雄宿朝元とは?
目次
成立の条件
廉貞星が単独で命宮に座り、命宮が寅か申にあって、同じ宮に陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星がないこと。
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星格で命盤を出すと、あなたの命盤にある格局が自動で表示されます。
命盤を出して、雄宿朝元があるか見てみましょう
雄宿朝元(ゆうしゅくちょうげん)の「雄宿」は廉貞星(れんていせい)のことです。廉貞星の化気は囚で、筋を通す力と上を目指す気持ちがあり、感情も強い星です。寅と申の宮では廟になり、いちばん安定して明るい位置にあります。廉貞星がここに座り、まわりに邪魔をする煞星がなければ、古書は「富貴声揚がり、遠名を播く」と言います。雄宿朝元を持つ人は、だいたい命盤113枚に1枚です。自分にあるか確かめるには、まず命盤を作ってください。
雄宿朝元の成立条件
星格の判定は、廉貞星が単独で命宮に座り、命宮が寅か申にあって、同じ宮に煞星がないことです。
ここでいう煞星は、陀羅星(だらせい)・火星(かせい)・鈴星(れいせい)・地空星(ちくうせい)・地劫星(ちごうせい)に、擎羊星(けいようせい)を加えた6つです。ただし、擎羊星は寅と申の宮には入りません。擎羊星はいつも禄存星(ろくぞんせい)の次の宮にあり、禄存星が入るのは寅・卯・巳・午・申・酉・亥・子だけなので、その次の宮が寅や申になることはないからです。実際に格を崩しうるのは5つです。
- 陀羅星:乙の年生まれは寅、辛の年生まれは申に入ります。
- 火星・鈴星:生まれ年の十二支と生まれた時刻で決まります。
- 地空星・地劫星:生まれた時刻で決まります。
寅と申の廉貞星は必ず単独で座り、対宮(たいきゅう)は貪狼星(どんろうせい)です。命宮の三方も決まっています。命宮が寅なら、財帛宮は戌で紫微星(しびせい)と天相星(てんそうせい)、官禄宮は午で武曲星(ぶきょくせい)と天府星(てんぷせい)。命宮が申なら、財帛宮は辰、官禄宮は子で、座る星の組み合わせは同じです。つまり雄宿朝元の人は、三方で必ず紫微星・天府星・武曲星・天相星に会います。命盤全体が紫府廉武相(しふれんぶしょう)の系統です。また、命宮に天府星も天相星もなく、三方で必ずこの2つに会うので、命盤には府相朝垣も同時に表示されます。
星格の数え方では、廉貞星が寅か申で単独で命宮に座る盤はだいたい68枚に1枚です。そのうち4割ほどは同じ宮に煞星があり、残りが雄宿朝元で、全体の0.9%ほどになります。
古書の言葉と、星格との違い
『紫微斗数全書』巻三の「諸星同垣」で、廉貞星を論じる最初の句です(その前の行は廉貞星の輝度の表です)。
廉貞申未宮にて殺無ければ、富貴声揚がり、遠名を播く。〔雄宿朝元格、殺を加うれば平常。〕
廉貞星が申か未の宮にあって煞星がなければ、富貴で、名声が遠くまで広まる。注はこれを雄宿朝元格と呼び、煞星が加われば平凡だとしています。
星格の判定とは2つの点で違います。
- 古書は申・未、星格は寅・申です。 申の廉貞星は廟で、単独で座ります。未では利益で、必ず七殺星(しちさつせい)と同宮し、別の組み合わせになります。後の時代に雄宿朝元と言えば、たいてい廉貞星が寅・申で廟になり単独で座る形を指します。星格もこの広く通用している説を採り、未の宮の廉貞星・七殺星は数えません。原文の「未」は書き写しのずれかもしれません。廉貞星・七殺星には、巻一の「斗数骨髄賦」に「廉貞七殺は反って積富の人と為り」という別の句があり、そちらで読みます。
- 煞星の範囲。 原文は「殺無ければ」としか言っていません。星格は同じ宮の擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・地空星・地劫星をすべて数え、見るのは命宮だけで、三方は見ません。
相性のよい生まれ年
- 甲の年生まれ:廉貞星が化禄(かろく)になり、禄存星は寅に入ります。命宮が寅なら禄存星は命宮の中、申なら対宮から照らします。化禄と禄存星がそろうので、この格局にいちばんよい十干とよく言われます。
- 庚の年生まれ:禄存星が申に入ります。命宮が申なら、禄存星と同宮します。
- 丙の年生まれ:廉貞星が化忌(かき)になります。化忌は煞星ではないので、星格はこれも雄宿朝元と数えます。ただ、原則と感情の引っぱり合いがはっきりしやすくなります。くわしくは下で説明します。
