紫微斗数の格局・吉格
左右夾とは?
成立の条件
左輔星と右弼星が左右に分かれて、命宮・財帛宮・官禄宮・夫妻宮、または身宮のある宮をはさむこと。
星格で命盤を出すと、あなたの命盤にある格局が自動で表示されます。
左輔星(さほせい)と右弼星(うひつせい)は、六吉星のなかで「助けてくれる人」を受け持つペアです。左輔星は表立った安定したサポート、右弼星は陰で人間関係を取り持つ力です。左右夾(さゆうきょう)は、この2つの星がその宮の中ではなく、左右の両側に立って、真ん中の宮を守る形です。昔の人はこの並び方をとても重んじました。自分にあるか確かめるには、まず命盤を作ってください。
左右夾の成り立ち
左輔星は辰の宮を1月として、生まれ月まで順方向に数えます。右弼星は戌の宮を1月として、生まれ月まで逆方向に数えます。2つの星は左右対称に反対方向へ進むので、2つにはさまれる宮はとても限られていて、丑の宮と未の宮だけです。
逆算すると、左右夾を持つのは旧暦の4つの月に生まれた人だけです。
- 3月・5月生まれ:未の宮をはさみます。
- 9月・11月生まれ:丑の宮をはさみます。
星格の判定では、重要な宮だけを見ます。命宮・財帛宮・官禄宮・夫妻宮、そして身宮のある宮です。ほかの宮がはさまれていても影響は軽めなので、とくに印はつけません。この数え方で、左右夾がある人はだいたい命盤7枚に1枚、命宮がはさまれている人はだいたい36枚に1枚です。
古書の言葉
『紫微斗数全書』巻三にはこうあります。
左右、命を夾むは貴格と為す。命を丑の宮に安んじ、左輔、子の宮に在り、右弼、寅の宮に在るが如し。
注釈の最後には「若し貴ならざれば則ち大いに富む」ともあります。古書が語っているのは命宮をはさむ場合で、星格は同じ読み方を財帛宮・官禄宮・夫妻宮・身宮にも広げています。
原文の注釈には生まれ月も挙げられていますが、今広く使われている星の配置法で計算した月とは合いません。ここでは星格が採用している配置法に従い、上に挙げた3月・5月・9月・11月を基準にしています。
巻一の「太微賦」にも「輔弼、帝を夾むは上品と為す」という句があります。左輔星と右弼星が紫微星をはさむ形のことで、君臣慶会と合わせて読むことができます。
今の読み方
はさまれた宮は、両側からだれかに支えられているようなものです。
- 何かあったとき、受け止めてくれる人がいる。 同じ人とは限りませんが、どの時期にも、そばに手を貸してくれる人がいます。
- 表と陰、両方の助けがある。 左輔星の側は表立った支持、右弼星の側は陰での橋渡しです。
- 1人で頑張るより、組むほうが向いている。 この宮のことは、自分で抱えこむよりだれかと一緒にやるほうがうまく進みます。
星格ではこう読みます。左輔星と右弼星が左右からこの宮をはさんでいる。この分野のことでは、いつもそばで支えてくれる人がいる。
命宮なら、あなた自身がよく引き立てを受ける人です。財帛宮なら、お金のことで手配してくれる人がいます。官禄宮なら、仕事で良い同僚や相棒に恵まれます。夫妻宮なら、恋愛や結婚を家族や友人が支えてくれます。
左右夾と左右同宮の違い
左右同宮は2つの星が同じ宮に入る形で、力がその宮に直接集まります。左右夾は2つの星が外側から守る形で、力は両隣から来ます。昔の人はどちらも良い組み合わせと見ていました。違いをたとえるなら、同宮は助け手が家に住みこんでくれる形、夾宮はご近所がみんな気にかけてくれる形です。
左右同宮も丑と未の宮にしか出ません(4月・10月生まれ)。3月・5月・9月・11月生まれの人には左右夾の、4月・10月生まれの人には左右同宮の可能性があり、ちょうどすみ分けています。
割り引かれるとき
- 真ん中の宮に化忌や煞星がある。 外から助けてくれる人はいても、内側に自分で引っかかっていることがあり、助けを生かしきれません。
- 両隣の宮にも煞星がある。 ご近所が助けに来てくれても、そのご近所も面倒ごとを抱えている形です。
夾宮の回では、いろいろなはさみ方を並べて比べています。昌曲夾、魁鉞夾と続けて読むのもおすすめです。
よくある質問
左右夾命とはどういう意味ですか?
左輔星と右弼星が左右に分かれ、命宮の両隣の宮に入る配置です。『紫微斗数全書』には「左右、命を夾むは貴格と為す」とあり、そばにいつも支えてくれる人がいる、という意味です。今の読み方では、この分野のことは自分で抱えこむより、だれかと組んだほうがうまく進みます。
左右夾を持つのはどんな人ですか?
左右夾がはさむのは丑の宮か未の宮だけで、旧暦の3月・5月(未をはさむ)と9月・11月(丑をはさむ)に生まれた人だけが持ちます。そのうえで、はさまれた宮が命宮・財帛宮・官禄宮・夫妻宮・身宮のどれかを見ます。
左右夾と左右同宮はどちらが良いのですか?
どちらも良い組み合わせです。左右同宮は2つの星が同じ宮に入り、力が集まります。左右夾は2つの星が両側から守り、力は周りから来ます。古書はどちらにも好意的な評価をしていて、結局はその宮そのものの星と四化を見ることが大切です。
ほかの格局
格局はプラスアルファで、結論ではありません。同じ格局でも、あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、いまどの大限にいるかで変わってきます。
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