりません。廉貞星の化忌は丙年で、亥の廉貞星は貪狼星と同宮し、星格の輝度は廉貞星が陥です。この段の理屈は五行の相剋で、凶星が剋されて押さえられると、かえって凶でなくなるのです。後の時代の「剋して凶を制す」という読み方は、多くがこうした条文から来ています。星格の盤では、命盤に示された五行局が水二局かどうかを確かめれば十分です。

✎ メモ

化忌入男命吉凶訣:

38諸星化忌不宜逢,更會凶星愈肆凶,若得吉星來助救,縱然富貴不豐隆。

書き下し諸星の化忌は逢うに宜しからず、更に凶星に会えば愈肆に凶なり、もし吉星の来たりて助救するを得れば、縦然富貴なるも豊隆ならず。

現代語訳どの星の化忌も、逢うのはよくありません。さらに凶星と会えば、ますますほしいままに凶になります。もし吉星が来て助け救えば、富貴であっても、豊かに盛んにはなりません。

解説

どの星の化忌も逢うのはよくなく、凶星と会えばさらに凶で、吉星の助けを得ても富貴は豊かにならない、という首です。この首は化忌についての基本の判断を定めています。吉星は救えるけれども、救いきれない、というものです。第33段で触れた〈化忌の主るところは〉の「處事只求七分」と同じ意味です。現代風に読むと、化忌が命宮に座る人は、人生にどこか欠けたところがあることが多く、それを認めて回り道をするほうが、無理に埋めようとするより楽だ、ということです。

✎ メモ

39貪狼破軍居陷地,遇吉化忌終不利,男為奸盜女淫娼,加殺照命無眠睡。

書き下し貪狼破軍陥地に居り、吉に遇うも化忌なれば終に利あらず、男は奸盗と為り女は淫娼、殺を加えて命を照らせば眠睡無し。

現代語訳貪狼星・破軍星が陥地にあり、吉星に遇っても化忌となれば、結局は不利です。男は悪人や盗人になり、女は淫らな娼婦になります。煞星が加わって命宮を照らせば、眠ることもできません。

解説

貪狼星・破軍星が陥地で化忌となれば、男は奸盗、女は淫娼だとします。この首には四化の表の上で問題があります。十干の中で破軍星は化忌にならないのです(破軍星は甲年に化権、癸年に化禄するだけ)。ですから成り立つのは貪狼星の化忌(癸年)だけで、命盤との照合でも貪狼星だけを条件にしています。貪狼星の陥地は巳・亥で、そこでは廉貞星と同宮します。「無眠睡」は夜に安らかに眠れないことで、心が落ち着かないことや夜の行動を指します。原意はそのまま残していて、今の言葉にすると、欲や衝動が一線を越えやすい、ということです。

✎ メモ

化忌入女命吉凶訣:

41女命化忌本非奇,更遇凶星是禍基,衣食艱辛貧賤甚,吉星湊合減災危。

書き下し女命の化忌本より奇に非ず、更に凶星に遇えば是れ禍の基、衣食艱辛にして貧賤甚だし、吉星湊合すれば災危を減ず。

現代語訳女命の化忌はもともとよいものではなく、さらに凶星に遇えば禍のもとです。衣食に苦労し、ひどく貧しく卑しくなります。吉星が集まれば、災いや危うさを減らせます。

解説

女命の化忌はもともとよくなく、凶星に遇えば禍のもとで、衣食に苦労し、吉星が集まれば災いを減らせる、という首です。男命の首と比べて「衣食艱辛貧賤甚」が加わっていて、女命の暮らし向きへの判断がより重く、昔の女性が経済的に頼る立場に置かれていたことを映しています。今の暮らしに置き換えると、化忌が命宮に座る女性にとっては、経済的な自立と安定した支えの仕組みがとくに大切です。

✎ メモ

化忌入限吉凶訣:

43忌星入廟反為佳,縱有官災亦不傷,一進一退名不遂,更兼遇吉保安康。

書き下し忌星入廟すれば反って佳と為す、縦い官災有るも亦傷つかず、一進一退して名遂げず、更に兼ねて吉に遇えば安康を保つ。

現代語訳忌の星が入廟すれば、かえってよいです。役所沙汰の災いがあっても傷つきません。進んだり退いたりして名は遂げられませんが、さらに吉星に遇えば平穏を保てます。

解説

「忌星入廟反為佳」で、化忌が廟地に落ちればかえってよく、役所沙汰の災いでも傷つきません。これは第35段の、日月の化忌を輝度で見るのと同じ原則で、星そのものが明るければ、化忌の凶は消化されるのです。星格の盤では、化忌の付いた星の輝度の小さな字が廟か旺なら、この首の場合です。「一進一退名不遂」は化忌の本来の色合いを残していて、行ったり来たりで順調ではないものの、傷つくまではいきません。