今の読み方
寅・申で廟になる廉貞星は、この星のいちばんよい面を大きくします。
- 筋を通す。 自分に基準を課し、言ったことはやり遂げます。
- 上を目指す。 上に行きたい気持ちがあり、そのために自分を律することができます。
- 人づきあいがうまい。 廉貞星は官禄の主で、「次桃花」でもあります。人との関わり方を知っていて、場の空気もつかめます。
三方で紫微星・天府星・武曲星・天相星に会うのは、まわりに仕組みと資源、いっしょに働ける人がいるということです。対宮の貪狼星は、外からのチャンスやつきあいを運んできます。古書は「遠名を播く」と言いますが、今の暮らしに置き換えると、名声は声高に言うものではなく、一つひとつの仕事でできていくものです。
星格ではこう読みます。筋を通しつつ上を目指す人で、名声は一つひとつの仕事で積み上がります。決まりを先に示しておけば、まわりもついてこられますし、ついていきたいと思ってくれます。
向いている舞台は、管理職、広報、法務、プロジェクトの取りまとめ、営業の責任者など、「決まりを立て、人をそのとおりに導く」役割です。
つまずきやすいところ
廉貞星のもう一つの面は、感情の強さと要求の高さです。雄宿朝元の人がつまずきやすいのは、次の2つです。
- 自分の基準を、みんなの基準だと思ってしまう。 自分には当たり前の決まりでも、相手は知らないかもしれません。あとで不満をためるより、先に言葉にしておくほうがうまくいきます。
- 上を目指す気持ちと面子が結びつく。 勝ちたいときほど無理をしがちです。目標を小さく分け、一つずつ結果を出していくほうが、評判はずっと安定します。
弱まるとき
- 同じ宮に煞星がある。 古書の「殺を加うれば平常」がこれで、星格の判定も成り立たなくなります。陀羅星は物事を長引かせ、火星・鈴星は気を短くし、地空星・地劫星は計画を空回りさせます。廉貞星の長所は残りますが、流れはなめらかではなくなります。
- 三方や対宮に煞星がある。 星格はこれで格局を取り消しませんが、その宮のことには波が出やすくなります。たとえば官禄宮に煞星があれば、仕事に手間がかかりやすくなります。
- 廉貞星が化忌になる(丙の年生まれ)。 原則と感情が、仕事のことでも人のことでも、もつれやすくなります。あとで正しさを争うより、先にルールをはっきりさせておくほうがうまくいきます。
廉貞星と貪狼星の関係は廉貞星と貪狼星の回で、煞星は六煞星の回で扱っています。同じ廉貞星の格局として、刑囚夾印もあわせて読んでみてください。
よくある質問
雄宿朝元とはどういう意味ですか?
雄宿は「雄々しい星」である廉貞星のこと、朝元はいちばんよい位置に座ることとふつう解されます。廉貞星が寅か申で廟になって単独で命宮に座り、同じ宮に煞星がない配置が雄宿朝元です。古書の評は「富貴声揚がり、遠名を播く」。今の読み方では、筋を通して上を目指し、仕事を通じて評判を積み上げる人です。
雄宿朝元は良い格局ですか?どのくらいの人が持っていますか?
古書がはっきり良い格局としているものです。『全書』巻三は、富貴で名声が遠くまで広まり、煞星が加わったときだけ平凡になると言っています。星格の数え方では、だいたい命盤113枚に1枚、0.9%ほどです。
古書は申・未なのに、星格が寅・申なのはなぜですか?
原文は「廉貞申未宮」ですが、未の廉貞星は必ず七殺星と同宮し、輝度も利益にとどまります。申で廟になり単独で座る形とは別の組み合わせです。後の時代に雄宿朝元と言えばたいてい寅・申を指すので、星格もこの通説を採り、未の廉貞星・七殺星は雄宿朝元に数えません。
命宮に煞星があると、雄宿朝元のよさはまったくなくなりますか?
古書の「殺を加うれば平常」は、格局としての上乗せがなくなるという意味で、悪いものに変わるわけではありません。廟の廉貞星の筋の通し方や力はそのまま残り、途中で遅れや回り道が増えるだけです。決まりをはっきりさせ、落ち着いたペースで進めば、十分に結果を出せます。
ほかの格局
格局はプラスアルファで、結論ではありません。同じ格局でも、あなた自身の命盤では、星の明るさ、三方四正、いまどの大限にいるかで変わってきます。
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