天月とは?
目次
命盤を出して、天月があなたのどの宮にあるか見てみましょう
はじめにはっきりさせておきます。天月(てんげつ)は天鉞星ではありません。天鉞星は六吉星のひとつで、助けてくれる人とチャンスを表します。天月はとても軽い雑曜で、生まれ月で命盤に置く星です。2つは中国語で読むと音が似ているだけです。中州派の王亭之は「天月為病星」(天月は病の星である)とはっきり述べ、体の状態と結びつけています。星格はこの星から健康を読むことはせず、自分のペースを大事にするための注意としてだけ扱います。天月がどの宮にあるかは、まず命盤を作ってみてください。
天月はどんな星か
天月は吉星ではなく、煞星とも言えない、中立で注意寄りの小さな星です。王亭之も、疾厄宮に天月があっても病気とは限らず、組み合わさった星全体を見てはじめて判断できる、としています。また、長引いてゆっくり進む種類のほうに寄っているとも述べています。後の時代の命書が取り上げたのは体の状態という面で、星格はそれを生活のリズムと歩調に置き換えて読みます。天月がある宮は、つい自分を酷使しすぎて、少し多めにゆとりを残しておく必要があるところです。
天月の配置の出し方:生まれ月で見る
天月は旧暦の生まれ月だけで決まります。一般的な口訣は「一犬二蛇三在竜、四虎五羊六兎宮、七猪八羊九在虎、十馬冬犬臘寅中」(1月は犬、2月は蛇、3月は竜、4月は虎、5月は羊、6月は兎、7月は猪、8月は羊、9月は虎、10月は馬、冬月は犬、臘月は寅)で、十二支にするとこうなります。
- 1月:戌
- 2月:巳
- 3月:辰
- 4月:寅
- 5月:未
- 6月:卯
- 7月:亥
- 8月:未
- 9月:寅
- 10月:午
- 11月:戌
- 12月:寅
口訣の「冬」は11月、「臘」は12月のことです。天月は『紫微斗数全書』にはなく、後の時代の命書が加えた星です。星格は一般的な出し方で命盤に置いています。
おもな宮での天月
天月はとても軽い星なので、星格の命盤の解説では、この星だけのための文は書いていません。以下は命盤を読むときに気にしておける方向です。
- 命宮:物事に夢中で打ちこみ、止まるのを忘れがちです。仕事の予定と同じように、休みの予定も自分で入れておきます。
- 疾厄宮:星格ではこの宮はストレスと生活のリズムだけを扱います。ここに天月があるのは、疲れたらまず止まり、最後の最後まで無理をしないように、という知らせです。
- 遷移宮:外出先や出張、旅行で、生活のリズムが乱れやすくなります。帰ってから寝だめするより、予定をゆるめに組むほうが効きます。
- 官禄宮:忙しくなると、どんどん仕事を足していきがちです。終業時間と休みを自分で決めておくのが向いています。
- 福徳宮:気分と体の調子がしっかりつながっていて、よく眠れないと気分も沈みます。まず生活のリズムを整えると、心も落ち着きます。
天月を主星・ほかの星と合わせて見る
- 主星:天月が七殺星や破軍星のように勢いよく突き進む星に出会うと、注意の意味がよりはっきりします。全力で走ったあとは、ひと息つく時間が必要です。天同星や天梁星のように歩調がゆっくりだったり、人の面倒を見たりする星に出会うと、人の世話を先にして自分を忘れがちな人であることがよくあります。
- 吉星:天月が天徳、月徳、解神のように打開の意味を持つ小さな星と同じ宮にあると、注意の色合いはさらに薄くなります。
- 流年:天月は生まれ月で決まるので、流年で動きません。流年の命宮が天月のマスにめぐってきた年は、生活のリズムを見直し、予定を詰めこみすぎないのに向いた年と考えられます。
流派ごとの違い
天月の月の表は各家ほぼ同じで、いちばんよくある違いは閏月の数え方です。閏月生まれをその月と数えるか翌月と数えるかで月が変われば、天月のマスも変わります。星格は多くの今の命盤にならい、閏月は15日までをその月、16日以降を翌月として数えます。
よくある質問
天月と天鉞星は同じ星ですか?
違います。天鉞星は六吉星で、生まれ年の十干で置き、助けてくれる人とチャンスを表します。天月は雑曜で、生まれ月で置きます。2つは中国語の読みが似ているだけで、意味も出し方も違います。
天月は何を表しますか?
後の時代の命書は天月を体の状態と結びつけ、王亭之ははっきり病の星と呼んでいます。星格はこの星から健康を読むことはせず、天月がある宮を、つい自分を酷使しすぎて休みを多めに残しておく必要があるところ、と読みます。とても軽い星なので、まず主星と四化を見ます。
天月はどうやって出しますか?
天月は旧暦の生まれ月で決まります。1月は戌、2月は巳、3月は辰、4月は寅、5月は未、6月は卯、7月は亥、8月は未、9月は寅、10月は午、11月は戌、12月は寅です。口訣は「一犬二蛇三在竜、四虎五羊六兎宮、七猪八羊九在虎、十馬冬犬臘寅中」です。
疾厄宮に天月があったら、心配したほうがいいですか?
心配はいりません。天月はとても軽い小さな星で、疾厄宮にあっても、ストレスと生活のリズムに気を配り、疲れたらまず休むように、という知らせにすぎません。体のことは専門の人に診てもらってください。命盤はそれを判断するためのものではありません。
ほかの雑曜
ここに書いたのは一般的な読み方です。あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、流年によって変わってきます。
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