紫微斗数の格局・吉格
左右同宮とは?
成立の条件
左輔星と右弼星が同じ宮にあること。十二宮のどの宮でも数えます(丑か未にだけ出ます)。
星格で命盤を出すと、あなたの命盤にある格局が自動で表示されます。
左輔星(さほせい)と右弼星(うひつせい)は、六吉星のなかで「助けてくれる人」を受け持つペアです。左輔星は表立った安定したサポートで、同世代からの助け。右弼星は陰で人間関係を取り持つ力で、ここぞというときにだれかが手を出してくれる。2つが同じ宮に入る配置を左右同宮(さゆうどうきゅう)と言い、その宮のことには、表でも陰でも助けてくれる人がいます。自分にあるか確かめるには、まず命盤を作ってください。
左右同宮の成立条件
- 左輔星と右弼星が同じ宮にある。
- 十二宮のどの宮でも数えます。
左輔星と右弼星の位置は、どちらも生まれ月で決まります。左輔星は辰の宮から順方向に、右弼星は戌の宮から逆方向に数えます。2つは反対方向に進むので、1年のうち重なるのは2回だけです。
- 旧暦の4月生まれ:左輔星と右弼星がそろって未の宮に入ります。
- 旧暦の10月生まれ:左輔星と右弼星がそろって丑の宮に入ります。
ですから、どこかの宮に左右同宮がある人はだいたい命盤6枚に1枚、それが命宮にある人はだいたい70枚に1枚です。
古書の言葉と、今の読み方
『紫微斗数全書』巻三にはこうあります。
左右同宮すれば、羅衣紫を披る。
「羅衣紫」は昔の高官が着た紫の衣のことで、地位が高く名が知られる、という意味です。巻一は太陽星を語るところでもこう言っています。
若し左右と同宮すれば、則ち貴を以て論ず。
古書のなかで、左輔星と右弼星の地位はとても高いものです。巻一は紫微星(しびせい)の朝廷を描いて「左輔・右弼を以て相と為す」と言い、左右の2つの星は帝王の星のそばに仕える宰相だとしています。君臣慶会のいちばん厳しい定義が、紫微星と左輔星・右弼星がそろって命宮に入ることを求めるのも、このためです。丑と未の紫微星は必ず破軍星と同宮するので、紫微星と破軍星が丑か未で命宮に入り、しかも4月か10月生まれで、左右同宮が命宮にある人こそ、古書の言う「紫微、左右と同じく命を守る」命盤になります。
星格の左右同宮は宮を限りません。左輔星と右弼星がどの宮に入ったかで、その宮のことを読みます。
今の暮らしに置き換えると、左右同宮の人によく見られるのはこんな姿です。
- 1人で抱えこまなくていい。 その宮のことは、いつもだれかが一緒に背負ってくれます。
- 表の助けも陰の助けもある。 左輔星は表立ったサポートで、同僚や協力相手のようなもの。右弼星は陰での手助けで、友人の紹介や、だれかが段取りを整えてくれるようなものです。
- 人のつながりが厚い。 人と組むのがうまく、一緒に動ける相手も見つけやすいタイプです。
宮ごとの読み方
- 命宮:人に好かれ、サポートを受けやすい。チームを率いる役や調整役に向いています。
- 官禄宮:仕事で良い同僚、良い助け手に恵まれます。チームワークが強みです。
- 財帛宮:お金を稼ぐときに、よくだれかが引っぱってくれたり紹介してくれたりします。共同経営や人脈が収入につながります。
- 夫妻宮:パートナーが頼れる助け手になります。一方で、恋愛や結婚のまわりに人が多くなりやすいと読む人もいて、線引きをはっきりさせることが必要です。
- 兄弟宮・奴僕宮(交友宮とも):友人が多く、同世代どうしで支え合います。
- 遷移宮:外に出ると面倒を見てくれる人がいて、よその土地でも助け手が見つかりやすい。
左右同宮がつまずきやすいところ
1つ目は、頼りすぎること。 助け手が多いので、仕事を手放せばだれかが片づけてくれる。そのうちに、自分で把握している部分が少なくなっていきます。
2つ目は、人づきあいの負担。 右弼星は人情の星です。人に助けられることが多いぶん、借りも多くなります。お返しを忘れないようにしましょう。
3つ目は、意見が多いこと。 助けてくれる人が多いと、意見も多く集まります。最後は自分で決めることが大切です。
力が増すとき、割り引かれるとき
- 増すとき: 紫微星や天府星のように助け手を必要とする主星と同宮している、または戊の年生まれで右弼星が化科になっている。助け手と一緒に評判もついてきます。三方にさらに天魁星・天鉞星、文昌星・文曲星があれば、助けがいっそうそろいます。
- 割り引かれるとき: 同宮に擎羊星・陀羅星・地空星・地劫星、または化忌がある。助け手はいても、一緒に進める過程で摩擦が増えます。
左輔星と右弼星が同じ宮ではなく、左右から1つの宮をはさむ形は、左右夾という別の格局です。古書には「左右、命を夾むは貴格と為す」とあります。
自分に左右同宮があるかの見方
- 自分が旧暦の4月か10月に生まれたかを見ます。
- 命盤を作って、左輔星と右弼星がそろっている宮を見つけます(4月なら未、10月なら丑)。
- その宮があなたのどの宮かを見れば、そこがいちばん助けを得やすい分野です。
よくある質問
左右同宮とはどういう意味ですか?
左輔星と右弼星が同じ宮に入る配置を左右同宮と言います。左輔星は表立ったサポート、右弼星は陰での人情の助けで、2つがそろうと、その宮のことには表でも陰でも助けてくれる人がいます。『紫微斗数全書』巻三には「左右同宮すれば、羅衣紫を披る」とあります。
左右同宮を持つのはどんな人ですか?
左輔星と右弼星の位置は生まれ月で決まり、同宮するのは旧暦の4月(未の宮)と10月(丑の宮)に生まれた人だけです。どの宮に入るかは命盤によって違い、十二宮のどこでもありえます。
左右同宮が夫妻宮にあるのは良いことですか?
夫妻宮の左輔星・右弼星は、パートナーが頼れる助け手になり、2人の協力がうまく進む配置とよく読まれます。一方で、左輔星と右弼星は「人が多い」星なので、恋愛や結婚のまわりに人が多くなりやすく、線引きをはっきりさせたほうがいい、と注意をうながす占い師もいます。
左右同宮と君臣慶会はどう関係していますか?
君臣慶会のいちばん厳しい定義は、紫微星と左輔星・右弼星がそろって命宮に入ることです。左輔星と右弼星が同宮するのは丑と未だけで、丑と未の紫微星は必ず破軍星と同宮します。ですから古書の厳しい定義を満たす君臣慶会は、紫微星と破軍星が丑か未で命宮に入り、その命宮がちょうど左右同宮になっている命盤です。
ほかの格局
格局はプラスアルファで、結論ではありません。同じ格局でも、あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、いまどの大限にいるかで変わってきます。
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