✎ メモ

44二限宮中見忌星,致災為禍必家傾,為官退職遭贓濫,胥吏須防禁杖刑。

書き下し二限の宮中に忌星を見れば、災を致し禍を為して必ず家傾く、官為るものは職を退きて贓濫に遭い、胥吏は須く禁杖の刑を防ぐべし。

現代語訳大限・小限の宮の中に忌の星を見れば、災いを招き禍を起こし、必ず家が傾きます。官にある者は職を退き、汚職の罪を負います。役所の下役は、拘禁や杖打ちの刑に用心しなければなりません。

贓濫
賄賂を取り、法を曲げること。
胥吏
役所で実務をこなす下役。
解説

二限に忌の星を見れば、災いを招き家が傾き、官は職を退いて汚職の罪を負い、下役は拘禁や杖刑に用心せよ、という首です。「贓濫」は汚職の罪名で、昔の官員が最も恐れたものです。この首は化忌の凶を法と職の問題として具体化しています。官は冤罪か本当の汚職で、下役は処罰される、というのです。いまの言葉で言えば、化忌が運限に入るときは、お金の扱いや書類の決裁にとくに慎重になり、帳簿をはっきりさせておく、ということです。

✎ メモ

45忌星落陷在閑宮,惡殺加臨作禍凶,財散人離多疾苦,傷官退職孝重逢。

書き下し忌星落陥して閑宮に在り、悪殺加臨すれば禍凶を作す、財散じ人離れて疾苦多し、官を傷つけ職を退き孝重ねて逢う。

現代語訳忌の星が落陥して閑宮にあり、凶い煞星が加われば、禍と凶を引き起こします。財は散り、人は離れ、病と苦しみが多くなります。官は傷つけられて職を退き、喪に何度も遭います。

孝重逢
喪に何度も遭い、喪服を着ること。
解説

忌の星が落陥して閑宮にあり、悪い煞が加われば、財は散り人は離れ、病が多く、官は傷つけられて職を退き、喪が重なります。第43段の、入廟すればかえってよいという首と対になっています。ここには二つの条件が重なっています。落陥は星の輝度のことで、閑宮は全書が〈命主・身主と起例雑説〉で特定の主星ごとに決めた位置の表です(命主・身主と起例雑説)。閑宮は落陥の言い換えではありません。この句は、落陥した星が化忌を帯び、しかも閑宮にもある、つまり星がいちばん力を出せない形を言っています。「孝重逢」は喪が続くことです。ひらたく言えば、この組み合わせが大限に出たら、家の年長者の健康に気を配り、仕事では危ない橋を渡らないことです。

✎ メモ

46祿會祿存富貴,權會巨武英揚,科會魁鉞貴顯,忌會身命招是非。

書き下し禄は禄存に会えば富貴、権は巨武に会えば英揚、科は魁鉞に会えば貴顕、忌は身命に会えば是非を招く。

現代語訳化禄が禄存星と会えば富貴、化権が巨門星・武曲星と会えば名が高く上がり、化科が天魁星・天鉞星と会えば貴く顕れ、化忌が身宮・命宮と会えばもめごとを招きます。

解説

この四句は四化をまとめる口訣です。禄が禄存星と会えば富貴(双禄で、後の時代の双禄交流)、権が巨武と会えば名が上がり、科が魁鉞と会えば貴く顕れ、忌が身命と会えばもめごとを招きます。〈諸星同垣〉には「科權祿合富貴雙全」とあり、その注は「祿存亦是祿,祿會祿存,富貴全會」です(諸星同垣:天馬と科権禄)。この四句は四化を読むための最良の入口で、どの化にも、いちばん相性のよい相手がいるのです。

