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寡宿とは?

目次

孤辰と寡宿は一対で、ひとりの時間が必要なことを表します。入った宮のことは、自分ひとりでこなしがちです。

命盤を出して、寡宿があなたのどの宮にあるか見てみましょう

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寡宿星(かしゅくせい)は冷たく聞こえる名前ですが、昔の人の名づけはいつも率直で、いちばん極端な姿を書いています。じつはごく軽い雑曜で、孤辰(こしん)と一対になっています。孤辰が「物事を自分で背負いたい」なら、寡宿は「心の中のことを自分でしまっておきたい」に近い星です。口数が少なく、疲れてもあまり口に出しませんが、気にしていないわけではありません。まず命盤を作って、寡宿がどの宮にあるか見てみてください。

寡宿星はどんな星か

孤辰と寡宿はあわせて「孤寡」と呼ばれ、星格ではこの一対を、ひとりの時間が必要なこととして読みます。寡宿のある宮のことは、自分でやるのが習慣になっています。2つの読み方はよく似ていますが、寡宿は少し内面寄りで、静かさ、打ち解けるまでの時間の長さ、簡単には心を開かないことと結びついています。名前の重い小さな星の回で、この種類の小さな星をまとめています。

寡宿の配置の出し方

寡宿は生まれ年の十二支で決まり、孤辰と同じグループ分けを使います。

  • 寅・卯・辰の年生まれは、寡宿が丑。
  • 巳・午・未の年生まれは、寡宿が辰。
  • 申・酉・戌の年生まれは、寡宿が未。
  • 亥・子・丑の年生まれは、寡宿が戌。

決まりはこうです。寡宿は生まれ年の方位のひとつ手前の宮に、孤辰はひとつ先の宮に入ります。ですから寡宿は辰・戌・丑・未の4つの「墓庫」の宮にしか現れません。昔の人はこの4つの宮をものをしまっておける場所とよく言いましたが、心の中のことをしまっておく寡宿の味わいとよく似ています。この出し方は『全書』の配置の口訣には収められておらず、四柱推命の神殺の寡宿と同じもので、『三命通会』の「論孤辰寡宿」も同じように配置しています。星格で中州派の配置に切り替えても、位置は変わりません。

『全書』は武曲星を寡宿と呼ぶ

『全書』はこの星について書いていませんが、「寡宿」という言葉は出てきます。それは武曲星を形容する言葉です。巻一の「女命骨髄賦」にはこうあります。

武曲之宿為寡宿(武曲の宿は寡宿たり)

昔の人はこの言葉を借りて、武曲星のまっすぐで自立していて、やわらかい言葉があまり得意でない一面を表しました。これは今、寡宿を読むときにも良い参考になります。寡宿が表すのは、人に頼らず自分で踏ん張る性格であって、一生ひとりで過ごすということではありません。

おもな宮での寡宿

  • 命宮:静かで打ち解けるのに時間がかかり、物事を自分で消化するのが習慣です。冷たいのではなく、心を開くのに時間が必要なのです。
  • 夫妻宮:近い関係の中でも自分の空間が必要で、本音をあまり口に出しません。気にかけていることを言葉にしてみると、相手も受けとめやすくなります。
  • 田宅宮:家では自分の居場所と静かな時間が必要です。それが充電であって距離を置いているのではないと、家族に知らせておきましょう。
  • 奴僕宮(交友宮とも):友人は多くありませんが、心を通わせた相手とは長く続きます。少なくても深いのも、ひとつの幸せです。
  • 父母宮:目上の人とは口数が少なく、少し距離があります。自分からひと言声をかけるだけで、関係が一歩近づきます。

寡宿と主星・四化・運限

  • 主星と六吉星を見る:寡宿が武曲星や七殺星と同宮すると、自立した性格がよりはっきり出ます。太陰星や天機星のように細やかな主星と同宮すると、考えることは多く、口に出すことは少なくなりがちです。左輔星や右弼星と出会うなら、じつはまわりに手を貸してくれる人がいるので、声をかけてみましょう。
  • 四化を見る:寡宿の宮にやがあれば、静かに仕事を進めることがかえって人の目に留まりやすくなります。があれば、心の中のことを長くため込みやすいので、話せる相手と話してみましょう。
  • 運限を見る:大限やが寡宿の宮に来ると、紫微斗数ではこの時期は静かに過ごしたくなると読みます。気持ちを落ち着ける、本を読む、暮らしをひととおり整える、といったことに向いた時期で、人間関係が悪くなると読む必要はありません。

流派による寡宿の見方

孤辰・寡宿の出し方はどの流派も同じです。古い説では孤寡を男女で分けて判断し、『三命通会』が引く説でも、男性は孤辰を、女性は寡宿を嫌うとしています。これは昔の基準です。星格では性別で読み方を分けず、2つともひとりの時間が必要なこととして読みます。『全書』に沿う流派は、もともとこの2つを扱いません。四柱推命の側の『三命通会』は「凡人命得華蓋、多主孤寡」(およそ人の命に華蓋を得れば、多くは孤寡を主る)とし、華蓋を「天上孤高之宿」(天上の孤高の宿)とも呼んでいます。そのため寡宿と華蓋(かがい)が同宮するとき、星格では、気高く自分の精神世界をもっている、という一層を加えて読みます。

よくある質問

寡宿星は何を表しますか?

寡宿は紫微斗数の雑曜で、孤辰と一対になり、ひとりの時間が必要なこと、心の中のことをしまっておく習慣を表します。寡宿のある宮のことは、自分でやるのが習慣になっています。ごく軽い星なので、その宮の主星と一緒に読みます。

寡宿が夫妻宮にあると、どういう意味ですか?

紫微斗数では、恋愛の中でも自分の空間が必要で、本音をあまり口に出さないと読みます。関係が良くないということではなく、気持ちを表すのに時間がかかるだけです。気にかけていることを言葉にすれば、関係はもっと安定します。

寡宿はなぜ辰戌丑未にしか入らないのですか?

出し方の決まりで、寡宿は生まれ年の方位のひとつ手前の宮に入るからです。寅卯辰なら丑、巳午未なら辰、申酉戌なら未、亥子丑なら戌なので、辰・戌・丑・未の4つの墓庫の宮にしか現れません。孤辰のほうは寅・申・巳・亥にしか入りません。

『紫微斗数全書』に寡宿星はありますか?

『全書』の配置の口訣には寡宿は収められていません。『全書』の中の「寡宿」という言葉は、巻一「女命骨髄賦」の「武曲之宿為寡宿」に出てくるもので、武曲星の自立したまっすぐな性格を表しています。

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