封誥とは?
目次
命盤を出して、封誥があなたのどの宮にあるか見てみましょう
昔の朝廷は人をたたえるとき、どんな称号を与えるかを書いた文書を出しました。これを「誥」といいます。封誥星(ほうこうせい)はこの意味を借りた星で、栄誉と正式な評価を表す雑曜です。今の暮らしに置き換えると、表彰状、証書、任命の書状、あるいは心をこめて書かれた推薦状に近いものです。封誥がどの宮にあるかは、まず命盤を作ってみてください。
封誥星はどんな星か
封誥は吉の雑曜で、台輔(たいほ)と一対になり、あわせて「台輔封誥」と呼ばれます。星格ではこの組を、名分と肩書き、良い仕事をすれば正式に認められる、と読みます。あえて分けるなら、台輔は立場や役職寄り、封誥は栄誉や表彰寄りで、2つはたいてい一緒に見ます。
才芸と品格の小さな星の回では、この2つを「品格の組」に入れています。同じ組には、認められることを表す恩光(おんこう)・天貴、表舞台に押し上げられることを表す三台(さんたい)・八座もあります。
封誥の配置の出し方
封誥は生まれた時刻だけで決まります。『紫微斗数全書』巻二の「安封誥訣」にはこうあります。
由寅起宮子順数至本生時安之(寅の宮から子を起こし、順に生まれた時刻まで数えて置く)
寅の宮を子の刻として、生まれた時刻まで順に数えます。子の刻は寅、丑の刻は卯と進み、亥の刻は丑です。
時刻で決まるほかの2つの星と比べると、位置関係はとても決まっています。文曲星は子の刻が辰で、封誥はいつも文曲星から2宮戻ったところにあります。台輔は子の刻が午で、封誥とはいつも4宮離れていて、2つは必ず三合に入ります。ですから封誥が命宮にある人は、台輔が必ず官禄宮にあり、名分と仕事がひとつのことになっていることがよくあります。
古書の言葉
『全書』が封誥について残しているのは、主に上の配置の口訣で、性質を述べた段落はありません。ただ「封贈」という言葉は『全書』に何度も出てきて、たいてい吉星が照らし合うことのあとに続き、昔の人にとっての栄誉を表しています。天相星や太陽星を論じる箇所にも見られます。封誥という星の名前は、こうした官からの恩賞から来ています。今の暮らしに置き換えると、努力が正式な評価に変わりやすい、と読めます。
おもな宮での封誥
- 命宮:肩書きや地位を得る機会があり、良い仕事をすれば正式に認められます。名分が来たら、実力も追いつかせましょう。
- 官禄宮:学校や職場で、賞、資格、役職を得る機会があり、努力が正式に記録されます。
- 父母宮:目上の人や先生から、推薦状や名分のような正式な評価を受けやすいです。もらった機会を生かしましょう。
- 子女宮:子どもや若い世代が肩書きや栄誉を得る機会があり、あなたの誇りになります。たくさん励まして、プレッシャーはかけすぎないようにしましょう。
- 奴僕宮(交友宮とも):集団の中で、役員や代表に推されやすいです。先頭に立つ前に、まず人の気持ちを大事にしましょう。
夫妻宮、財帛宮、福徳宮では、封誥ひとつで語れる独自の意味はあまりなく、主に主星と四化で見ます。
封誥と主星・四化・運限
封誥はひとつだけでは宮を支えられません。主星が明るく、三方に化科や文昌星・文曲星があれば、封誥は「たたえられる」という意味をより具体的にします。空宮に入っているなら、ほんの少しの下地の色にとどまります。
封誥は文曲星と位置が結びついているので、文曲星の四化には注意しておきたいところです。辛年生まれの人は文曲星が化科になり、評判と栄誉がよく一緒にやってきます。己年生まれの人は文曲星が化忌になり(文曲化忌を参照)、証書を手にしたら、求められる水準も上がる、と読むことが多いです。
運限が封誥の宮に来るとき、たとえば大限や流年の命宮がここに当たると、紫微斗数ではこの時期は資格試験、受賞、表彰の機会があると読むことが多いです。流年の命宮の探し方は流年の回で説明しています。
よくある質問
封誥星は何を表しますか?
封誥は紫微斗数の吉の雑曜で、台輔と一対になり、栄誉、証書、正式な評価を表します。名前は昔の朝廷が恩賞を与える文書から来ていて、今なら表彰状、資格、任命の書状のように、書き残される評価として読めます。
封誥星はどうやって出しますか?
生まれた時刻だけで決まります。『全書』巻二の「安封誥訣」には「由寅起宮子順数至本生時安之」とあり、寅の宮を子の刻として、生まれた時刻まで順に数えたところが封誥です。
封誥と台輔はどう違いますか?
2つは一対で意味も近く、どちらも名分を表します。台輔は役職や肩書き寄り、封誥は栄誉や表彰寄りです。2つはいつも三合にあり、封誥が命宮にある人は、台輔が官禄宮にあります。
命宮に封誥があるのは良いことですか?
紫微斗数では、努力が正式に認められやすいと読むのが一般的で、プラスの星です。ただ力は軽いので、その人の仕事の進め方を本当に決めるのは主星です。名分が来たら、それを支える実力も必要です。
ほかの雑曜
ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。
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