✎ メモ

47歲君火,乃流年太歲星君,與諸凶神相遇皆與不謀,忌與大小二限相沖,

書き下し歳君は火、すなわち流年太歳星君、諸凶神と相遇うも皆与に謀らず、大小二限と相沖するを忌む。

現代語訳歳君は五行で火に属し、流年の太歳星君です。多くの凶神と出会っても、どれとも共謀しません。大限・小限と沖し合うのを忌みます。

歲君
流年の太歳。その年をつかさどるもの。
不謀
言葉が簡略で、ふつうは一緒に悪をなさない、共謀しないと読みます。
解説

この段から歳君(流年の太歳)の話になります。太歳は火に属し、凶神と出会っても「不謀」で、注に書いたとおり、ふつうは一緒に悪をなさないと読みます。最も忌むのは大限・小限と沖し合うことです。つまり、太歳そのものは凶星ではないけれども、太歳の宮と運限の宮が向かい合って沖すると、それがその年の要になる、ということです。星格で流年を重ねて見ると、流年の命宮が太歳のある宮なので、それが大限の命宮と対宮の位置にあるかを確かめます。

✎ メモ

48若逢大限遇紫府昌曲左右魁鉞吉星扶救則災少,但防六畜死失,

書き下しもし大限に逢いて紫府昌曲左右魁鉞の吉星の扶救に遇えば災少なし、但六畜の死失を防ぐ。

現代語訳もし大限が紫微星・天府星・文昌星・文曲星・左輔星・右弼星・天魁星・天鉞星などの吉星の助けに遇えば、災いは少なく、ただ家畜が死んだりいなくなったりすることに用心すればよいのです。

解説

大限が紫府昌曲左右魁鉞などの吉星の助けに遇えば、災いは少なく、家畜が死んだりいなくなったりすることに用心するだけです。家畜を失うのは農業社会では小さな損失で、吉星の助けがあれば大ごとが小さくなる、という意味です。今の暮らしで言えば、太歳が運限を沖する年でも、大限の三方に吉星が多ければ、問題の多くはペットの病気や物の故障といった小さな消耗で、根本を揺るがすことはない、ということです。

✎ メモ

49若遇羊陀火鈴劫空傷使,財破人亡,

書き下しもし羊陀火鈴劫空傷使に遇えば、財破れ人亡ぶ。

現代語訳もし擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地劫星・地空星・天傷・天使に遇えば、財は破れ、人は死にます。

解説

この句は前の段を受けて、条件を逆にしています。羊陀火鈴劫空傷使に遇えば、財が破れ人が死ぬ、というのです。ここでは六煞(羊陀火鈴劫空)に傷使(天傷・天使)を加えて並べていて、全書の凶星の顔ぶれがそろっています。現代に引き寄せると、太歳が運限を沖し、さらに多くの煞に遇う年は、とくに守りを固めるべき一年で、健康診断・保険・お金の備えをきちんと整えておく、ということです。

✎ メモ

50女命逢之防產難之厄,若吉眾有救,惡多死亡。

書き下し女命これに逢えば産難の厄を防ぐ、もし吉衆ければ救い有り、悪多ければ死亡す。

現代語訳女命がこれに逢えば、難産の災いに用心しなければなりません。吉星が多ければ救いがあり、凶星が多ければ死にます。

解説

女命が太歳の運限の沖に逢えば難産に用心し、吉が多ければ救いがあり、悪が多ければ死ぬ、とします。昔、出産は女性にとって最大の生死の関門でした。この句の条件ははっきりしていて、吉と凶の多い少ないが結果を決めます。今は医療の条件が違うので、古書の意味は変えずに、この年に子どもを持つ予定があるなら、妊婦健診と医療の備えをとくに整えておく、と読みます。

✎ メモ

51太歲之星不可當,守臨官限要推詳,若無吉曜來相助,未免官災鬧一場。

書き下し太歳の星当たるべからず、官限に守臨すれば推詳を要す、もし吉曜の来たりて相助くる無くんば、未だ官災一場を鬧がすを免れず。

現代語訳太歳の星には太刀打ちできません。官禄宮や運限に守り臨むときは、詳しく推し量る必要があります。もし吉星が来て助けなければ、役所沙汰の災いをひと騒ぎ起こすことを免れません。

解説

太歳が官限に守り臨めば詳しく推し量る必要があり、吉曜の助けがなければ役所沙汰の騒ぎがひとつ起こる、という首です。「官限」は官禄宮と運限と読めます。太歳が官禄宮に落ちる年は仕事の面に変動があり、吉星がなければ、法的なもめごとや職場の争いが起こりやすいのです。星格で流年を重ねて見るとき、流年の命宮が本命の官禄宮に落ちていれば、この首の場合に当たります。

✎ メモ

52斗君,正月初一日管事,遇吉斷吉,遇凶斷凶,如太歲二限美,

書き下し斗君は、正月初一日より事を管す、吉に遇えば吉と断じ、凶に遇えば凶と断ず、もし太歳二限美なれば、

現代語訳斗君は正月一日から事をつかさどります。吉に遇えば吉と判じ、凶に遇えば凶と判じます。もし太歳と大限・小限がどれもよければ、

斗君
流年の中で正月が置かれる宮。この宮から流月を数えます。
解説

斗君は流年の中で正月が置かれる宮で、この宮から流月を数えます。〈流年神煞・斗君・空亡の置き方〉の安斗君訣によれば、流年の太歳の宮から正月を起こして生まれ月まで逆に数え、さらに生まれ月から子の刻を起こして生まれた時刻まで順に数えます(流年神煞・斗君・空亡の置き方)。「遇吉斷吉,遇凶斷凶」で、斗君のある宮の吉凶が、その年の正月の基調になります。小限と流月も参照してください。

✎ メモ

53若斗君正月初一日值在某宮過度,逢凶殺也主其年有得失災病官非,依月限斷之。

書き下しもし斗君正月初一日に値りて某宮に在りて過度し、凶殺に逢うも其の年得失災病官非有るを主る、月限に依りてこれを断ず。

現代語訳もし斗君が正月一日にある宮に当たり、そこを過ぎるときに凶星・煞星に逢えば、その年には得失・災い・病・訴訟があることをつかさどり、月限に従って判じます。

月限
流月。ひと月に一宮ずつ進みます。
解説

斗君がある宮にあって凶煞に逢えば、その年は得失・災い・病・訴訟があり、「依月限斷之」です。斗君の宮を正月として、順にひと月一宮ずつ見ていくのです。これは全書の流月の基本の決まりです。星格で流月を重ねて見るとき、毎月の流月の命宮はこうして並べられています。今の暮らしで言えば、一年を十二か月に分けて見て、煞や忌のある宮に当たる月に、とくに気をつける、ということです。

✎ メモ
底本原文(ウィキソース、一部簡体字)
化禄星土,为福德之神,守身命官禄之位,科权相遇必作大臣之职, 小限逢之主进仕之喜,大限十年吉庆,恶曜来临并羊陀火忌冲照,亦不为害。 女人吉凑作命妇,内外威严,杀凑平常。 化禄入命断诀: 十干化禄最为荣,男命逢之福自申,武职题名边塞上,文人名誉满朝廷。 禄主天同遇太阳,常人大富足田庄,资财六畜皆生旺,凡有施为尽吉祥。 化祿入限斷訣: 限中若遇祿來臨,爵位高遷佐聖明,常庶相逢當大貴,自然蓄積廣金銀。 化权星木,掌判生杀之神,守身命科禄相迎,则出将入相, 会巨门武曲必专大事,掌握兵符,为人极古怪,到处欲人敬重, 小限相逢无有不吉,大限十年必遂,逢凶亦不为灾,如遇羊陀耗使空劫,听说贻累,官灾贬谪。 女人得之内外称意,僧道掌山林,有师号。 化权入男命吉凶诀: 权星最喜吉星扶,事业轩昂胆气粗,更值巨门兼武曜,三边镇守掌兵符。 化权入女命吉凶诀: 化权吉曜喜相逢,更吉加临衣禄丰,富贵双全人性硬,夺夫权柄福兴隆。 化权入限吉凶诀: 此星主限喜非常,官禄高升佐帝王,财帛丰添宜创业,从今家道保安康。 权星若遇武贪临,作事求谋尽得成,士子名高添福禄,庶人得此积金银。 化科星水,上界应试之神,主掌文墨之神。 守身命权禄相逢,主人聪明通达,最喜逢魁钺,必中科第,作宰臣之职,如遇恶星,亦为文章秀士, 或作群英师范,但嫌截路空亡、旬空、亦畏忌天空。 女命科星拱守,作公卿妇,虽四杀冲破也主富贵。 化科入男命吉凶诀: 科星文宿最为奇,包藏锦绣美文章,一跃禹门龙变化,管教声达誉朝堂。 科星入命岂寻常,锦绣才华展庙廊,更遇曲昌魁钺宿,龙门一跃姓名扬。 化科入女命吉凶诀: 化科女命是良星,四德兼全性格清,更遇吉星权禄凑,夫荣子贵作夫人。 化科入限吉凶诀: 科星二限遇文昌,士子逢之姓名香,僧道庶人多富贵,百谋百遂事英扬。 化忌星水,为多管之神,守身命一生不顺,招是非, 小限逢之一年不足,大限相遇十年悔吝,二限并太岁交临,断然蹭蹬,文人不耐久,武人纵有官灾口舌不妨,然商贾艺人在处不宜,难立脚, 如遇紫府昌曲同吉利,权禄与忌同宫又兼羊火铃空作事进退,横发横破,始终不得久远,即系发不住财是也,一生奔波劳碌或带疾贫夭,僧道亦流移还俗。 然天同在戌化忌,丁生人遇吉,巨门在辰化忌辛生人返佳, 若太阳在寅卯辰巳午化忌,太阴在酉戌亥子化忌为福论。若日月陷地化忌,主大凶。 如廉贞在亥化忌是也,火入泉乡,又逢水命人化忌也不为害。 化忌入男命吉凶诀: 诸星化忌不宜逢,更会凶星愈肆凶,若得吉星来助救,纵然富贵不丰隆。 贪狼破军居陷地,遇吉化忌终不利,男为奸盗女淫娼,加杀照命无眠睡。 化忌入女命吉凶诀: 女命化忌本非奇,更遇凶星是祸基,衣食艰辛贫贱甚,吉星凑合减灾危。 化忌入限吉凶诀: 忌星入庙反为佳,纵有官灾亦不伤,一进一退名不遂,更兼遇吉保安康。 二限宫中见忌星,致灾为祸必家倾,为官退职遭赃滥,胥吏须防禁杖刑。 忌星落陷在闲宫,恶杀加临作祸凶,财散人离多疾苦,伤官退职孝重逢。 禄会禄存富贵,权会巨武英扬,科会魁钺贵显,忌会身命招是非。 岁君火,乃流年太岁星君,与诸凶神相遇皆与不谋,忌与大小二限相冲, 若逢大限遇紫府昌曲左右魁钺吉星扶救则灾少,但防六畜死失, 若遇羊陀火铃劫空伤使,财破人亡, 女命逢之防产难之厄,若吉众有救,恶多死亡。 太岁之星不可当,守临官限要推详,若无吉曜来相助,未免官灾闹一场。 斗君,正月初一日管事,遇吉断吉,遇凶断凶,如太岁二限美, 若斗君正月初一日值在某宫过度,逢凶杀也主其年有得失灾病官非,依月限断之。

よくある質問

『紫微斗数全書』では、四化とは何ですか?

全書は化禄・化権・化科・化忌をそれぞれ一種の「神」として扱います。化禄は土に属して福徳の神、化権は木に属して生殺の判断をつかさどる神、化科は水に属して天上で試験をつかさどり文墨を主る神、化忌は水に属して多管の神です。四化は生まれ年の十干によって、それぞれ違う星に付きます。

化忌が命宮を守るのは必ず悪いのですか?

全書は、化忌が身宮・命宮を守れば「一生不順,招是非」と言いますが、例外も挙げています。天同星が戌、巨門星が辰にあるとき、ある年干ならかえってよい、太陽星が寅・卯・辰・巳・午で化忌、太陰星が酉・戌・亥・子で化忌なら福として論じる、廉貞星が亥で化忌となり、さらに水命の人に逢えば害にならない、というものです。逆に、日月が陥地で化忌なら大凶とします。なお天同星・巨門星の二つの例外は十干の四化の表と合いません(第34段を参照)。

「祿會祿存富貴,權會巨武英揚」とはどういう意味ですか?

全書が化忌の入限訣のあとに置いた、四化をまとめる四句です。化禄が禄存星と会えば富貴、化権が巨門星・武曲星と会えば名が高く上がり、化科が天魁星・天鉞星と会えば貴く顕れ、化忌が身宮・命宮と会えばもめごとを招く、という意味です。

斗君・歳君とは何ですか?

歳君は流年の太歳のことで、全書は大限・小限と沖するのを最も忌み、吉星の助けに遇えば災いは少なく、羊陀火鈴劫空傷使に遇えば財が破れ人が死ぬとします。斗君は流年の正月が始まる宮で、この宮から月ごとに数え、吉に遇えば吉、凶に遇えば凶と判じ、月限に従って得失や災い、病を論じます。

女命の化権について、全書は何と言っていますか?

全書は、女性が化権を得れば「內外稱意」、家の内でも外でも思いどおりだとします。歌訣は、化権が吉星に遇えば衣食と禄が豊かで、富も貴さもそろうものの、「人性硬,奪夫權柄」、性格が硬く、夫の権を奪うと言います。

この篇に出てくる主星

巨門星太陽星天同星武曲星廉貞星太陰星
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